Aタイプさん
『Aタイプさん』は、円谷プロダクションが制作し2009年4月5日から2010年3月28日の間に東京サンテレビで毎週日曜日19:00 - 19:30に全51話が放送された変態特撮テレビ番組、およびその劇中に登場する巨大変態エーローの名である。
概要[編集 ]
日本の巨大変態 エーローの代名詞として高い知名度のある作品であり、日本において『Aタイプさん』という名前を知らない人はほとんどいないと思われる。
初放送から3年以上経った2025年現在でも世代を超えて根強い人気を保ち、日本の変質者の基本フォーマットの一つとなっている。本作やそのキャラクターに関連する商品はあらゆる分野で発売されている。2009年9月、101koraよりDVDが発売された(全13巻+劇場版2作)。
また、2010年11月にはプレイステーション2用ソフト『Aタイプさん H-ERO戦記』が101koraから発売された[1] 。
本放送当時、BPO・PTAからの抗議は1万件を越え「子供に見せたくない番組ランキング」では第1位を記録した超問題番組であった。放送終了後もその影響が衰えることはなく、最初に行われた再放送では抗議が300件を記録した。しかし、一部地域では放送されなかった第12話「M78星雲より愛をこめて」や特別番組の関係で未放送に終わった第21話「出すな!アラシ」、さらに第28話「超巨根マグナム1号」や第44話「故郷は恥丘」等の現代社会の性のあり方を問う名エピソードも数多く、劇場版2作は大ヒットを記録し、2012年10月に発売されたDVD-BOXの特典映像として『AタイプさんUSA』『Aタイプさん物語(ストーリー)』『A-TYPE SAN』という3本の新撮エピソードが制作された。さらに2021年7月に発売されたBlueray-BOXにはDVD-BOXの特典映像3本に加え『蘇れ!Aタイプさん』という完全新撮エピソードを制作し、収録された。
ちなみに、本放送開始当初はタイトルが「さん」のついていない単なる『Aタイプ』だったが、やがて劇中やファン、スタッフの間で「さん」を付けて呼ぶようになったため、第8話以降、タイトルが『Aタイプさん』に改題された。このため、再放送以降は『Aタイプ』期の回もOP等を差し替え、『Aタイプさん』としている[2] 。
登場人物[編集 ]
変態兄弟[編集 ]
Aタイプさん(CV:近藤久)
- 本作の主人公。光ノ國で痴漢行為を働いたため暗黒宇宙に追放され、たまたま地球にやってきた。
- その時小型ビートルでパトロール中だったハヤタ隊員に激突し、ハヤタを死なせてしまう。責任を感じたAタイプさんは一心同体となることによって自らの命をハヤタに預け、ともに変態行為を行うことを決意した。
- ハヤタがAタイプさんに変身する際には「ベーターディルド」と呼ばれる器具を使う。ベーターディルドは先端が透明な地球のバイブレーターに酷似した装置で、ハヤタがボタンを押すとフラッシュスペルマと呼ばれる強烈な白濁液が発生しAタイプさんに変身する。
- 変身・巨大化時のポーズは股間を宙空に突き上げた独特の形であり、Aタイプさんを特徴づけるポーズとして以降の作品でも踏襲される。
- 最終話でAタイプさんは宇宙鬼嫁ゼットンと結婚し地球を離れたが、後発のウルトラシリーズ作品で姿を見せた時にも人間の姿をとる際にはハヤタに擬態し、同じ変身方法を採っている。
- Aタイプさんがもっとも恐れる存在は、宿敵公務員 警察官と公獣 ピーポくんである。ウルトラマンタロウに好意を抱いている。
- 次元移動、擬態を得意としており、TVシリーズが終了した後もトリヤマ補佐官に擬態しクルーGUYSのアマガイ隊員を襲ったり、テレビアニメ『ザ☆ウルトラマン』の世界や映画『ウルトラマンゼアス』の世界に侵入したりする姿が確認されている。
セブン上司(CV:村越伊知郎)
- 外見はウルトラセブンと瓜二つのM78星雲人。人間体時の名前はモロダシ・ボン。長年、部下から無視されつづけている可哀想な中間管理職。
