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西武・中村 新バットで満塁弾世界記録だ!25本のAロッドまであと3本

[ 2023年1月17日 05:30 ]

サッカーで汗を流す中村(撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

プロ22年目。8月に40歳を迎える西武・中村は前人未到の大記録に挑戦していく。埼玉県所沢市内の球団施設で自主トレを公開し、こだわりたい数字を問われると、額に大粒の汗を浮かべながら「500本塁打。あと46本。1年で可能性はなくはないと思うけど、難しい数字。それに近づけるように」と言い切った。

史上8人しか達成していない領域だが、道中には世界記録への挑戦がある。積み上げた満塁本塁打はNPB歴代最多の22本。世界記録はヤンキースなどで一時代を築いたアレックス・ロドリゲスが持つ25本だ。「なかなか打てるもんじゃないけど、打てるといいなと思う」とはっきり視界に捉えている。15、19年に年間4本ずつ放っている「満塁男」、可能性は十分にある。

オフにはバットの形を変えた。長さは同じだが、先端をくり抜き、グリップを細くした。過去に使っていた自身のモデルをアレンジしたもので、軽くなることでバットが走りやすくなり操縦性を重視。「前は"ホームランをいっぱい打ちたい"と思っていたけど、今でもその気持ちはある」。この日も新たな"愛棒"で105スイング。最後は感触をなじませるように素手で会心の一撃を放ち、満足げだった。

球団史上3人目の2000試合出場までもあと46。石毛宏典が持つ球団右打者最多安打(1806本)までは、108本など節目の記録も続々と控える。「まずは試合に出られないと話にならない」と中村。獅子のアーチストの歩み一つ一つが、新たな記録となっていく(福井 亮太)

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