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宝塚月組「Eternal Voice」開幕へ トップ月城かなと「誇りも持って歩んでいけるように」

[ 2024年5月31日 18:13 ]

月城かなと(左)と海乃美月
Photo By スポニチ

宝塚歌劇団月組トップコンビ・月城(つきしろ)かなと&海乃美月(うみの・みつき)のサヨナラ公演「Eternal Voice 消え残る想い/Grande TAKARAZUKA 110!」が1日、東京宝塚劇場で開幕する。初日に先駆け通し舞台稽古が行われた。

「Eternal...」は、英国を舞台に特別な感覚を持つ男女、考古学者ユリウス(月城)とアデーラ(海乃)が事件へと誘われていく物語。

ショー「Grande...」は、宝塚110周年にふさわしく「愛」と「夢」にあふれたレビュー。月をテーマにしたシーンや、退団する人たちへの思いを込めた魅力いっぱいのショーとなっている
通し舞台稽古後の囲み取材で月城は「私たちの退団公演ということで、下級生のころから先生方や皆様への感謝の気持ちを込め、一生徒として挑戦し続けることを忘れずに一生懸命演じていければ」と公演への思いを語った。

また、特別な感情を持った役柄について「その場で本気で感じてからしゃべる。せりふが難しかったり多かったりするので、どうしてもそれを伝えなくてはいけないけれども、この2人の役柄は感じ取れる人。第六感というか、それを説明する時に自分の身についた感覚をあえて言葉にするならばこういう気持だとしっかりしゃべるよう意識している」と話した。

またショーの好きなシーンについて「下級生時代から男役の黒燕尾に憧れがあったので、退団公演で飾りのないシンプルな黒燕尾で踊れるうえ、曲が途中から"宝塚我が心の故郷"になる。聞くだけで自分がいた世界に思ってた以上愛着があり、愛情を持っていたんだなと毎回新鮮に感じながら踊らせていただいています」(月城)「デュエットダンスが好きです。今までれいこさん(月城)と一緒にデュエットダンスをした振りが散りばめられていてその瞬間を見ているお客様にも思い出していただけたらうれしいと思います」(海乃)と述べた。

先日、同期の花組トップスター・柚香光(ゆずか・れい)が退団したばかり。サヨナラ公演が続くが黄金世代95期のトップスターで月城は2人目の卒業となる。

「やめてからも宝塚出身っていうのは一生背負っていくもの。今、こんなにも今後自分を励ましてくれるものとは入団した時は想像していなかった。自分が宝塚にいたんだということを恥ずかしくないように誇りも持って歩んでいけるようにここでの舞台をきっちり終え、これからの人生も生きていきたいと思います」と月城は卒業への思いを語った。
7月7日まで。七夕のラストデイと6日15時半公演は全国の映画館でライブ中継され、また「タカラヅカ・オン・デマンド」でもライブ配信される。また6月13日15時半の新人公演もライブ配信される。

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