0225_1566 紙ベースでの推敲は私には欠かすことが出来ない。
1冊の本を完成させるまでに、その10倍程度を紙出力する。高精細ディスプレーを使用しても紙出力の量はあまり減らない。
紙出力を行うと、全体を俯瞰できる。あちこち参照できる。フォントの狂いもよく目立つ。
ワープロを使用しての、草稿段階の章の途中でも紙出力を行う。章全体のバランスを確認するためと、図表、式番号の不統一を解消するためである。
私は、通常異なるモードで10回程度の推敲を行う。
なじみの編集者からは、完成度の高い原稿をだす著者との評を受けているが、案外ポカミスが残ったまま書籍になっている。
立式過程やその変形過程を省略しすぎると、チェック段階で苦労することになる。2度3度検算してもミスは残る。
今まで私の著作の中で誤りの少ないものは、途中経過をあまり省略せず、かつシミュレーションなり実験結果を記載したものである。
幸い、数冊の著作の中で今のところは、読者が辿ればミスを訂正できるレベルにとどまっている。
網羅的に記述するか、記述したい現象が綺麗に出る条件を選んで詳細に記述する方が読者に親切か?議論の分かれるところである。その中間もありえる。単独では書けないが、分厚いハンドブック形式もある。
1冊の推敲を終えた今、アナログエンジニアは次の情報発信を模索する。
次は、内容に偽りのない初心者向けのアナログ回路全般に関する記述を行った本に挑戦するかもしれない。
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