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約30年前に建てた和風の木造住宅である。
各部屋の間仕切り壁にも断熱材を入れてある。部屋を個別に暖冷房できるようにしてある。
窓からの熱伝達は雨戸を閉めカーテンをかける前提で計算してみると,何とか許容範囲に入る。当時は2重ガラスサッシは非常に高価だったので私には手が出なかった。
当時,覚えたての熱伝達,熱伝導の本の式と理科年表の物性値を入れて冬場の板間の表面温度を計算した。風が吹いて外気温が板の下面と同じと仮定すると,暖房して室温が20°Cあっても床の表面温度が我慢できなくなる程度まで冷え込むことが予想できた。
建築途上のことである。2部屋は間に合わなかった。畳部屋は問題ない。
間に合った部屋には床断熱も入れた。
非常にラフな計算だったが,床断熱の効果は確かにあった。
間仕切り断熱と床断熱により,現在は10畳用の暖房器具で3部屋20畳以上の暖房が出来ている。もちろん天井断熱は1階と2階部分にも行っている。
子供達が独立して居住人数が減った今,各部屋の間仕切り断熱と床断熱をしておいて正解だったとアナログエンジニアは考えている。
この断熱計算,実は電子回路のパワートランジスタの計算手法の応用である。
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