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元横綱・鶴竜の音羽山親方トークショー 小中学生の過度な勝利至上主義に言及「楽しくやることが大切」

[ 2024年1月17日 13:00 ]

大相撲初場所4日目 ( 2024年1月17日 東京・両国国技館 )

親方トークイベントに出演した元横綱・鶴竜の音羽山親方(撮影・前川 晋作)
Photo By スポニチ

大相撲の音羽山親方(元横綱・鶴竜)が、両国国技館内の相撲博物館で行われた「親方トークイベント」に荒汐親方(元幕内・蒼国来)とともに出演した。

音羽山親方は、昨年12月27日付で陸奥部屋から独立して新しく部屋を創設。「音羽山部屋」として初めての本場所を迎え「一つの家族としてお互いを称え合う部屋を目指していきたい」と指導方針を示し「協会の看板を背負って立てる力士、人気ある個性ある力士を育てていきたい」と大きな夢を語った。

新弟子の発掘や育成などの話の流れから、小中学生における過度な勝利至上主義についても言及。「まだ体ができていないから、とにかく(その競技を)嫌いにならないように楽しくやってもらうことが大切。小学生でタイトル獲ろうが中学生でタイトル獲ろうが、それは人生においてそんなに重要ではないしこだわる必要もない。それよりも大切なゴールは何か。無理に食べさせて体を大きくするのではなくて、体を作る、骨を大きくするように育てることが大事」と熱弁した。

司会役を務めた荒汐親方も、スカウト活動として小中学生の相撲の大会を視察した経験からこの持論に同調。「ある程度遊びながら興味を持ってもらうことが大事。本格的には高校やプロに入ってからでもまだ間に合う。タイトル獲ってなくても伸びしろある人はたくさんいる」と強調し、のびのびやらせて相撲に親しんでもらうことの重要性を説いた。

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