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購入してから、数年経過した私のデジカメ、昨年から種々の機能を引き出せるようになった。
コンパクトデジカメだが、意外に多くの機能がある。
最初はただデフォルトの設定で使っていたが、近接撮影(マクロ機能)を使うようになった。
次の段階では、ISO感度を変えて撮影することを覚えた。
×ばつ600倍まで意味のある写真を撮影できるようになった。方法は、接眼レンズをカメラで覗くコリメート撮影で、ピントがオートフォーカスなので、目で見てピントが合わせればそこそこの写真が撮れる。
アナログエンジニアは、最近では、超望遠撮影(35mmフィルム換算で〜f=3000mm)も同じ手法で撮影している。1一番先に撮影に使った望遠鏡はN社のEDレンズを使ったアポクロマート:口径60mmのフィールドスコープでの撮影。このスコープは口径に対応する理論分解能付近までの性能(100m先のM3ねじ頭が+、-、六角かを判別できる程度)があり、広角視野(70°位)のもので、普段、私はおもにアーチェリーの矢の着弾確認用(70-90m)に使っている。私の普段の用途からすると、必要・十二分の性能をもつ。ただし、値段も性能も高い。
2別のV社でのフィールドスコープでも、同じ対象物を撮影している。レンズ口径50mm、アクロマートの中級品。理論分解能までは出ていないが、十分な解像度を持つとともに、コンパクト・軽量なので、使いやすい。付属の布製のハンドホルダーを使うと、手持ちでも25倍の倍率が使える。
3小学生高学年向けのO社製の組み立て式50mm天体望遠鏡はかなり解像度が劣る。よく見ると、2枚合わせレンズ(曲率から、フラウンホファー型のアポクロマート)だが、合わせ面に干渉縞が見える。反射防止コーティングもない。
4家電量販店で衝動買いした3脚付きで数1000\の天体望遠鏡、アクロマート50mm、f=360mm、これは2より劣るがそこそこの解像度。アイピースがチャチなので、手持ちの良品のものを使用した。M社製。少しピント合わせ機構にガタがあるが、案内望遠鏡には使えるし、月のクレータなどを小学生に見せる分には使える感じ。
1〜4まで、ほぼ同じ口径の望遠鏡で価格が20倍以上違うものを比較をしたことになる。
コンパクトデジカメで写真にして、比較してみると違いが良く判る。
違いが判れば、上級品を使う意味がある、それが工学の一つのポリシーであろう。
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