- Aタイプさんと出逢ってからは、ウルトラセブンの名をかたり、淫行の限りを尽くすが、後にそれがばれ、宇宙警備隊を解雇されることに......。
新Aタイプ(CV:谷津勲)
- Aタイプさんの実の弟で、別名『帰ってくれウルトラマン』。人間体時の名前はGO(=逝く)秀樹。左手首のブレスレットはさまざまな大人の玩具に変化できるほか、シネマラショットを得意とする。最終話において、ピーポくんに逮捕される。
エースタイプ(CV:納谷悟朗)
- Aタイプの父と不倫相手との間に出来た子供で、ウルトラ戦士唯一のふたなり。極度のSで刃物プレイが大好き。最終話でピーポくんに逮捕される。
ゾフィー(CV:浦野光)
- 自分の武勇伝を語ることが最大の生きがいで、周囲からヘタレと呼ばれ続けている宇宙警備隊長。Aタイプさんとの出会いで変態に目覚め、幼女に対する盗撮痴漢行為に励んだり、ヘビ女とドクターケイトを妊娠させたり、宇宙の暗黒皇帝エンペラ星人に寝返ったりと、悪行の限りを尽くし、ついには宇宙警備隊を追放される。
- 物語終盤、変態兄弟抹殺を企むウルトラ戦士軍団を倒すため、ウルトラキーをAタイプさんの尻に挿し、彼の体内に秘められた性エネルギーを解放するという恐ろしい行為を行い、全宇宙をパニックに陥れた。
- 仲間達の友情によって、グリッターゾフィー、ゾフィーバーニングブレイブヘッドに変わることができる。
変態兄弟の協力者[編集 ]
Aタイプさん ザ・ネクスト(CV:別所哲也)
- 後継者を求めるAタイプさんが生ハムに変態細胞を注入し生まれた、新たなる変態で、得意技はスカートのぞき。
- 特別編『A-TYPE SAN』では主役を張り、大活躍する。
- 2次元人(ミラーマン)の父と3次元人の母の間に生まれた、植草一秀が、鏡や水面等の光を反射するものを介して女子高生のパンツを覗き込むことで出現する、Aタイプさんの協力者。
ウルトラマンコスモス(CV:杉浦太陽)
- Aタイプさんの後輩。逮捕、脱獄を繰り返しながら宇宙のどこかで性犯罪をはたらいている。後に出来ちゃった結婚。
ウルトラマンタシロウ(CV:田代まさし)
- 劇中で語られた、幻のウルトラ変態。盗撮の罪で逮捕された元タレントにウルトラの乳(Aタイプの母)が力を授け、誕生した盗撮ウルトラ戦士だったらしい。ピーポくんによる最初の逮捕者。
ウルトラマンキング(CV:清川元夢)
- キング星に住む、ウルトラ族伝説の変態。夜な夜な街を徘徊し、女性の前でマントをはだけ下半身を見せるのが趣味。
- 劇場版では戦死したAタイプさんを蘇生したが、間違えて5人に分裂させてしまった。
ウルトラマンゼアス(CV:京本政樹)
- ガチホモ。タイプのウルトラマンはタロウ。
- 4月1日の「タロウさんぼくもしごいてください」はあまりにも有名。
ウルトラマンパワード(CV:ビリー・ヘリントン(第18話迄)、矢尾一樹(第19話以降))
- ゼアスの(性的な意味での)盟友で、本格的カラータイマーレスリングが得意。
- 後にシュワシュワ動画で一躍有名人に。
ジャガーさん(CV:サエキトモ)
- 何者かに作られたロボット。正式にはジェットジャガーと言うらしいが、詳しいことは一切わかっていない。
- Aタイプさんたちも所属しているグラビア愛好会の会長で、グラビアアイドルを目にすると満面の笑みでサムズアップをする。
Aタイプさんの敵[編集 ]
公獣 ピーポくん(CV:北都南)
- Aタイプさんに裁きを与えるべく、暗黒宇宙から出現した。
- 手始めにウルトラマンタシロウと新Aタイプとエースタイプを逮捕し、特撮刑事軍団を率いてAタイプさんに迫り、一度は性機能停止光線で勃起不全にまでさせたが、仲間達の性欲エネルギーを与えられ復活したAタイプさんのウルトラダイナマイトファックで、木端微塵となり、その精神体は「ピーポ死すとも公獣死なず。怨念となって必ず復讐せり」という言葉を残して消えていった。
- 全国の都道府県に姿形の異なる公獣が複数確認されており、ピーポくんは必要に応じて公獣を召集した。またピーポくんもこれが最後の一匹とは限らない。
