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このような条件不足の問題は大学も含む学校では通常出題されない。
条件を補わなければ解けない問題は,解答者が妥当な条件を補って解答しなければならない。出題者の方も千差万別の解答過程をを詳細に見なければならない。
従って,条件不足の問題を多人数に出題するには,解答者の負担も添削者の負担も非常に大きい。
しかし,実務では,たとえば若手エンジニアが顧客先で打ち合わせるときに,解が一意的に決まる情報が得られるとは限らない。上司からの仕事の指示も常には必要十分な情報を含んでいるとは限らない。実務者としては設計に必要十分な指示が欲しいが,条件不足の課題か否かを見極め,不足情報を補うあるいは確認できる能力が必要である。
条件不足の問題/課題は実務では頻繁に生じる。このようなタイプの出題形式には今の若い方たちはあまりなれていない。
条件過剰の問題はもっと複雑で,対応が難しい。ある仮定の下に否定の証明すなわちより高度な論理を要求されるためである。
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