日本オペレーションズ・リサーチ学会

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2000/4
2007/2
OR学会の国際連合
IFORS関係
APORS関係

日本オペレーションズ・リサーチ学会50年の歩み

bar02
支部の歴史(九州支部)

I.支部資料の増補
日本OR学会九州支部長(西南学院大学商学部)
小島 平夫

日本OR学会40周年記念事業として『OR事典2000』が刊行されるに当たって,当時の九州支部長(現在,九州大学大学院経済学研究院 時永祥三教授)が執筆された資料は,貴重な支部の歴史回顧(特に,「II. 九州地区におけるOR活動の思い出」および「IV. 九州OR共同研究会について」)を含んでいる.そこで,この度の50周年記念事業における事典の改訂では,これらは原文のまま残しておき(手記執筆者の所属等にも修正を加えず),それに,1999年度以降2006年度までの支部活動資料を増補する形をとることとした.

OR学会40周年以降の支部活動の特徴の一つとして,特に,「III. 九州支部活動資料」の項目「(5) 講演会,(6) 見学会,(7) 支部事業(講演会,見学会以外)」において,2004(平成16)年度以降,定例の「経常活動」に加えて新たに「支部事業」が始まっていることに留意したい.

この資料増補により,支部創成期から今日までの長い支部活動の深化および活性化の歴史が確認され,更に,今後の支部研究活動の指針が見出されることを願っている.(2007/2)

II.九州地区におけるOR活動の思い出

九州地区におけるOR活動の思い出に関する手記について 時永 祥三
九州ORの揺籃時代(回顧メモ) 三上 操
OR学会九州支部の思い出 児玉 正憲
私とORとの出会いと九州OR思いつくまま 亀澤 善一郎
ORとコンピュータと私の40年の歩み 藤野 義一
九州OR共同研究会発足当時のことなど 永次 廣
OR学会40周年に想うこと 横山 清
ORの思い出 梅根 定

九州地区におけるOR活動の思い出に関する手記について
日本OR学会九州支部長(九州大学経済学部)
時永 祥三
40周年記念事業の1つとしてOR学会九州支部に関する思い出の手記を先輩の方々にお願いしたところ,こころよくお引き受けをいただいた.執筆いただいた方については,現在の支部運営委員,研究会幹事の方々を通して依頼した関係で,先輩方全員というわけにはいかなかったが,寄稿いただいた手記からは,当時の様子がよくうかがえるものとなっていると感じる.このような手記が,今後の支部活動に生かされることを望む.

なお,原稿をいただいた順に,以下,掲載することとし,メールでいただいたものはそのままで,ワープロ原稿は時永が編集して掲載した.細かな点でミスがあるかもしれないが,折角の機会にお寄せいただいたものであり,ご容赦願いたい.
九州ORの揺籃時代(回顧メモ)
はしがき
(1)九州OR創生時代
(2)2つのOR研究会とOR九州支部発足
(3)九州支部設立から1973年の発表会まで
三上 操

はしがき
25周年の頃であったか,須永教授から,OR学会九州支部創立の頃のことをまとめておいたらとの話があった.古い人たちの2〜3人をお呼びして座談会でもやったらどうかとの返事をしたが,そのままになったのです.最近は皆さんのお力で会員も増し,研究活動も盛んになり大変おめでたいことだと思います.はずみがついているようですが,最初は導入から始めているわけであり,その頃のことはもう忘れられているし,知っている人も少なくなりました.こういうことを申すのも年老いた証拠でしょうが,まだ関係者が何人化の残っているうちに,あいまいさの残ることも確かめて記録を伝えるのも全く無意味ではなかろうと思ったわけです.

ただ大変面映ゆいことですが,当時導入に骨をおった人が他にあったかどうか知りませんから,思い出が殆ど全部私自身を中心とすることになるのです.もう1つ残念なのは,私が移転の折に身軽になるために,あらゆる資料などを処分して記録が手許に何もなく,年代がはっきりしないことです.記することはだいたいの年代順ですが,何年かということがないのは,せめて手がかりになる団体とか個人名を付記しておくので,もしどなたか関心をもたれたら,関係先を当たって頂けると有り難いと思います.また私が前線を退いたあとのことは一切触れません.

(1)九州OR創生時代
九州でいつごろからORの名が知られるようになったかは思い出せないが,特定できるものではないともいえよう.ORを始めますと誰も宣言した人はいないが,北川敏男(九州大学名誉教授)と三上が別々に,それぞれ関心をもって手を付けたことは疑いない.日本OR学会創立発起人に丸山儀四郎氏(九大,東大)の名があるが,河田龍夫氏との関係で,確率論専門家としてのことで,同氏がORに強い関心をもっておられたかどうかは聞いていない.北川氏は米国旅行中にバァゾーニの本を手に入れ,その内容を日本規格協会主催の講座で紹介されたことは聞き及んでいる.

三上はどういうきっかけでORに触れ始めたかは思いだせないが,日本OR学会の発会式ともいうべき第1回の大会(1957,慶大(三田))にも参加し,翌年の発表会(1958,下関商業短大)などにも出た記憶がある.

九大工学部で正式にORの講義を始めたのは,申請大学院発足と同時で,応用推計学講座の責任で,カリキュラムに"OR概論"を取り入れたときである.

1959年に渡欧したとき「欧州各国におけるORの実態」を調査項目の1つとしたが,当時最も活動していると信じられていた英国石炭庁への訪問も実現せず,西独,フランスなどでは未だし(QCも同様だった)で所期の目的を果たすことはできなかった.大学人と企業とのORに関する接触については,三上自身以外のことは聞いたことがないが,多分殆どが無かったのではないかた思われるから,この件については三上個人の私的接触に限られるものとご了承頂きたい(もしこの他にあったことが発見されればおもしろいことである).1960年春に八幡製鉄所に呼ばれて講演をしたのが縁になったのが,同年秋から新(大学)卒社員へのOR教育が始まっている.変な話で準備もなく,チャーチマン,エイコフ,アーノフのテキストでも使おうかと思っていたところ直前にサシーニ,ヤスパン,フリードマンの本が出てこれを採用して好評を得たものと思っている.この講座は大がかりになってきて,独力では如何なものかと,身近に居られた小野山,渡辺(毅)河野,裏西の諸氏をも煩わした時期があり,この頃はそれぞれテキストを自分で編んだものである.

