少子化は相対的に高齢者の増加となる。
親子とも加齢に伴う体力・気力の低下は当然,生じる。
深刻なのは,長距離介護である。
お金もかかるし,何よりも介護者が複数居ないとどうにもならない。
選択は2つ。自分が地元に帰るか,高齢の親を近くに呼び寄せるかだ。
地場産業が育っている地域ならまだ良い。そこで,子が再就職し親の面倒を見るチャンスがある。
兄弟が複数居るなら,2交代,3交代で親の介護をすることも何年かは可能であるがやっぱり厳しい。結局,子供達の複数いる都会近郊に呼び寄せた。一人っ子夫婦ではとてもできないだろう。
今,各企業の中で,人員の年齢構成がピラミッド型,あるいは人口の年齢分布より穏やかな企業は少ないのではないか。
もっと詳細に見ると,その中での要員構成は多くの企業の中で,先端部門に多数の若者達が配置されていることだろう。
アナログ回路もいまや基礎技術となり,要員は相対的に少ないと感じている。言葉を強めていえば,絶滅危惧種。
地道な自己トレーニングを必要なこの分野は,促成栽培が効かない。指導者も少なくなっている。
しかし,企業の一部の上層部には,技術の土台を支える基礎技術に関心を寄せる方もいらっしゃる。アナログエンジニアは残る人生ををそのために使おうとしている。
受け皿あっての技術伝承であると思う。そして,受け皿となる方たちの幸せな人生を願う。
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