大学への進学率は非常に高くなっている。正確な数字ではないが団塊世代では学士は10%台であった。
現在の大学進学率は半数を超えるかも知れない。
その結果,種々の形式で大学入試が行われている。進学した学科での必須素養も入試に課さない大学も多い。
工学部で物理を必須入試科目としない大学は,高校レベルの理科から解きほぐして教育するしかないだろう。
文系なら,世界史必須科目にすべきであろう。
世界史,物理ともに高校生には重たい科目である。それだけの内容が凝縮されていて,他の受験科目より数倍の努力が必要であるだろう。
当然,学士の品質は低下する。その中で中途半端な修士,博士の研究志向の人間を育てても会社では採用しにくいであろう。
予想されることは,研究者のポスト不足&就職における雇用側の選別&日本の物つくり技術の低下であろう。
私学・独立行政法人となった旧国立大学なども,卒業後20年,30年を乗り切れる教育を施しているのだろうか。
受験生を集めるための施策がいま大学教員に重くのしかかかる。少子化の時代,総ての大学が生き残れるとは思えないアナログエンジニアである。
『人気Blogランキング』の「自然科学」部門に参加しています。今日も貴重な1票をよろしくお願いします。【押す】 (一日一票が有効です。)
この記事へのコメントは終了しました。
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
| 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
| 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
| 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
| 28 | 29 | 30 |