なお実際適用例についての解説は製鉄所の管理技術室の堀川映一氏を中心とするグループがこれに当たっているもので,すでに同所においては早くからORについての高い関心があり実例が多かったことが察せられる.(また余談だがQC関係の教育は日科技連関係講師の手で行われていたのを,三上に委せるという話もあったが,とても手が回らないので固辞したのであった).さらに教育は幹部にも必要というので,300人に及ぶ課長クラスを50人ずつに分けて概括を披露したこともある.その折は企業経営全般にわたっての講義を平井富三郎所長が(これは300人をまとめて)されるという熱の入れ方であった.またこの話を伝え聞かれたものが,住友金属小倉製鉄所からの延べ40時間以上の講義を依頼されたが,これは当時の角田IE部長の強い関心に拠るものである.(住金の受講者には九大航空卒の鳥越年高君が居て熱心であった印象が強い).

八幡製鉄所のOR教育方針は年によって受講者の選び方が変わることもあり,三上単独で毎日7.30-17:00の講義を1週間打ち通しで行うことが最も長く続いて,結局18年くらいの長さに及んだのである.(このことを知る製鉄所内の人も,現在は本社にいる西本俊彦氏と多分君津製鉄所におられるや木村二郎氏(当時事務担当)くらいではなかろうか.初期の大島部長は健在である)大学関係者も誰も知らないはずである.

この時代に創立された九州IE協会と生産性本部もORの普及に努め,二三の人に協力を依頼したこともあるが,殆どは三上がテキストを作成と講義を10年くらいやっている.当時事務を担当した九州生産性本部の富安剛史,松崎亮一両君も転出して知る人もなくなっているだろうが,西日本新聞社の野村正男氏は受講者の1人である.なお三上個人の考え方としてQC,IE,ORの管理技法の境界を打破すべきものとし,そのつもりでORの普及に努めた.その1例は九州IE協会独自の機関誌"九州IE"にもORの論文を2〜3回寄稿して啓発に努めたが,本誌(実は三上が編集部会長として責任者)も残念なことに10号前後の短命に終わっている.同じような意味で規格協会でもORの講義の1つととしてPERTを取り上げ,三上と福大の土木の方と協力して2〜3年続けたものである.

西日本鉄道でも,本社が現グランドホテルの地にある時代に,溝部孝,予敏夫氏などの企画と思うがORの講義を開くお手伝いを暫くしたが一時中断し,やがて梅根定氏の課長就任によって再興されて活気を帯びてきたのである.いろいろの実施結果であるが,中でもPERT適用の成果は著しく,一挙にORへの認識は高まって講義には専務も出られた例がある.以後社内合理化,機械化の進展は著しく,OR支部の発足,発展に資するところも大きかったのである.

九州電力では総合研究所の開所と同時と思われるが,川瀬利之主査が強い関心をもたれ,われわれが講師などとして訪問することも多かったが,また九州外の河田龍夫氏,西田俊夫氏を紹介し,講演を依頼されたこともある.その後,OR関係の仕事は研究所を離れて,本社へ移っている.初期の時代を知るのは三苫邦夫氏,,本社に移ってからのことは桜井,小柳の両氏が詳しいであろう.

なお,九州品質管理研究会も約30年の歴史をもち,委員あるいは会長としての三上は機会あるごとにORの紹介を例会発表の1つとして試み,教わったことも多いことを付け加えておきたい.

(2)2つのOR研究会とOR九州支部発足
西鉄の梅根氏の呼びかけで,九電,西部ガスと西鉄の三社による福岡OR研究会が結成され,年4回の発表会が開かれるようになったのはOR躍進の第1歩である.会場と懇親会を担当するだけではなく,当番会社は研究発表を3編くらい引き受けるといった形であったが,やがて発表は各社1編ずつ,それに社外会員としての三上が何かを発表するという形で続けてきたが,やがてシステム研究会として脱皮する.

一方,八幡製鉄の内山辰丙氏(副技師長)はIEからORに手を広げ,堀川映二氏に補佐されて,大学,団体の世話にならない一業種一社を原則とする,ということで,約10社を糾合して九州OR合同研究会の中心となったが,三上は例外的に個人参加している.堀川映二氏は新日鉄退社後,梅根定氏は西鉄退社後やはり例外的個人会員となっている.

参加企業会員は八幡(新日本)製鉄,八幡(新日本)化学,安川電機,黒崎窯業,住友金属,九州電力,西日本鉄道,西日本新聞,日本板硝子,RKB,などであったが(2〜3社は途中で退会)と記憶する.これも3ケ月に1回会合と発表を受け持つ,怠けられない研究会であった.2つのOR研究会が独自の特徴を発揮しているうちに,1966年のことである.日本OR学会山口襄理事から三上に面会の申し入れがあった.第1ホテルで同氏と高見貞二郎氏(九大数学出,日本道路公団)のお二人から九州支部の設立を促され,九州ORの現状を説明したわけである.細かいことは省くが結局,同年秋,内山氏の呼びかけの形で八幡,高見クラブで創立委員会を開いて支部開設となる.すでに実績のある2つの研究会は存続するがメンバーはOR支部と共通し不即不離の形で行事も共催できるものは共催するが,一応は独立に行うという形をとることになる.

まず,内山支部長,三上副支部長,支部運営委員会は九州OR合同研究会から選出,事務局は八幡製鉄所(担当は白崎久人氏)という形で出発し,早速機関誌"九州OR"も発刊され,論壇,ニュース,トピック,連絡事項などを載せている.寄贈を受けられた森口繁一氏から賞賛されたこともある.やがて支部長も三上,さらに新進に引き継がれていくが,いつの間にか"九州OR"の発行も停止するのは,企業内の人事異動でその任に当たる人の地位が変わったことにも因る.一般に企業にOR専門職はないから地位の変化とともに自らORとの縁が薄れるということも多く,大学でもOR研究者の系列ができるまでは,一匹狼の時代が続くのである.(現在では須永教授,児玉教授さらに岩本教授の努力によって研究態勢に心配はない).

