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鹿島 延長戦の末に八戸下す 主力投入、数的不利...大苦戦も2―1逆転勝ち

[ 2024年4月17日 21:44 ]

ルヴァン杯1次ラウンド2回戦 鹿島2―1八戸 ( 2024年4月17日 プラスタ )

鹿島・知念慶
Photo By スポニチ

各地で11試合が行われ、J1勢が登場した。鹿島はJ3八戸を延長戦の末に2―1で下し、初戦を突破した。

格下相手に薄氷を踏む勝利だった。前節の京都戦からスタメンを6人変更。守備陣はDF植田直通、DF関川郁万ら中心選手が中3日で先発したが、前半25分に自陣右サイドでパスミスを拾われると、先制点を許した。ポポヴィッチ監督はハーフタイムに3枚替えを敢行。MF知念慶、MF樋口雄太、FW鈴木優磨の主力3選手を投入した。

後半もチャンスを生かせない時間が続いたが、37分に途中出場のDF安西幸輝が鮮やかな右足ミドルで同点ゴールを決めた。1―1で突入した延長前半、DF濃野公人が2枚目の警告を受けて退場。数的不利となったが、延長後半3分にMF知念慶がペナルティーエリア内でこぼれ球に反応。体勢を崩しながら豪快に左足で叩き込んで勝ち越し点を挙げた。

ポポヴィッチ監督は「我々のやりたいことを簡単にさせてくれなかった。お互いに力を出しあった試合」と八戸の健闘を称え、「勝つという強い意志を見せられたことが、少ない人数でも勝ち切れた要因」と激闘を振り返った。今季公式戦初ゴールを決めた知念は「(ボールが)こぼれてくることを予測して飛び込んでいった。案の定こぼれてきたので、思い切って振り抜いた」と話した。

約5000枚のチケットがわずか3日で完売した敵地で、名門の意地を示す逆転勝ち。15年以来7度目の優勝へ向けて、苦しみながらも一歩を踏み出した。5月22日に行われる1次ラウンド3回戦は町田と対戦する。

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