2005年02月25日
民法への苦手意識
行政書士の試験は科目が幅広いので、ひとつひとつ深く踏み込んで学習するのは難しい。余裕をもって学習計画をたてられたらいいのだけれど、私は何をするにも概して計画性がなく、直前になって物事を決めるのでいつもあわてて詰め込むことになる。
行政書士試験の受験を決めたのは2003年の6月中旬、本番まで4ヶ月ぐらいしかなかった。英語教室を運営しながらだったので予備校に通う時間がなく、通信講座にするか独学にするかかなり迷った。そこで知ったのが、PCの画面上で学習を進められるという便利そうなソフトの存在。価格は約15万円と決して安くはない。でも、合格保証付きで、不合格なら教材費を返してくれるという謳い文句にはひかれた。サブノートを作る手間がはぶけるかも、という安易な考えから、私が購入したのはこの教材だった。
結果的に、私はその年の試験でぎりぎり合格したのだが、この受験勉強の方法は失敗だったと今でも悔やんでいる。このソフト自体の良し悪しはわからないが、少なくとも私には合っていなかった。しょっぱなの民法でつまずいて、条文の意味が把握できないのに機械的に暗記せねばならなかったのだ。ソフトの中に、理解できなかった箇所に印をつけたり、質問を送ったりするシステムが組み込まれていなかったので、わからないところはわからないままほうっておくしかなかった。
試験が終わってから知ったのだが、民法にはわかりやすく解説された本も出ているし、メールマガジンの受験講座だってある。料金の安い通信講座でも、受講者の質問に丁寧に答えてくれるところもあるみたいだ。今だったら、きっとこういうものを利用しているだろう。
かくして民法に苦手意識をもったまま試験勉強を終わってしまった私は、開業を控えて曲がりなりにも「法曹界の一員」となることを恐れている。民法の苦手な行政書士、なんてありえないよな〜。今からでも解説書を購入せねば・・・。
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この記事へのコメント
現在、行政書士の登録申請中ですが、記事にあるソフトで他資格の勉強中です。確かに好みが分かれるソフトだとは思いますが、私はゲーム感覚で取り組んでいます。
わからないことをそのままにしておくと気持ちが悪いという人よりは、わからないことをいったんそのまま(ブラックボックス化)にして、とりあえず前に進んでいける人向けのソフトなのかもしれませんね。
ちなみに学生時代、イングリッシュジャーナルというカセットテープ付きの月刊誌をまったく聞き取れないにもかかわらず、スクリプトを見ずに聞き続け、3ヵ月後にある程度聞き取れるようになりました。
民法は、いわゆる内田民法 (東京大学出版 内田貴 著)がお勧めですが、日行連http://www.gyosei.or.jp/で行っているe-ラーニングもよさそうですね。
カンタンなことはわかりますが少しでも突っ込んだ内容になると
もうあやふやでオロオロします。
私の仕事場で気がついたのですが法律を扱う仕事をしている人でも
自分の専門分野の法律を全て覚えているのではないので
お客様から質問があったら本棚の本で調べてから答えています。
当初は「法律が専門だから即答するのかな?」と思っていましたが
カンタンなこと意外は調べてから答えていました。
それにそのほうが確実ですし。
調べれば答えられるくらいになっていれば
お仕事はできるようです。
ですから、開業後も大丈夫ですよ。
自信を持って先生として活躍してくださいね。
ゴルゴなおきちさん、民法が苦手なのは私だけじゃないんでしょうか?やはり、専門家でもわからないことは調べてから答える、というスタンスでいいんですよね。ちょっと気持ちが軽くなりました。ありがとうございます。
>なるほど、ゲーム感覚で進められるものなら楽しいかもしれません。
目標が、試験合格から受講料奪回に摩り替わってしまっています(苦笑)。
話は変わりますが、英語教室もされているのですね。学生時代、英検対策
として茅ヶ崎出版のテキストとカセットテープで勉強していたことを思い
出しました。当時は教室が数校しかなかったと思うのですが、最近は、協力
校が増えているようですね。機会があったら通ってみたいと思っています。
茅ヶ崎方式をご存じとはうれしいです。本部のHPをご覧になれば、全国の教室の一覧表が出るのでご参考になると思います。大阪ならぜひ当教室にお誘いする(笑)ところですが、お近くでよい場所があればいいですね。