(3)九州支部設立から1973年の発表会まで
日本OR学会は1957年に慶応大学(三田)で発会式をあげたが九州から出席したのは三上独りであったかもしれない.翌年秋の下関商業短大の研究発表会も同様である.この会は多分目崎教授の縁で開かれたものと思う.さらに1962年に福岡の電気ビル(現旧館)での発表会は当時の安川第五郎会長から九州経済調査協会に一切を依頼されたように聞いている.まだ九州在住の会員がこれを企画するには至っていない.支部発足後最初の大会は,1967年の八幡製鉄所教育センターを会場とするもので,内山支部長指揮の下に関係各社から要員を動員して整然と行われた.このときの経費の心配が話題にもならなかったのは,支部長の手腕によるものであろう.

1973年に福岡の電気ビル本館で開いた大会は,三上が委員長,事務局は西鉄であったが,はじめて経済的な問題で苦労することになった.これは1964年にやはり三上が委員長で開いた日本数学会秋季総会分科会(会場は九大)と共通して,大会予算に対する学会本部の指示が理解しがたい点にあった.とにかくいくらまで使えるかがわからないのである.ついに折衝を諦めて,こちらの委員会で企業各社にお願いすることで切り抜けることにした.しかし大会当日は各社から要員を出して頂き(中には課長さん自らが早朝からお出まし下さる程であったが),お礼を差し上げるわけにも行かず,アルバイト代を節約する形で,寄附金の殆どが剰余金となって,以後の支部財政の基盤が確立することになった次第である.当時の委員の方々には心からお礼を申し上げたい.また申し訳なくもお詫びをしなければならない.

この大会は大変好評で懇親会にも予約以外の飛び入りが多く,参加費は頂いてこれも財政的にはプラスになっている.このように順調であったのは実は当日のことで準備期間中は思いがけない手違いがあってプログラム編成中に大会期日を変更するというようなこともあって,一時は大変な心配をしたのであるが,これも委員の方々のご尽力で切り抜けることができたのは忘れ難い.こうして九州ORにいくらかでもお役に立ったかどうか自信はないが,三上の役割も一応終わることになる.最後に初期において事務局の苦労が非常に大きかったのは,学会支部運営の経験がないところから始めたせいであるが,特に,白崎氏,梅根氏,志村氏,福田氏は悪条件の中で問題処置を頂いたことを特記して感謝の意を表しておきたい.(吉村氏,福田氏はいまも西鉄データサービスで活躍中と聞く).

OR学会九州支部の思い出
(1)研究活動の活発化
(2)一般会員の増強
(3)賛助会員の増強
広島修道大学(前九州大学経済学部)教授
児玉 正憲
昭和54年より16年間九州大学経済学部に在籍し,その間8年間OR学会の九州支部長としてOR学会の世話役を務めた.特に留意した点は以下の通りである.

(1)研究活動の活発化
九州支部にOR学会の研究部会がなかったので,岩本先生(九大経済)と相談してOR学会の研究部会を発足させた.現在は各支部に研究部会ができ活発であるが,当時は唯一のものであったのではないか.この頃は期間が2年間であったので,テーマ・主査-幹事を変えて10年位は続いたと思う.年間8回,毎回2件程度の研究発表を行った.発表者の依頼に苦労した思い出がある.一時とぎれていたが,平成11年より,時永先生・古川先生(九大)のコンビで研究部会が発足したようである.九州支部唯一の研究部会であるから長続きすることを期待したい.私は,各支部に常設研究部会が一つはある方がOR学会の活性化につながると思っています.ぜひ,九州支部の研究部会を常設研究部会に昇格させるように各支部(現在,殆どの支部には研究部会があります)と連絡して学会に進言されたらどうですか(テーマを変えないで,主査-幹事の回り持ちのルールを決めれば維持できるように思われる).

九州は個人レベルの研究は活発であるが常設研究部会等を通じて他分野等との共同研究等が行われることを期待している.私は九大の前の勤務大学である名古屋工業大学,大阪大学工学部時代には共同研究が殆どで,福田先生(岐阜大),中道先生(追手門学院大学),高松先生(大阪大学)との確率モデルに関する共同研究(特に,信頼性理論・待ち行列)は約10年間続いた,これらの結果をIEEEのTrans.Reliability,OR学会誌,アメリカのOR誌,Rep.Statist. Appl.Res.,JUSE,Microelectron Reliab, 電子通信学会論文誌,等に投稿し,再投稿を経て採録された事や,共同研究を持続させるための協調性の重要性を実感したこと,日科技連で西田先生を主査とするOR研究会および三根先生を主査とする信頼性研究会での報告・討論は私の研究生活でのバックボーンになっている.ところが九大時代は殆どが個人研究となったが,勤務している所属が経済学部であるのが影響したか,私の柔軟性が豊かではないためなのであろうか.
最近,経済と工学との融合が週刊誌等で取り上げられているが九州大学経済学部では20年前からこの点に着目し,経済工学科を開設した.実りあるものにするためには経済系,OR系,情報系の教官の意識改革が必要である.私の在職中に成果を上げることができなかったのは残念であるが,昨今,時永教授を中心に活発な研究が行われているので,これからを期待したい.

(2)一般会員の増強
当時は一般会員は60名程度であった.活性化のベースは一般会員の増強であると考え,5年間位の長期計画を立て学生会員と正会員の増強に努めた.その結果,最大150名位(計画時の2.5倍)までにはなったのではないか,学生会員の30%位は正会員に残ると考え, 私の学部および大学院, ゼミの学生を勧誘した.初期の学生は意欲的で興味を示したが,退官の5〜6年前からは学部の学生は興味を示さなくなった.OR関連学会の名簿を調べたり,ORの授業科目のある学科と教官名を調査し,電話や手紙で勧誘したが,会員にとってメリットが無いと退会するのがごく自然である.学会報告をする会員および,その他の一部を除いて大部分の会員はオペレーショイズ・リサーチの和文誌だけが入力情報であるのでOR和文誌の充実を切に望む次第である.一般会員に還元するような政策をとることが重要であり, 支部としても実行する時期にきている.