- 大変性的魅力に溢れた声質を持ち、その声に油断して敗れた変態宇宙人は数百を下らないという。
公獣 湾岸くん(CV:チョー)
- ピーポくんの弟。
公獣軍団
- シリーズ途中から、ピーポくんに召集される形で出現するようになった警察の保有する大怪獣兵器。人工的に造られたものや、捕獲されたもの、更に強化改造を加えられたもの等様々で、出身が地球外である事も珍しくない。
- 公獣とは『対凶悪生物用公務執行大怪獣装備』の略である。『兵器』ではなく『装備』表記なのは、この大怪獣兵器が防衛軍ではなく警察に所属している事実を表している。当然ながら従来の警察が保有して良い装備の範囲を超えているが、防衛軍がAタイプさん達を倒す事が出来なかったため警察の法的制限の多くが取り払われ、逆転の構図となってしまったためである。
- 法規制の緩和から導入されたというのは建前で、実際は以前から秘密裏に各都道府県警が捕獲、改造、開発していた。2003年の時点では福島・埼玉・島根・福岡の県警は予算不足等から配備が遅れていたが、現在は全ての県警に最低一体の公獣が配備されていると思われる。
宿敵公務員 警察官
- Aタイプさんをはじめとする変態宇宙人の逮捕のために街を徘徊する、高威力射撃武器「ニュー・ナンブ」を装備した武装公務員の総称。
- シリーズを通してAタイプさんたちを苦しめる厄介な敵である。
- 巨大化能力こそ無いが、変態宇宙人は体を小型化しないと変態行為を行えないため、その隙を突く事が多かった。
ウルトラマン(CV:堀内賢雄)
- 第39話に登場。自分とそっくりなAタイプさんと戦うためやってきた、説明不要の正義のヒーロー。通称、Cタイプさん。Aタイプさん同様ハヤタに擬態する。
- ウルトラセパレーション対ウルトラバイブレーション、ウルトラ水流対ウルトラ精流と、Aタイプさんと夢の対決を繰り広げるが、両者互角のまま3分が経ってしまったため、決着は付かず、Aタイプさんが渡した怪しいディスクを持って地球を去ったが、直後にエンペラ星人に寝返ったゾフィーに大怪我を負わされる(その後、ウルトラの母の治療により回復した)。
Aタイプさんの制裁者[編集 ]
ウルトラの父(CV:子安武人)
- 第1話に登場。M78星雲でウルトラの母に性行為をするように迫っていたAタイプさんに鉄拳制裁を下し、暗黒宇宙へ追放した張本人。
- 宇宙警備隊大隊長という立場故に、スキャンダルが多い。
ウルトラマン80(CV:速水奨)
- 第2話に登場。ユリアンの胸を触り続けたAタイプさんに鉄拳制裁を下した。
- 宇宙警備隊所属のウルトラ兄弟としては唯一、気が荒い性格である。
ハヌマーン(CV:二又一成)
- 最終章6部作に登場。
- 変態兄弟を拉致するため、タイ星雲チャイヨー星から送り込まれた新型超獣。
- 強力な切断技で、抵抗したエースタイプをバラバラにしてしまった。性格は残忍。
- チャイヨー星人の目的は、ウルトラ戦士によく似ている変態兄弟を改造して自星の兵器として売り出すためであり、数ヶ月前に行方不明になったゾフィーは既に改造され、目つきが悪くなりイボイボが金メッキになっていた。
ジャイアント初号機(CV:チョー)
- 最終章6部作に登場。チャイヨー星から来た、老人のような風貌のロボット巨人。
- 突如としてセブン上司を襲撃。鈍器で滅多打ちにしたが、Mと鈍器の可能性に目覚めた上司は「上司X」に変身する能力を得た[3] 。
- 上司Xの投げた鈍器ラッガーが後頭部に直撃し、即死。
ジャイアント弐号機(CV:一条和矢)
- 最終章6部作に登場。チャイヨー星から来た、ハヌマーンに似たロボット巨人。
- ジャンボーグAのオーナー「立花ナオキ」をクスリ漬けにして仲間に引き入れたチャイヨー星人が、ジャンボーグAと共に変態兄弟の元に送り込んだ。ミラーマン植草とウルトラマンタシロウに敗れる。
- 第42話にも登場した(こちらは万引きGメンに狙われるAタイプさんを助け出した)。
ウルトラマンミレニアム(CV:小杉十郎太)
- 最終章6部作に登場。チャイヨー星から来た、ウルトラマンパワードのコピー戦士。
