アッキー効果?トランプ氏、石破首相との会談に前向き「大きな敬意を持っている」

[ 2024年12月18日 04:45 ]

トランプ次期米大統領は16日、フロリダ州パームビーチの私邸マールアラーゴで11月の大統領選勝利後初めて記者会見し来年1月20日の就任前に石破茂首相と会談するのは可能だとの考えを示した。「日本の首相という地位に大きな敬意を持っている。彼が会談したいのであれば、私はここにいる」と述べた。

石破氏は11月に南米を訪問した際、帰国途中にトランプ氏との会談を調整したが実現しなかった。日本政府によると、トランプ氏側から法律上の制約で来年1月20日の就任前はどの国の首脳らとも面会しないと説明された。だが実際はカナダのトルドー首相、フランスでマクロン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領らと会談しており首脳外交を事実上始めている。

トランプ氏が会談に前向きとなった裏には、故安倍晋三元首相の妻昭恵さんの存在があるとの見方もある。トランプ氏は15日、昭恵さんとマールアラーゴで会い、夕食をともにした。会見では「シンゾーに敬意を表したものだ」と強調した。昭恵さんに、石破氏への記念品と本を託したことも明らかにした。トランプ氏との早期会談を試みたが、袖にされた石破氏。事態が好転する可能性が出てきた。

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スポニチアネックス取材班