(3)賛助会員の増強
賛助会員は当時,三社であった.賛助会員でなくても,支部総会や全国大会,支部としての研究会には産業界の協力を得ていたので支部としては,特に増強は必要ではなかったが,OR学会の健全財政の確立に支部が協力することになった.このため,経済学部の同窓会役員,九州支部の企業側の役員と本部の役員等の協力を得て趣意書を企業に送り,その後企業を訪問し,入会を依頼した.私の手元に手紙や訪問回数の記録が残っている.ご協力いただいた当時の支部役員等に感謝の意を表したい.この経験は, 九大経済学部における募金活動,私大における企業訪問,高校訪問が苦にならないようで役立っているように思われる.その結果, A会員,B会員を含めると13〜15社程度(計画時の4〜5倍)になった.

一般会員の場合と同様にメリットがないと退会するのが自然で,特に現在のような激しい経済環境のもとではなおさらである.学会全体として方策を考えるべきである.
私とORとの出会いと九州OR思いつくまま
元新日本製鉄(株)
亀澤 善一郎
OR学会40周年の記念事業の一環として,発行予定のハンドブック「九州支部の歴史」欄への投稿を依頼されたが,私の九州ORとの関係は,1968〜1971年と1976〜1983年の実質約10年であり,現在これに遠ざかって,既に15年有余を経過している.

また,ORに関係したといっても,「九州IE協会」「九州生産性本部」「QCサークル九州支部」などの運営委員や世話人として,会社における職掌柄,名を連ねていたに過ぎず,運営は全て会員各社の幹事の方々の真摯なご努力に委ねられていたのが実態であった.このような事情に加えて,当時の資料も散逸し,他の諸研究会などとの記憶も錯綜し,また定かでもないので,このご依頼には到底お応えできない旨を申し出で,辞退をお願いしたが"個人的なトピックなど何でも思いつくままの手記で宜しい"との現支部長の時永教授のお言葉もあり,拙い筆をとらせていただくこととした.

私とORとの 出会い(正確にはORらしきものというべきか)は,1959年頃,当時八幡製鉄(株)光製鉄所(現新日本製鉄(株))で,電気・動力(エネルギー関係)設備の建設関係業務の担当者として,同製鉄所の長期設備拡張計画の関連で,自家用火力発電所設置の有利性の検討を行ったことに遡る.これは,鉄鋼製造設備の新・増設に伴う電力負荷パターンの予測(時間帯別の分布)をベースに,買電と自家発を総合した「仕上り電力単価(需要端)の期待値」を,設置する自家発の容量(しろまるしろまる×ばつしろまるしろまる基)別に有利性比較を行ったもので「長期計画における自家発電設置の有利性に関するOR的若干の考察」として,苦労して3〜4カ月の手計算の末まとめた.この検討結果は,長期設備拡張計画の予定の変更等もあり,日の目を見ることは無かったが,私のその後の新日鉄(株)における仕事の面での非常に大きな影響を与える契機となった.
それは1961年4月,同製鉄所にはじめてIE,OR等の管理技術関係の単位組織が発足しその担当を命ぜられることであり,爾来数回の転勤にも関わらず,1974年設備技術関係の業務に替わるまで続き,更に再度また,1976年から1981年までIE,OR,SE,QC等の管理義樹の分野の業務に引き続いて携わる結果となった.

1961年4月の該当業務担当の当初は,それまで設備の建設・保全という極めて手順の明確な仕事をしてきたものにとって,何となく掴み所のない「管理技術」という業務には,戸惑いと不安をいだき,既に活発に業務が展開されていた八幡製鉄所のIE,OR部門での実務研修から始めた.この時期は,同社の第2次設備合理化計画の本格化に伴い,IE関係の業務も,個々の工程(作業)の改善問題から,設備能力増強の検討,生産工程管理,運搬の合理化等,いわば「操業システムの改革」といった新分野の問題への取り組みが要請され,同年10月に大幅な組織の拡充がなされIE部(作業標準部:部長は内山辰丙氏-OR学会初代九州支部長)が設置された.さらに大型コンピュータの導入もあり,大規模シミュレーションを主体としたOR手法等による各種診断業務が活発に展開された.

光製鉄所は,同所にも近く,業務遂行の諸々の面で援助を受けた.従って八幡製鉄IE部門が関係した九州地域における諸活動の一環としての「九州OR共同研究会(1962年11月,10社にて発足)」についても,当然オブザーバとて参加させてもらった.

この時期には,八幡への業務出張時に「OR共同研究会」の日程をできるだけ合わせるようにして参加させてもらい,九電,西鉄,安川電機等の各社の活動を垣間見させて頂くと同時に,元支部長の三上操氏をはじめ,OR関係に携わっておられる幾多の方々に知己を得ることができた(OR学会誌1997年12月号p.56-59,「九州ORの草創期」に内山,堀川の 先輩をはじめ,角田,須永,梅根など各氏の懐かしいお名前が散見される).OR学会九州支部については,内山氏が支部長を勤められた時期に学会に入会し,1974年,「管理技術」関係業務から離れた時に退会するまでと記憶している.

1968年〜1971年の八幡の在勤中は,OR共同研究会にはよく出席して,各社の事例発表を聴かせて頂いたが,発表会後の懇親会での本音の語り合いが,何より楽しかったことを覚えている.この当時の発表事例は,各社当番持ち回りで3件/回,それぞれ当番1社でこなしていたが,1974年頃からは3件中1件は他社の賛助発表ということになったと記憶している(研究会は3ケ月毎,4回/年開催).

