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エムバペ2発のパリSGがバルセロナに逆転勝ちでCL4強 17年に大逆転された敵地で雪辱

[ 2024年4月17日 08:27 ]

欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦 パリ・サンジェルマン4―1(2戦合計6―4)バルセロナ ( 2024年4月16日 スペイン・バルセロナ )

2ゴールと存在感を示したエムバペ(AP)
Photo By AP

悲願の欧州チャンピオンズリーグ初制覇を目指すパリ・サンジェルマン(フランス)が敵地でバルセロナ(スペイン)を4―1で下し、2戦合計6―4で3季ぶりの準決勝進出を果たした。

ホームの第1戦を2―3で落とし、第2戦も前半12分に先制を許す苦しい展開。2戦合計で2―4とされたが、同29分にFWバルコラの決定機を阻止した相手DFアラウホが一発退場。これで流れを呼び込んで同40分にFWデンベレが左クロスに右足を合わせて反撃の口火を切るゴールを決めた。

後半に入ると、数的優位に立ったチームはさらに加速。後半9分の右CKからMFビティーニャがミドル弾を決めて2戦合計4―4とすると、ここからFWエムバペが2ゴールを決めた。デンベレが相手DFカンセロに倒されて得たPKをエースが同16分に確実に決めると、同44分には前掛かりになった相手からカウンターで波状攻撃を仕掛け、最後はこぼれ球を左足で蹴り込んだ。

両チームの対戦では2016〜17年の決勝トーナメント1回戦でパリSGが第1戦に4―0で大勝しながら、2戦合計5―3となっていた第2戦の後半43分から3失点して「カンプノウの奇跡」と呼ばれる大逆転劇を許して敗退していた。この日は同じ会場で雪辱。当時バルセロナを率いていたルイスエンリケ監督は初めて敵将として訪れた古巣に引導を渡し「とても誇りに思う。我々がやりたかったことを示すことができた。先制を許したが、精神面でダメージを受けることなく攻撃を続けた。選手たちは勝負強さと熱狂、勝利への欲を見せてくれた」と賛辞を惜しまなかった。

今季限りでパリSGを退団し、レアル・マドリード入りが確実視されているエムバペにとっては来季以降、スペイン1部で優勝を争うはずのバルセロナを打ち負かす活躍。指揮官は「試合開始から終了までリーダーだった。彼のプレスを見てくれ。脱帽したよ」と称えた。

他会場ではドルトムント(ドイツ)がホームでアトレチコ・マドリード(スペイン)を4―2で破り、2戦合計5―4で11季ぶりに4強入り。パリSGとドルトムントは準決勝で対戦する。

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