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日本オペレーションズ・リサーチ学会50年の歩み
OR学会の国際機関IFORSはアメリカ,イギリス,フランスのOR学会が創立学会として,世界中のすべての国における総合科学とその進歩をめざすOR発展に寄与する組織として1959年に設立された.現在では一国を代表する43ヶ国の国内OR学会と4関連国際組織がメンバーとなっている.
日本OR学会は1960年にIFORSに加盟した.会員数においてはアメリカが1万人を越す最大会員数を誇っているが,日本OR学会は約2500人とイギリスOR学会と並んでそれに次ぐ規模を誇っており,ORの世界では会員数においてもその研究レベルにおいても日本は大国扱いをされている.IFORS国際会議は3年ごとに開催されているが,その他の会議も主催し,情報の交換,OR学会を持たない国の国内学会の設立に対する支援,OR発展や教育の支援などを行っている.1957年の第1回IFORS国際会議がイギリスのオックスフォードで開催されて以来,2005年のハワイでのIFORS国際会議は第17回を数えるに至った.日本からは第1回IFORSから欠かすことなく日本OR学会員が参加してきた.現在ではORの発祥国イギリスをしのぐ参加者があり,日本の会員の国際的な場での活躍は著しいものがある.
1973年〜1975年にはIFORS会長に松田武彦氏(1968年〜1971年 同副会長)が指名され,さらにIFORS副会長には伊理正夫氏(1982年〜1984年),長谷川利治氏(1995年〜1998年),大山達雄氏(2006年〜)がそれぞれ就任し,IFORSの運営と発展に貢献されている.
またIFORSの活動の一環として,International Abstracts in Operations Research(I.A.O.R.)に世界各国の協力を得てOR論文の抄録集が,3年毎のIFORS国際会議とその他の会議での発表論文の中から選ばれた論文を集めたproceedingsとしてInternational Transactions in Operational Research(ITOR)が定期的に刊行されている.
その他にもIFORSからメンバー学会への情報伝達とメンバー学会間の情報交換のためにBulletinやNewsletterがメンバー学会に配布されている.
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