1962年「九州OR共同研究会」発足の時点では,OR等の新しい管理技法(手法)の開発と普及,またその適用研究的な色彩の濃い事例発表が多く見られたが,1965〜1970年の段階では,漸次,本格的システム設計へのアプローチ,広範囲に亘る問題の改善・解決などの発表事例のウエイトが高まってきたように感じた.その理由は,製造業各社,公益事業各社とも,設備の新・増設等合理化計画の進展,大型コンピュータの導入等もあり,'設備能力,レイアウト診断','各種管理システムの合理化と設計'などの業務に対してのIE,ORSE部門への期待が高まり,要請された結果ではなかったかと考えている.1970年代に入ると,オイル・ショックおよび産業公害問題の提起などを契機として,省資源,省エネルギー,環境管理問題などに関する課題へのアプローチも散見され,1980年代からは,対外的な発表事例としては顕在化しないものの,「省人化」など,所謂バブル経済崩壊後の主要命題としての「リストラ」の萌芽が感じられた.いま一つ特筆すべきものとして,「QCサークル活動等職場小集団活動」の発展・定着への寄与があげられる.1965年頃の初期の段階から,この活動の事業所内展開への有効適切な「仕組み」の構築,改善・合理化とそのマインドの育成に参画したことであるが,現在においてもこの活動は,企業の合理化活動を底辺から支える「柱」の一つとして重要視されている.

以上,九州OR研究会などで取り上げられた事例の,時系列的な傾向について,私なりに感じたことを,思いつくまま概観してみた,或いは見当外れのことも多々あると考えられるが,ご容赦いただきたい.

1976年に再び八幡に勤務することになり,会社における職掌柄「九州IE協会」などと共に「OR共同研究会」のお世話を引き受けることとなった.この頃から,各企業の合理化活動も逐次本格化し,1980年代に入るとこれに拍車がかかり,各社共,IE,SE部門は,本来業務に多忙を極めることとなると同時に,事業所業務の集約,工場の移転なども行われることとなった.こうした趨勢から,OR共同研究会の会員事業所も減少の傾向を見せはじめたので,1981年3月会員各社の幹事の皆さんに計り,メンバーの拡充キャンペーンを行ったが,所期成果はあげえなかった.このように,私の力不足もあるが,本来業務の多忙を理由に,充分なお世話が行き届かなかったこを申し訳なく思っている.

その後1981年,会社におけるこの職掌を離れたことを契機として,「IE協会」「QCサークル九州支部」などと共に「九州OR共同研究会」のお世話は,辞退することとしたが,1986年OR学会九州支部へ研究会を合同化し,発展的解消を遂げるまで,名目的に引き継がれるかたちとなった.思えばこの研究会は,発足当初の奇縁で関わりをもち,途中何回かはブランクもあったが,はからずも,いわば「幕引き」に立ち会うことになろうとは思いもかけず,発展的な解消として喜ぶべきとはいえ,感無量のものを感ずる次第である.

OR学会九州支部の今後の発展を祈念しつつ筆を置くこととしたい.筆者は現在,九州産業大学工学部と日本文理大学工学部に非常勤講師として在職している.
ORとコンピュータと私の40年の歩み
(1)まえがき
(2)初めはSQCから
(3)計算機の導入と利用
(4)九州と安川におけるOR活動
(5)大学に移ってからのOR研究
(6)おわりに
九州産業大学工学部教授
藤野 義一
(1)まえがき
OR創立25周年記念長期計画を読み返していると,ORは学際的であるため適切に定義することは困難であり,学会の定款にもORの明確な定義はうたわれていないので,今後は「計画と管理の科学ないし技術」の側面を最も重要な実践活動の対象とする方針が示されている.

私がORを知ったのは,米国軍が太平洋戦争の戦略をOR手法によって計画した有名な話からであり,当時ORは大規模な問題の解決法というイメージが強かった.しかし考えてみると若いころから電気機械の設計技術者として,数理的に最適設計計算の研究をしていたこともOR問題解決方法の一つと考えられることから,ORとのつき合いは古いことになる.そして私の研究はコンピュータの登場やその発展の歴史とも関連する.これらの40年の歩みをまとめてみると,私は電気制御技術とOR技術の2重国籍の道を結び付けながら歩いてきたことになる.

(2)初めはSQCから
旧制福岡高校時代に統計や推計の講義を,当時新進気鋭の三上操先生からうけて,今までになかった数学の世界をはじめて知り,さらに大学で実験の誤差論などを学んで,実験データをまとめるなどの体験をした.昭和23年に(株)安川電機に就職して,まず小型電動機の設計開発などの業務につき,特性改善と同時に量産品の製造工程を含む品質管理の問題に取り組んだ.その一例として当時GHQからの注文品の検査で,量産品の試験データを統計的に処理しようとGHQ担当者と交渉したことが記憶に残っている.アメリカ生まれのSQCも,まだGHQの担当者までは徹底していなかったので,全品試験の検査データを提出するように要求があり,これを抜き取り検査データに簡素化してもらうためGHQまで出かけて交渉した.この間こちらも理論武装をするため,SQCの九州における指導者であった九州大学の北川敏男先生の出張講義をうけたりして.なんとか交渉を成立させたときは鬼の首を取ったような気持ちであった.昭和25年の話で,その後工場の製造や検査の管理体制の改善などにSQCの適用が広がっていった.

(3)計算機の導入と利用
昭和30年代の初期に,日本の大手企業などにIBMの大型計算機が導入されはじめたが,当初はもっぱら給与や会計計算に使用され,科学研究用に計算機を使用する会社は稀であった.私も何とか自分の電機機械の最適設計の計算に利用する方法はないかと社内で根まわしをし,さらに日本IBM社と交渉した結果,計算内容を東京のIBM本社に持ち込んで処理してもらうことに成功した.昭和35年のことで,受け取ったのはプリントアウトされた数値表数十枚と,段ボール箱一杯のパンチカードの山であった.このようなソフトの外注処理は社内で初めてだったので,経理や資材の課長と相談のうえ,特殊資材として伝票処理をしてもらって記憶がある.研究内容は当時まで計算機によるシミュレーションの発表事例が殆どなく,実験結果とも一致していたので,一発で電機学会誌の審査をパスし,この研究を拡大進展して3年後に学位論文が出来た.シンセシス法による最適設計のはしりで,コンピュータの効能が有効に発揮出来た.その後日本IBM社の天城研修センターでコンピュータの基礎と活用教育をうけ,経営シミュレーションなどOR的な問題解決法に興味をもった.

