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侍・ダルビッシュのために"ほぼ"実戦練習!3.2中日打者がお手伝い"ライブBP"守備には侍戦士

[ 2023年2月28日 05:00 ]

侍ジャパン強化合宿 ( 2023年2月27日 サンマリン宮崎 )

練習中に笑顔を見せるダルビッシュ(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

侍ジャパンは27日、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に備えて17日から宮崎市内で行った強化合宿を打ち上げた。規定により壮行試合に出場できないダルビッシュ有投手(36)は、3月2日に中日の協力を得て行われる実戦形式の練習で登板することが決まり、本番に向けた最終調整に臨む。

ダルビッシュが、次のステップに進む。全体練習をバンテリンドームで行う3月2日、実戦形式の練習に登板する。中日の打者相手に3イニング想定で、40〜50球をメドに投げる。

厚沢ブルペン担当コーチは「実戦に近い形でライブBP(実戦形式の打撃練習)のような形でやらせてもらう。(中日に)打者を用意してもらう」と説明。実際に侍ジャパンの選手が守備に就き、試合に近い形となる。ダルビッシュは「世界一を獲りたいというより一日でも長く(このメンバーで)野球がしたい」と本番に向けて思いをはせた。

大リーガーは対外試合出場が大会開幕の3日前の6日からと制限されており、決められたルールの中で万全の準備を整える。合宿ではライブBPに2度登板した。21日に打者5人に24球。26日は2イニングを想定した計11打席で32球を投げ込んだ。自チームでない打者と、こうした練習を行うことは異例で、より実戦感覚を養うことができるメリットがある。

栗山監督は大リーガーで唯一参加したチーム最年長36歳の献身ぶりを「明らかに化学反応が起こっている」と評した。右腕は「本当に友達だと思って接する」という積極的なコミュニケーションで投手と野手の垣根を越えた一体感を生んだ。この日の練習後には真ん中に宇田川を座らせて投手陣で記念撮影も行い、自身のSNSに投稿。「ああやって一枚撮るだけで一生思い出に残ると思う」と提案したものだった。

映像をチェックした上で他の投手陣への助言役を務めてきた。「雰囲気はいい。笑顔もたくさんある。今の日本にはこういうことが必要だと思う」。日米通算188勝の右腕が、いよいよ自身のギアを上げていく。(神田 佑)

≪サインボールに「宇田川優希」≫手締めの後、侍ジャパンの選手らは観客席のファンへサインボールを投げ入れた。そこでダルビッシュが投げたボールには、自身のサインだけでなく、楷書体で「宇田川優希」の文字が。最後まで「宇田川愛」が垣間見えた。

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