ぜん息などの情報館

【知識編】在宅人工呼吸療法の機器とマスク

機器の取り扱い

  • NPPV 専用機、TPPV 専用機、どちらも可能な機器があります。
  • 機器の重量・大きさ、内蔵バッテリーの有無・駆動時間(停電時への備え)などを参考にライフスタイルに合ったものを選択しましょう。
  • 通常は機器にロック機能がかかっているため、患者さん・介護者が設定の変更をすることはできません。

NPPV マスクの取り扱い

[画像:ネーザルマスク(装着部:鼻)とフルフェイスマスク(装着部:鼻と口)]

マスクの種類

実際に顔に触れる部分のマスクの選択も重要です。マスクの種類としては鼻マスク(ネーザルマスク)、顔面マスク(フルフェイスマスク)があります。マスクの装着の方法も含め、医師や看護師と相談しながら、自分に合ったマスクを選択します。

マスク装着の工夫

[画像:チンストラップ]

NPPV ではマスクの密着度が換気効率を左右します。マスクに隙間ができていたり、口呼吸を中心におこなってしまう場合(ネーザルマスクの使用時)には、マスクの変更や、チンストラップで開口を防ぐといった方法で対応します。

ネーザルマスクの使用時に開口を防止する方法

チンストラップを利用する
[画像:ネーザルマスクの使用時に開口を防止する方法]

フルフェイスマスクの下からのもれを防止する方法

チンストラップを利用する
[画像:チンストラップを利用する]

ベルトを一本追加する
[画像:ベルトを一本追加する]

タオルを後頚部にあて、
頬の肉を前へ出す
[画像:タオルを後頚部にあて、頬の肉を前へ出す]

皮膚の障害予防のために

[画像:アルコールが含まれていないものを使用してください]
  • マスクを固定するひも(ストラップ)はあまり締め付けすぎないように注意しましょう。
  • マスクが触れている部分に発赤などがみられる場合は、装着法に問題があったり、サイズが合っていない可能性があります。
  • 使用後は毎日マスクの顔に触れていた部分を、ウエットティッシュのようなしめった布できれいにしましょう。

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