(4)九州と安川におけるOR活動
九州におけるOR揺藍時代については,三上先生がOR学会誌に詳しく掲載されており,他の方の手記とも重複しがちなので,私の関係した事項を主体に述べる.戦後九州においては前述したようにまずQC,IEなどの管理技術の導入や社内研修が頻繁に行われ,OR手法の一部がこの中で議論されていた.計算機導入時代の初期にOR学会が創立され,安川電機では会長の安川第五郎氏が第5代会長に就任された昭和37年に,はじめてOR研究発表会が九州(福岡)で開催され,ORが急速に脚光をあびるようになった.福岡OR研究会,九州OR共同研究会などが発足し,4年後の昭和41年にOR学会九州支部も発足した.企業間のOR共同研究会での発表テーマは,IBM計算機導入に関する意見交換や応用事例の紹介が主体で,安川電機でも当初は計算機担当部門がORの窓口になって事例発表をしていた.私は間接的なことであったが,研究開発管理の近代化のテーマに,技術予測や研究開発管理などの問題をかかえて,OR手法を探っていた.

昭和43年に欧米の研究開発管理の視察調査の機会を与えられ,約2カ月間欧米に研究所巡りをしたが,イギリスの鉄鋼研究所でORの専門家が研究所に20名以上いると聞いて,非常にショックを覚えた記憶がある.それで昭和44年に研究所長となってから,九州OR共同研究会にも直接参画するようになり,異業種間のOR的問題の多様性に興味を覚えた.さらに技術管理部長や経営推進本部副本部長など本格的管理業務にすすんで,昭和48年と54年の九州でのOR研究発表会には,発表や司会や運営に参加した.社内ではVE,IE,QC,ORなどの統括推進部門を担当し,関連の学会や協会との連携をとりながら,現場的推進のなかにOR的な数理科学性をもとめ,待ち行列理論の適応などの事例開発を行った.

(5)大学に移ってからのOR研究
昭和54年後期に九州工業大学に移籍し,ORとに縁の深い制御工学科で電子システム工学や信頼性工学の講義科目を担当することになった.当時やっと8ビットのパソコンが普及しはじめた時期で,研究室にPC8001を1台備え,60の手習い宜しくベーシックの操作から始めた.関連学科にOR学会の会員もおられ,一緒に九州支部の運営に本格的に参加するようになった.また日本VE協会西日本副支部長は従来どうり継続して数年間勤めた.この間福岡県工業技術センターの委託で,直方市や直方鉄工協同組合の振興計画のプロジェクトに参加し,シンクタンクのメンバーと共同で市場予測やインキュベータ計画の立案を行った.また米国カリフォルニア・バークレー大学に訪問研究員として滞在したとき,となりの校舎にOR学科があるのが分かり,訪問して資料をみせてもらうと,外部から大学に多くの研究委託テーマがよせられていることを知って感激し,内容を支部の講演会に紹介した.その後コンピュータの技術と,これを応用したディジタル制御の発展はめざましく,NE,ロボット,FMS,CIMなどへて発展していく.研究テーマもロボット制御からCIMのシステム開発関連へてがけていった.

その後九州産業大学に移籍した平成2年にOR学会九州支部長を務めることになり,また本部の理事として学会運営に参画した.この年は九州支部25周年にあたり,招待講演者の前座として,「九州でのORの歴史と活動」を短時間ながら紹介した.引き続きOR研究発表会「地域活性化とOR」が北九州市戸畑区で開催され,記念講演や特別講演をされた末吉北九州市長や,奥山スペースワールド社長などの対応に追われて,自分の「インキュベータの予測計画」の発表もそこそこに終えたことを思い出す.また九州産業大学には文系の会員もおられて,新たなOR問題を教えられたことが多い.私も地元企業と共同でAutoMod IIのソフトを用いて化学分析工程のスケジューリング問題を取り上げ,APORS'94で発表させてもらった.その後4年間九州産業大学の情報処理センター所長を務めたが,その間ネットワーク,オープンシステム,ダウンサイジング,マルチメディアと情報技術が進展し,これからのORの手法や研究開発にも大きな変革が訪ずれようとしている.今年の特別講演で,元三菱電機専務の伊藤氏が話された「シームレスオフィス環境における創造的生産管理」は新しいオフィスと組織の革命であり,一部の企業ですでに実施しはじめているらしい.今後は現役諸氏の検討を祈るのみである.

(6)おわりに
ORが経営の科学といわれ,学会会長にも多くの立派な経営者が選ばれて,感銘の深い講演をされた経営者の顔を何人も思いうかべる.振り返ってみるとOR学と経営者の違いは数理性と人間性の差にあると思う.数理的に裏付けされた計画と,ときには直感的に決定された計画の間にあるギャップは何か?.これは今後永遠の研究課題であろうが,ギャップが少しでも近づくことを期待する次第である.
九州OR共同研究会発足当時のことなど
平成11年5月
(株)安川電機
取締役副社長 永次 廣
この度,当社の事務局を通じて,日本OR学会40周年記念事業として作成するハンドブックの「九州支部の歴史」に掲載する手記の執筆依頼をいただいた.私自身は,研究会や,OR学会とのご縁がなくなってから久しく,一度は辞退してみたものの,当社の安川第五郎元会長が第5代日本OR学会の会長を勤めたこと,平成6年には当社がOR学会より栄えある「OR実施賞」をいただいたことなど,当社とOR学会との少なからずのご縁を思い出し,あえて拙文執筆を思い立った次第である.

