3d 添削は添削者と被添削者の勝負である。
技術文書の添削をおもに行う私の方法は、通常パターンがある。厳しいやり方である。給料を貰って仕事をする「プロ」が相手であるから、学生対象の添削とは異なるのが当たり前だ。
第1段階:美辞麗句、不要な形容詞、副詞句を削除する。
第2段階:数値は定量化可能であるか否か通読して全文をチェックする。
第3段階:論理的思考の流れに沿っているか、論理の飛躍のチェックを行う。
第4段階:添削の実行、ただし全文の1/2程度しか実施しない。
これを行うと、技術文書の前半と後半の調子が異なってくる。そこで被添削者に考えていただくのが、アナログエンジニア流の「プロ」に対する添削方法である。
厳しい本質的な添削手段である。
てにをは、引用の形式、送り仮名、タームの長音の使い方などは2の次である。
開発計画案の中には、この方法で添削するとほとんど何も残らない案も現実に存在する。私は、ある場所で自分では書くことが出来ないその文章を添削し、問題点を指摘した。
その開発計画は実行に移された途端、予想内の基本的な問題で頓挫した。
その事態を事前に察知して、警鐘を鳴らすことがアナログエンジニアの経営者層に対するプレゼンテーションのひとつである。
無理無駄ムラはやらない。いや、そんな仕事のやり方に、やる意欲も起きなければ、やる価値も見出さないアナログエンジニアである。
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