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「どうする家康」憧れの君に茶々こじらせ...戦回避?→乱世の亡霊・秀頼覚醒「ラスボス必然」ネット悲痛&涙

[ 2023年12月10日 20:45 ]

大河ドラマ「どうする家康」第47話。茶々(北川景子)は徳川家康直筆の文に目を通し...(C)NHK
Photo By 提供写真

嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は10日、第47話が放送された。話題のシーンを振り返る。

<(注記)以下、ネタバレ有>

第47話は「乱世の亡霊」。徳川家康(松本潤)がイギリス製大筒による攻撃を敢行し、難攻不落の大坂城は崩壊。茶々(北川景子)の妹・初(鈴木杏)と阿茶局(松本若菜)が話し合い、豊臣秀頼(作間龍斗)は大坂に留まるものの、城の堀を埋めることを条件に和議を結ぶ。しかし、乱世を求める荒武者たちが全国から大坂城に集まり続け、豊臣滅亡まで平穏は訪れないと、家康は再び兵を進める。そんな中、初と江(マイコ)は姉・茶々を止められるのは家康だけと訴え...という展開。

「大坂冬の陣」(慶長19年、1614年)の和睦、徳川VS豊臣の最終決戦「大坂夏の陣」(慶長20年、1615年)に至る経緯が描かれた。

慶長20年4月、徳川軍は戦に備え、京へ。

初と江は「伊賀越え」(天正10年、1582年)の頃を思い返し、当時の茶々の姿を家康に打ち明けた。

江「姉には、ずっと心に憧れの君がおわしました」

12歳の茶々(白鳥玉季)は家康の無事を祈っていた。「信じる者を決して裏切らず、我が身の危険も顧みずに人を助け、世に尽くす。そのようなお方であれば、それこそ、真の天下人にふさわしきお方だと思わぬか」――。

初「それは、姉の中で勝手に膨れ上がっていた、幻のようなものだったのでしょう。それが裏切られ...母が死んだ時、憧れは、深い憎しみとなりました。秀頼様を見ていると、つくづく思います。ああ、これは姉の憧れの君だと。姉は己の手でつくり上げたのだと。姉は信じているのです。偽物の天下人を、秀頼様が倒すことこそが、世のためだと」

柴田勝家(吉原光夫)が羽柴秀吉(ムロツヨシ)に敗れ、母・お市の方(北川景子)が自害した「賤ヶ岳の戦い」(天正11年、1583年)。家康は幼き頃のお市との約束を守れなかった。13歳の茶々(白鳥玉季)は「やはりお見えになりませんでしたな。見て見ぬふり」「徳川様は嘘つきということでございます。茶々はあの方を恨みます」「母上の無念は茶々が晴らします。茶々が天下を獲ります」――。

家康は茶々に直筆の文をしたためる。秀頼を死に追いやってはいけないと母の役目を説いた。お市がそうしたように。茶々の心は戦回避へ揺れ動く。しかし、秀頼は初めて自らの意思を示し、覚醒した。

秀頼「ずっと母の言う通りに生きてきたこの私に、本当の心はあるのだろうかと。我が心に問い続け、今ようやく分かった気がする。(家臣たちを前に)余の真の心を申す。信じる者を決して裏切らず、我が身を顧みずに人を助け、世に尽くす。それが真の秀頼である。今、余は生まれて初めて、この胸の内で、熱い炎が燃えたぎるのを感じておる。余は、戦場でこの命を燃やし尽くしたい。皆の者、天下人は断じて家康ではなく、この秀頼であることこそが、世のため、この国の行く末のためである。余は、信長と秀吉の血を引く者。正々堂々、皆々と共に戦い、徳川を倒してみせる。余は、決して皆を見捨てぬ。共に乱世の夢を見ようぞ!異論ごらさぬな」

茶々「よくぞ、申した」

千姫「徳川を、倒しましょう!」

茶々は家康の文を燃やした。「共に逝こうぞ、家康」――。

本多正信(松山ケンイチ)は「どうやら、豊臣秀頼こそ、乱世が生み出した最後の化け物、なのかもしれませんな」。「南無阿弥陀仏」と書き連ねる家康は、最後に「南無阿弥家康」。「乱世の亡霊よ、さらば」――。

SNS上には「愛を拗らせ続ける女、茶々。これはまさしく織田の血を引く女」「あーあ、秀頼も化け物だったか」「あーあ、秀頼さん、一番覚醒しなくていいところで覚醒しちゃったよ」「茶々、拗らせすぎた結果がこれとか、悲しすぎ」「確かに化け物。純粋培養された化け物」「真のラスボス爆誕」「信長と秀吉の血を継いだ秀頼がラスボスなのは、ある意味必然」「大坂夏の陣、起こらないかもと思ってしまったw」「『乱世の亡霊』の意味...因果応報...涙が止まらない」「乱世の亡霊は家康くんであり、茶々様であり、若き秀頼くんでもある」「30分くらいから涙が出る展開。丁寧に茶々の気持ちを回収してくれるたのにやられました」などの声が相次いだ。

次回は最終回(第48話)「神の君へ」(12月17日)が放送される。

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