[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

日本ハム・松本剛 優勝へ力尽くす!1軍キャンプ打ち上げで音頭

[ 2023年2月28日 06:00 ]

春季キャンプ最終日、松本剛(中央)のかけ声で手締めが行われた
Photo By スポニチ

日本ハムは27日、沖縄・名護で1日から行ってきた1軍キャンプを打ち上げた。一本締めの音頭を取ったのは松本剛外野手(29)。昨季首位打者は新たに選手会長となり、新庄剛志監督(51)が掲げる「優勝」への道筋をチームリーダーとして考えるキャンプだった。経験の浅い選手たちの爆発力を望み、そのために力を尽くすことを誓った。

静かな語り口。しかし、フレーズには力があった。「優勝」「日本一」。松本剛は一本締めに先立つあいさつで、この秋になっていたい自分たちを明確にした。「今季は優勝しか目指さない」と公言する新庄監督と思いをシンクロさせた。

昨季の最下位から大躍進する方法として、初日いきなりの紅白戦に始まり、27日間(うち休日は5日)で13試合を組む実戦漬けを選んだ春。「監督、コーチが"勝ち癖をつけよう"とミーティングでもよく言っていた。どんな時でも結果を求めていこうというのは、選手の中にも凄く出ていた」と振り返る。

対外試合は7勝2敗1分け。劣勢を挽回した試合もあった。「見ていて、爆発的な力を発揮する瞬間を感じた。こんなに集中打が出るんだ...と」。前選手会長の近藤がソフトバンクに移籍したことを戦力ダウンと見る下馬評の低さが、周囲から漏れ聞こえる。黙ってはいられない。

「経験している選手が少ないのは事実なので、戦力的に厳しいと言われるかもしれないけど、逆に未知数な部分はうちのチームが一番あるのかな...と」

未知数を勝利の数につなげるため、キャンプの実戦で感じた熱量を維持したい。「選手全員がシーズンを通して、いかに高いモチベーションで戦っていけるかが凄く大事。僕が先頭に立って気持ちのコントロールができれば」。キャンプを通してリーダーとして立つべき位置を見定め、次の段階をにらんだ。

「オープン戦も変わらず(勝つ)気持ちを続けて、開幕戦からスタートダッシュが切れるように戦いたい」

3月30日、エスコンフィールド北海道で迎える開幕・楽天戦まであと1カ月。バットと背中で、ナインを引っ張っていく。(和田 裕司)

≪松本剛 左膝の状態を見て26日は欠場≫松本剛は実戦で3番打者として4番・野村佑希内野手(22)、5番・清宮幸太郎内野手(23)と中軸を固めてきたが、26日の阪神とのオープン戦は出場しなかった。昨季骨折した左膝の状態を見ての判断。「ちょっと自分の許容範囲を超えた。前日(25日楽天戦)にフルイニングで出て、終わった後に思ったより良くなかったので無理しなかった」と説明した。キャンプ中は朝早くからジョギングをして膝を温める姿があった。「早く完全に良くなってほしい。なかなかすっきりしないのが現状」と願うように話した。

続きを表示

野球の2023年2月28日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /