106万円の壁撤廃方針固まる老後の給付増も保険料負担で手取り減の課題も

[ 2024年12月11日 04:40 ]

厚生労働省は10日、会社員に扶養されるパートら短時間労働者が厚生年金に加入する年収要件(106万円以上)を撤廃する方針を固めた。

社会保障審議会の部会が大筋で了承。勤務先の従業員数の要件もなくす。

要件撤廃で、週の労働時間が20時間以上ならば、年収を問わず厚生年金に加入することになる。

加入による保険料負担を避けようと、働き控えを招く「106万円の壁」とされてきたが、要件撤廃で老後の給付が増える半面、保険料負担で手取り収入が減る課題がある。

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スポニチアネックス取材班