私の手もとに,昭和37年11月28日に開催された,第1回九州OR共同研究会(同研究会発足打ち合せ会を兼ねる)の出席者名簿と議事要旨を届けていただいた.当社からの出席者は,当時私が所属していた企画管理部の副長と課長(今ではいずれも故人)である.各社のメンバーの中には,九州OR共同研究会の発足とその後の運営に当たってリーダー役を担われた,八幡製鉄の内山さんや掘川さんのお名前が見える.この第一回研究会に出席するに当たり,直属上司の課長より,当社におけるORの活用状況について調査の上報告するように指示があった.どのような報告をしたか,記憶にはないが,内容が適切であったのであろう,この時以来,OR共同研究会の当社事務局を命じられてしまった.報告内容が適切であっただろうと推測するには,それなりの理由がある.会社に入社して程なく,確か昭和35年頃と思うが,独身寮で生活を共にする同期入社の仲間たち4〜5人と勉強会をやっていた.仲間の一人の提案で取り上げたのがORである.まず,技法の勉強をするために,オーム社から出版された「OR入門」の輪読から始めた.そして,それぞれの職場のなかでの具体問題を持ち寄り,技法の適用を試みてみた.結果として,実際の問題解決には役にたたなかったが,ORの技法を習得するには大いに効果があった.当時,当社の中でまがりなりにもORに関する知識と活用のサンプル事例を持っていたのは,この勉強会の仲間だけであった.

かくして始まった共同研究会とのご縁であるが,各社の事務局の悩みは研究発表テーマの選定であった.研究会の運営は,各社持ち回りで,四半期に一度の頻度で開催されていた.当初は当番会社になると,一社で2〜3テーマを発表しなければならなかった.(その後,二社が分担して発表するようになったようであるが)初期の頃は,OR研究会にふさわしいOR技法の活用事例を,会社の中で探し出すのが,一苦労であった.ORの技法を活用して問題解決をした,しかも研究会で発表して参考にしていただけるような成功事例など,数多くあるはずがないのである.各社の事務局で構成する幹事会での話題は,このテーマ選定に関する苦労話が中心であったような気がする.回を重ねるうちに,テーマについては特にOR技法にこだわらず,各社における問題解決や改善事例を紹介することにより,相互研鑚をはかる場に自然と落ちついてきたのではないだろうか.OR技法の研鑚はともかくとして,共同研究会が異業種企業の交流の場として,相互に視野を広げることに大いに貢献したことは疑うべくもない.その後,共同研究会と日本OR学会九州支部が合併し,今日にいたるまで研究会活動が継続されていると伺っている.「継続は力なり」と言われるが,歴代の関係者の方々のご尽力に高く敬意を表する次第である.

平成6年にOR学会より栄えある「OR実施賞」をいただいたが,その受賞の理由としては,当社の安川第五郎会長が第5代日本OR学会の会長として貢献したことに加えて,OR活動をTQC活動の一環として位置付けて,経営活動の最適解を求める活動として,情報システムをベースとした産業用ロボット生産CIM工場の建設,新製品・新技術開発,社内設備改善への応用展開を図ったことが評価されたものと聞いている.

具体的には,次の活動内容がOR学会の発展へ貢献したとして評価されたものと思う.

(1)OR学会の運営に関して
昭和32年日本OR学会創立以来,ORの普及発展のために活動し,OR発展の重要な時期に,昭和37年から39年にかけて,当時当社会長であった安川第五郎が第5代日本OR学会会長を歴任した.
その後,安川第五郎は昭和41年九州支部発足に伴い支部活動にも重点を置き,OR活動を推進した.平成3年には九州支部の副支部長会社を務め,日本OR学会全国大会の開催時には支部長会社として企画・運営に当たり,お世話させていただき,九州支部及びOR普及・発展のために努めた.

(2)OR活動の実践について
昭和56年のTQC導入を契機に,「経営活動の最適解を求める活動」と捉え全社的品質管理活動の一環として位置付けて推進した.この活動は現在も続いており,その成果は多岐にわたり,部門によって異なるが,当時年率10%の生産性・品質の向上がはかられている.この結果,研究発表会,OR誌関係の論文については,受賞時点で合計20の改善事例の発表を行ってきた.
その内容は,
・設備改善 7テーマ
・新製品,新技術開発 5テーマ
・情報システムの改善 4テーマ
・産業システム応用 4テーマ
となっている.

具体的に実施したテーマと効果及びその評価については,下記のとおりである.

(1)社内設備改善への適応
工場設備,生産システム,生産計画の最適化をもとめて設計から製造,検査,物流,施設まで,広範囲な社内設備改善への適応がなされた.その成果の一端は,昭和60年発表の「制御盤の設計・製造におけるCAD/CAM システム(大河内賞受賞)」につながり,制御機器,電動機から産業用ロボットの工場までの改善に大いに役立っている.

(2)新製品・新技術開発への応用
産業用電機品の総合メーカとして,新製品・新技術開発の分野は「メカトロ製品」「上下水処理場の制御装置」「産業用ロボット」等への応用と多岐にわたっている.例えば,半導体製造装置のテーブルモデルにおける複数加振系の実稼動時挙動解析,応答比法と主成分分析法を使ったノイズ除去についての解析は,今後の高精度で高速の位置決めに応用され,シミュレーション技術との組み合わせで,広範囲の生産設備の最適化が期待される.この様に,開発された先端技術は,後に安川電機の主要商品に生かされ,広く社外で活曜している.

(3)社内情報システムの構築と産業用ロボット生産CIMシステム工場の建設
生産管理システム,設計CADシステム,物流システムから営業支援システムまでを結んだ,全社システムへと広範囲に社内情報システムの改善に取り組んだ.その成果は,システム・シミュレーションの最適化として「産業用ロボット生産のCIMシステム工場」(モートマンセンター)の建設として実現させた.

(4)産業用システム装置への応用
安川電機の主要商品群の中で,特にシステム技術,シミュレーション技術を駆使して,最適化モデルの検討が必要なものに産業用システム装置がある.具体的には ごみ暁却プラント,製鉄所の各種設備,上下水処理場,その他一
般産業用の制御装置に使われており,これらの商品は各分野で大いに役立っている.