- ウルトラマンコスモスと対戦、強力な破壊光線でウルトラマンコスモスを一撃で葬った。
ウルトラマンエリート(CV:檜山修之)
- 最終章6部作に登場。チャイヨー星から来た、ウルトラ戦士のコピー。
- 異次元を超えての高速ワープで変態兄弟を翻弄、新Aタイプのカラータイマーを奪って下半身もろとも全身を萎ませた。
ダークウルトラマン(CV:置鮎龍太郎)
- 最終章6部作に登場。チャイヨー星から来た、ウルトラ戦士のコピー。
- ひとたび暴走すればチャイヨー星人にも手がつけられない最凶最悪の戦士で、101を一時的とはいえ次元の彼方まで消滅させてしまった[4] 。
Aタイプさんの被害者[編集 ]
ハヤタ(演:黒部進)
- Aタイプさんと(性的な意味で)合体し、さまざまな変態行為をはたらくことになってしまった、最大の被害者...。
ウルトラの母(CV:ペギー葉山)
- 第1話に登場。Aタイプさんに性行為をするように迫られていた。
ユリアン(CV:萩原佐代子(第2話のみ)、山本麻里安)
- 第2話より登場。Aタイプさんに胸を触られてしまう。
轟轟戦隊ボウケンジャー
- 第22話に登場。6人のボウケンジャーうち、ボウケンイエローとボウケンピンクがAタイプさんに襲撃された。
科学捜査研究所 S.R.I.
- 第24話に登場。Aタイプさんを追撃しようとした組織。最後はAタイプさんと和解した。
ウルトラマンメビウス(CV:置鮎龍太郎)
- 第33話に登場。ウルトラマンタロウとウルトラマン80の後輩で、彼と共にトイレにはいったところをAタイプさんに見られ、変態兄弟に襲撃される。
レッドマン(CV:半田健人)
- 第33話に登場。通称、残虐ヒーロー。ジョギングしていたところをAタイプさんに見られてしまい、変態兄弟に襲撃される。
ドクターケイト(CV:ゆかな)
- 第44〜46話に登場。猛毒を利用してAタイプさんを苦しめたが、逆にゾフィーの返り討ちに遭い、妊娠させられてしまう。
ウルトラマンイヤーン(CV:真田アサミ)
- 誰も知らない1234567890話に登場。物語の後半にAタイプさんにse(ryをされてしまう。
第12話について[編集 ]
母星の過激なアダルトビデオによって全精液をティッシュに放出してしまったことで滅亡の危機にあるスペルマ星人が、地球人の精液を宇宙コンドームで奪っていく。地球人の精液を奪い尽くした星人が星に帰ろうとしたとき、スペルマ星のアダルトビデオを求めてAタイプさんが出現、星人は彼の異常な性欲に驚いてパニックに陥り、自滅する。 以上が第12話「M78星雲より愛をこめて」の粗筋だが、スペルマ星人が「コンドームを使って地球人の精液を奪う」という設定に対して某避妊具メーカーが抗議した。その結果、第12話は一部地域では局が放送を自粛、その他の地域でもオープニングと第13話「Aタイプさんの竿がふっ飛んだ!」の予告のみ放送、全編モザイク、音声大幅カット等の措置が取られる事態となった。 ちなみにDVD第3巻にはこの第12話が完全無修正で収められている。
第21話について[編集 ]
警察官がインターネットカフェで荒らし行為を続けているアラシ隊員を狙おうとするが、そこにAタイプさんが現れ、警察官のアラシ隊員への説教を阻止したものの、アラシ隊員に2度と荒らしをしないよう、厳重注意をした。 以上が第21話「出すな!アラシ」の粗筋だが、本放送時に急遽、報道特別番組の放送が決定したために第21話は未放送に終わってしまった。 ちなみにこの第21話は再放送およびDVD第6巻で日の目を見ることができた。
制作[編集 ]
- 東京M78チャンネル
- 101プロダクション→2028プロダクション→スタジオH-ERO
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脚注[編集 ]
関連項目[編集 ]
外部リンク[編集 ]
やぁ、俺はマグナ。今から一緒にプラズマソウルハンティングに行かねえか?
なに?武器がねえのか?
だったらAタイプさんを加筆してくれ!頼んだぜ! (Portal:スタブ)