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「どうする家康」大蔵卿局は大竹しのぶ!サプライズ出演&台詞なしにネット驚き&絶賛の声「この貫禄」

[ 2023年12月10日 20:45 ]

大河ドラマ「どうする家康」第47話。大蔵卿局役で事前告知なしのサプライズ出演を果たした大竹しのぶ。大物ゲストとしては異例の登場1シーン50秒&台詞なし(C)NHK
Photo By 提供写真

嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は10日、第47回「乱世の亡霊」が放送され、女優の大竹しのぶ(66)が茶々の乳母・大蔵卿局(おおくらきょうのつぼね)役で事前告知なし、オンエアをもって発表のサプライズ出演を果たした。大河出演は、歩き巫女役を怪演した昨年の「鎌倉殿の13人」に続き、2年連続8回目。昨年もサプライズ登場で、今年はさらにドラマ最終盤に一夜限り&登場は一連の1シーンのみ、わずか50秒&台詞なしという、大物ゲストとしては異例ずくめの出番となった。以前から松本とは親しい間柄の大竹は同局を通じて「潤くんが一生懸命取り組んでいる作品に出られることを、友人としてとてもうれしく思いました」と喜びを明かした。SNS上には驚きの声などが続出。視聴者の反響を呼んだ。

<(注記)以下、ネタバレ有>

「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

第47回「乱世の亡霊」。徳川家康(松本潤)がイギリス製大筒による攻撃を敢行し、難攻不落の大坂城は崩壊。茶々(北川景子)の妹・初(鈴木杏)と阿茶局(松本若菜)が話し合い、豊臣秀頼(作間龍斗)は大坂に留まるものの、城の堀を埋めることを条件に和議を結ぶ。しかし、乱世を求める荒武者たちが全国から大坂城に集まり続け、豊臣滅亡まで平穏は訪れないと、家康は再び兵を進める。そんな中、初と江(マイコ)は姉・茶々を止められるのは家康だけと訴え...という展開。

大竹が演じた大蔵卿局は茶々を見守り続けた乳母にして、大野治長(修理)(玉山鉄二)の母。豊臣秀吉亡き後、大坂城に入った徳川家康から息子の治長共々追放され、家康に恨みを持つ。「大坂冬の陣」(慶長19年、1614年)の和睦交渉には、豊臣方の交渉役の1人として立ち会う。16年の大河「真田丸」においては、峯村リエがヒール役を好演。口癖の「なりませぬ!」が話題を呼んだ。

この夜は開始7分、「大坂冬の陣」の和睦交渉。阿茶局が持参した菓子を食べる初が振り向くと、そこに大蔵卿局も同席。侍女が膳を運んだ。

2人の押し問答の間、大蔵卿局は黙ったまま。阿茶局が「お堀をすべて埋め立て、本丸以外は破却する、ということならば」「お堀を埋めるのは徳川がお手伝いいたしましょう」とプレッシャーをかけると、大蔵卿局は憤慨したような、やり切れないような、心配の表情を浮かべた。

昨年の大みそか。「第73回NHK紅白歌合戦」のゲスト審査員だった松本が出演の直前に、NHKラジオ第1「大竹しのぶの"スピーカーズコーナー"」に登場。「その時、皆さんより一足先にドラマのDVDをもらって、第1回を見たのですが、彼がこの大河ドラマの主役を演じるにあたって、相当な覚悟を持ってチャレンジしているっていうのが分かったので、『是非応援したいな、私にできることはあるかな』と考えていたんです。ですから、こうしてお声掛けいただいて、潤くんが一生懸命取り組んでいる作品に出られることを、友人としてとてもうれしく思いました」と経緯を説明。

大女優の大竹がまさかの台詞ゼロ。「セリフがないお芝居というのは、凄く面白いですね。セリフがないからこそ、あまりやりすぎず、臭くならないようやりたいなというのもありますし、私が出ている前のシーンからの流れと、その次のシーンへの流れも考えて、お芝居を作れればいいなと。(演出・川上剛)監督から、それほど細かいリクエストはなかったのですが、『最後の方、ガッカリ...みたいな表情を出してください』と言われたので、そこは意識しました」と振り返った。

「鎌倉殿の13人で」で"おばば"こと歩き巫女は、第35話「苦い盃」(9月11日)で初登場。3代鎌倉殿・源実朝(柿澤勇人)の苦悩を解きほぐし、未来を予言した。その後も第40話「罠と罠」(10月23日)、第41話「義盛、お前に罪はない」(10月30日)、鎌倉最大のミステリーにして鎌倉最大の悲劇「実朝暗殺」が描かれた第45話「八幡宮の階段」(11月27日)に登場。特殊メークも相まって、強烈なインパクトを残した。

インターネットには「無言の大竹しのぶの圧っ」「大河の飛び道具」「大竹しのぶさんが出てきて驚いた。『天命に逆らうな』(歩き巫女の台詞)と言うかと思った」「素晴らしかった。大竹しのぶさんを台詞なしの大蔵卿局役って」「台詞なしでこの貫禄」などの声が相次いだ。

次回は最終回(第48話)「神の君へ」(12月17日)が放送される。

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