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阪神・西勇 ツインズ・マエケンから長いイニングを投げる秘けつ伝授 通算2000イニング達成に意欲

[ 2023年1月17日 05:15 ]

西純(左)と自主トレを行う西勇(撮影・岸良祐)
Photo By スポニチ

15年目を迎える阪神・西勇が西純との沖縄自主トレを公開。投球時の最大出力を高めるトレーニングの導入で、通算2000投球回達成への意欲を見せた。

「一番の狙いは最高出力を上げること。新たな取り組みを入れている。ウエートトレを大きく変えました」

オフにはFA権を行使しての阪神残留を決断。先発投手として新たな世界を切り開くため、挑戦することを止めてはいない。現在32歳。肩、肘の関節可動域が狭くなったり、股関節の動きが悪くなったり、自分の体の変化は分かっている。「だからこそ補わないと。オフにペースを落とす理由がないから落とさずにやってきたし、スピードをもっと上げるために最大出力を上げる練習にしている」と投球に必要な筋肉をMAXで鍛え、シーズンに入る構えだ。

残り168回2/3で通算2000投球回を達成する。これまでの最多は阪神移籍1年目の19年の172回1/3。「そこは通過点。そのくらいは年間放れる。しっかり自然体でできればいい」と意欲を見せた。

今回の沖縄滞在中には西純とともに、親交のあるツインズ・前田と食事をした。長いイニングを投げるためのアドバイスを吸収。広島時代に3年連続リーグ最多投球回を記録したこともある前田からは「変わる勇気の必要性」「柔軟な姿勢」が大事だと伝えられ、しっかりと胸に刻み込んだ。

「ローテを守ることが一番大事。勝った負けたじゃなく、どれだけ投げたかに重点を置く。早く優勝できるように」。1年を通して投げられれば、自身3年ぶり8度目の2桁勝利はぐっと近づく。(鈴木 光)

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