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TM NETWORKにとってヒットとは? 初期の意外な思い「評判がいいとかは後からという感じ」

[ 2024年4月18日 16:45 ]

TM NETWORKの(左から)小室哲哉、宇都宮隆、木根尚登
Photo By スポニチ

音楽ユニット「TM NETWORK」が、17日放送のTOKYO FM「坂本美雨のディア・フレンズ」(月〜木曜前11・00)にゲスト出演し、最初のヒットを飛ばすまでの音楽活動や当時の思いを語った。

今月21日でデビュー40周年を迎え、ツアーは20日の公演から会場の規模をアリーナに拡大して行われる。パーソナリティーの坂本美雨から「TMにとってヒットするというのは、最初どんな意味があったんですか?」と問われると、小室哲哉(65)はまず「デビュー曲は夢をまだ見ていたというか、その前に売れていっていたJ-POPの先駆者たちがいらっしゃったので、当然、普通に売れていくんだろうなという感じで始めました」と、当時の漠然とした思いを打ち明けた。

ところが、ヒットまでは遠かった。87年には「Get Wild」がシングルでは初のトップテン入り。ベストアルバム「Gift for Fanks」で初のチャート1位を獲得し、ようやくヒット作にたどり着いた。小室は「まったく鳴かず飛ばずというのが3年近くありましたから、ヒット曲というのは、この音楽業界に存続するためのものでしたかね。評判がいいとかは、後からという感じだったけどね」と、率直な思いを打ち明けた。

ヒット作が出たことで、ユニットの注目度が上がっていった。小室が「どんどんどんどん、宇都宮君の責任が重くのしかかっていったかな」と明かし、ボーカルの宇都宮隆(66)への重圧を説明。宇都宮も「すごく肩が重かったかなあ、当時」とジョークまじりに続いた。

小室は「歌番組とか、結局3人といってもほとんどウツ(宇都宮)なんだよね。ボーカルの人がやっぱり映らなきゃいけないし、パフォーマンスもだし、ミュージックビデオもそうだし。木根さんと僕とで30秒くらいかな?」とも。木根尚登(66)も「申し訳ないくらい。全部の緊張感を抱えていたと思う」「(テレビカメラの)赤いの(ランプ)が付いた時だけ、僕がニコっとして」と笑った。

宇都宮は「もう少しお金をもらえるとか、多めにもらえるとかしてくれたら、少しは...」と再びジョークを挟みつつ、「プレッシャーはすごい。どんどん大きくなっていって。そうはいっても性格なのかな?何とかなるかなっていう感じで。割と、まいっかという感じのところがどこかにあって。そうでないとつぶれていっちゃうというか」と、うまくガス抜きができていたと明かした。すると、木根は「『夜のヒットスタジオ』の最初って、次の人の歌を歌うというメドレーがあったんですよね。そこでコメントの小室さんと、歌の僕で手分けして」と、宇都宮への負担を肩代わりしていたことを告白。小室は「ささやかなサポートですけど。緊張感はないですよね」と笑わせていた。

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