_1101 ←買ってしまった。使っていない単眼鏡。
ズーム機能あり。超近接観察可能。
アイレリーフ。接眼鏡と目の距離の指標である。
眼鏡を掛けている私にとっては、望遠鏡あるいは双眼鏡、単眼鏡選びのかなり重要な項目である。
しかし、単眼鏡の選択では失敗した。
ズーム接眼、6-20X:対物25mm径、4.3度@6X、2度@20X。この対物径では回折限界は約5秒角。使用感覚ではそのレベルに全く到達していない。ズームだからしょうがないのか?
手持ちでは、私の身体能力では20Xは見えない。持てない。6Xで4.3度=見かけ視野26度。アイレリーフも短い。使いやすい5X〜8Xの遠眼鏡は、意外に少ない。
ダハプリズムを使うと、視野も狭くなるらしい。
アイレリーフを長くするには、大きな接眼レンズと高度な光学設計が必要だと思う。そして、出来上がった製品仕様は、倍率や軽さその他の表向きの数値ではかなり劣る。
しかし、実際に使うとなれば、低倍率で解像度が高く、見かけ視界が大きく、そしてアイレリーフの大きい遠眼鏡が実用的なのだ。
まして、手持ちで眼鏡を掛けて使える遠眼鏡は、手に入れにくいのだ。
でも、私はそんな仕様の単眼鏡が欲しかった。探せばある。
ただし、同程度の通販のものより2倍程度の価格だ。
今回、注文したものは、対物15mm、7X、アイレリーフ12mm、ストレートタイプの物だ。定評あるメーカーの品。
視野との兼ね合いで5Xにするか、7Xにするか迷ったが、問い合わせた結果、アイレリーフが7Xでも十分あるので、7Xを注文。
望遠鏡選びは、倍率ではなく使いやすく、その対物口径に見合ったものを選ぶのが賢明だ。良心的なメーカであれば、高倍率やズームをうたい文句にすることは少ない。手持ちでは8Xが限界。専用3脚を使える場合でも30Xでは、身体が接触すればかなり振動する。
悪貨は良貨を駆逐するか?
それを決めるのはユーザーの選択。
しかし、光学器械の本当の能力を知って欲しいと願うアナログエンジニアである。
『人気blogランキング』の「自然科学」部門に参加しています。光を求めて、今日も貴重な1票をよろしくお願いします。【押す】
この記事へのコメントは終了しました。
この記事へのトラックバック一覧です: アイレリーフ:
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
| 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
| 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
| 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
| 28 | 29 | 30 |