磐田が福岡FW佐藤凌我を獲得へ、新たな得点源として期待京都・金子も加入決定的豊川には正式オファー

[ 2024年12月17日 02:00 ]

来季J2に降格する磐田が、福岡のFW佐藤凌我(25)を完全移籍で獲得することが、16日までに決定的となった。

福岡市出身の佐藤は優れた得点感覚と豊富な運動量を生かした献身的な動きが持ち味のストライカーで、サイドでもプレーできる。東福岡高、明大を経て21年に当時J2だった東京Vに加入。福岡に完全移籍した23年の9月には、左膝前十字じん帯などを損傷する全治約8カ月の大ケガを負ったものの、厳しいリハビリを乗り越え復帰を果たした今季はリーグ戦21試合に出場し2得点を挙げた。磐田では今季リーグ3位タイの19得点を挙げたFWジャーメイン良(29)の広島移籍が決定的となっており、新たな得点源として期待がかかる。

また、京都のMF金子大毅(26)の獲得が決定的となっていることも分かった。複数クラブとの争奪戦となった守備的MFを加えることで、リーグワーストタイの68失点を喫した守備の改善を図る。同じく京都のFW豊川雄太(30)に正式オファーを出していることも判明。ベルギー1部オイペンでもプレーした経験豊富なサイドアタッカーを迎え、得点力アップを目指す。

今季限りでの辞任が発表された横内昭展監督(57)の後任には、7月から横浜を指揮したジョン・ハッチンソン監督(44)の就任が決定的。1年でのJ1復帰に向けて、着々と準備を整えている。

◇佐藤凌我(さとう・りょうが)1999年(平11)2月20日生まれ、福岡市出身の25歳。東福岡高、明大を経て21年に東京Vに加入。23年に福岡へ完全移籍した。J1通算45試合6得点、J2通算82試合26得点。1メートル78、65キロ。利き足は右。

◇金子大毅(かねこ・だいき)1998年(平10)8月28日生まれ、東京都出身の26歳。市船橋高から神奈川大に進み、18年に同大を中退し湘南へ加入。21年に浦和へ移籍し、22年から京都でプレー。J1通算142試合6得点。1メートル77、67キロ。利き足は右。

◇豊川雄太(とよかわ・ゆうた)1994年(平6)9月9日生まれ、熊本県出身の30歳。大津高から13年に鹿島加入。14、15年にはJリーグ選抜U―22としてJ3でもプレー。16年に岡山へ移籍し、18年からベルギー1部オイペンでプレー。20年にC大阪へ移籍し22年に京都加入。J1通算142試合24得点、J2通算73試合18得点、J3通算5試合1得点。1メートル71、64キロ。利き足は右。

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スポニチアネックス取材班