石川県出身・宮下希保「悲しい気持ちだけど前を向く」バスケ3人制女子日本代表

[ 2024年1月17日 20:17 ]

バスケットボール3人制の女子日本代表候補は17日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで実施している合宿を公開した。

男子大学生との試合形式では宮下希保(25=トヨタ自動車)の体を張った激しいディフェンスが光った。

練習後、取材に応じた宮下は「チームコンセプトであるスピードと1対1のディフェンスを意識してやった。センターとしては小さい(1メートル78)けど、体を使って相手を止めたい」と自身の強みをアピールした。

5人制では、東京五輪の予選(日本は開催国枠で出場権を獲得済み)に出場しながら本大会は落選しただけに「一緒にやった人たちが東京五輪で活躍した姿を見て、パリ五輪で活躍したい気持ちが大きくなった」とパリに懸ける思いは強い。

石川県白山市出身。元日の地震発生時は、愛知県内でトヨタ自動車の練習に参加中で、ぐに家族に連絡を取った。実家や家族に被害はなかったが「家族が不安がっていたので早く家族のところに行きたかったけど、年始から試合があってできなかった」と心配な日々を過ごしている。

複雑な心境での合宿参加だが「悲しい気持ちだけど前を向いていく。バスケをやる姿を見て元気になってくれたら」とプレーで被災地に元気をもたらすつもりだ。

女子日本代表は5月に栃木、ハンガリーで行われるパリ五輪予選で本大会出場権獲得を目指す。

続きを表示

スポニチアネックス取材班