最後に,日本OR学会ならびに九州支部の今後のますますの発展をお祈りする.
OR学会40周年に想うこと
平成11年5月
安川設備技研株式会社
取締役社長 横山 清
戦後経営上の意思決定のツールとして導入発展してきたORは数学モデルによるシミュレーション問題の最適化さらに情報処理を取り込んだ統合経営システム作りへと広い分野にわたり浸透してきた.九州支部にも,諸先輩のご努力により,その流れは脈々と受けつがれ今日まで続いている.この活動の中で特筆すべきは何といっても自主的に大学関係者と産業界の異業種企業のメンバーが強調しながら実践的に問題・課題の解決に取り組み,その成果やプロセスをお互いに定期的にOR研究会,成果発表会,ORシンポジウムの場で公開し,討論・研鑚してゆく素晴らしさにある.このしくみは少なからず若い学者や技術者の「学び舎」としての多くの人をはぐくみ今日まで伝承・継続されてきている.

特に平成3年には九州支部が,1991年春期全国OR学会を担当し,会員各社の協力のもと戸畑市民会館を舞台に全国より多数の参加を得て盛大に開催し,出席各位のご満足とOR活動のPRに貢献出来たのは記憶に新しい.また,いささかアカデミックで取り付きにくかった会合に新しく「ORサロン」を導入し肩のこらぬ自由な雰囲気での討論交流が出来るようになったのも一服の清涼剤となった.

今日企業を取り巻く環境は激変しており,その規模,範囲はボーダレスでワールドワイドに拡大している.私たちの周囲には経営戦略をはじめ,環境,エネルギー,食糧,気象・気候,バイオなど解決すべき課題が山積している.ORで取り組む課題も格段に大形化し複雑になってきている.今や,氾濫する管理手法,多様化するアプローチやパラメータの選択など最適な問題解決の設定も至難の技である.しかしこれらの基本となる考え方や原理原則はすべて共通であり,それらの特長を生かした活用・融合こそ重要である.OR九州支部活動今後学校関係者や産業人のより一層の協調の場となり改革のリード役となることを願ってやみません.
ORの思い出
前西日本鉄道(株)
梅根 定
ある日,西鉄の後輩から電話があり,OR関係の揺籃期の手記を書いてくれという.早速,書棚やら倉庫の中やら,OR関係の資料を探してみた.OR学会九州支部の機関誌「OR九州」や「九州地区産業別OR共同研究会発足打合せ会及び第1回共同研究会議事要旨」など懐かしい資料が残っていた.それらを紐解いてみる.九州大学の三上操教授や八幡製鉄(現新日本製鉄)の内山辰丙氏をはじめ,資料には,お世話になった懐かしい人々の名前がある.あれから,30数年が経っている.

思い起こせば,IEやらORといったものに取組み始めたのは,昭和30年代の中頃になってからと思う.その当時のことを少し回想してみることにする.個人史となるのは,ご容赦願いたい.

敗戦後,海軍から帰ってきて,入社した頃の西鉄は,今思えば,色々なことがひどい状況だった.なんとかしなければならないという想いだけがあった.私が入った整備でも,「おれは整備の経験があるから,経験のないおまえ達は黙ってついてこい.」ということだった.そんな中で,ある日,上司に「あなた一人の経験なんてなにも役には立たない.我々の先輩が苦労して,このようなハンドブックを作っている.これが人類の経験だ.」といって,機械工学ハンドブックを叩き付けたことも今は懐かしく思い出される.

昭和20年代の後半は,整備の職場内で種々の改善に取組んでいたが,昭和35年,企画部に移って,多少なりとも科学的なやり方での改善や合理化に取組み始めた.今からすれば,当たり前ではあるが,昭和36年,バスの稼動の実態を現地調査し,時系列にグラフ化した.これにより,予備車を含めたバスの所要台数は一目瞭然となり,大幅な減車が実現できた.これは,IEやORでいうところのFactFindingということに過ぎないが,色々な技法を学び,現場での事実をはっきりと調べ,科学的な管理法で問題点を掴み取っていくことの重要性を認識した.こういう中で,翌37年,九州地区OR共同研究会の発足などがあり,これは益々こういったものを勉強して,改善やら生産性向上やらに取組んでいかなければならないという確信が深まっていった.

昭和37年の秋,九州OR発足の1〜2月前だったと思うが,八幡製鉄の斉藤一生氏が私を尋ねてきた.「九州ORを創ろう.こういったことをやろう.西鉄も賛成してくれ.」ということで,早速,当時の企画部長の南里孝さんに話をし,九州ORに参加することになった.おそらく,斉藤氏が内山氏に,大学の同期で梅根という者を知っているということになったのだと思う.これが,その後の西鉄や私にとってのOR的交流の始まりだった.

福岡地区OR研究会は,昭和39年6月2日に,三上教授をお招きして,九州電力,西部ガス,西鉄の三社で初回の会合を開催した.参加者は,九州電力が中原氏,三苫氏,白石氏.西部ガスは空閑氏.西鉄は私と吉村博之君,福田晋一郎君であった.同年12月の研究会は,九州電力が若林氏,瀬戸氏,三苫氏,白石氏.西部ガスは井上氏,空閑氏,濱本氏,山形氏.それに三上教授.西鉄は前回の三人となっている.福岡地区OR研究会は,その後,福岡システム研究会とその名称を変えながらも,三社での研究活動が継続されている.平成5年11月,福岡システム研究会の第100回記念ということで,私もOBとして記念パーティに招待を受けた.福岡OR研究会の活動が現在に至るまで,営々と引き継がれており,後進の数多くの皆さんの努力に感謝すると同時に感慨深いものがあった.

福岡OR研究会では,ORを実務に適用した各社の事例発表が続いた.九電さんはどちらかというとアカデミックであり,西部ガスさんは色々と苦労されていたように思える.西鉄はバスや電車の現場の改善についての発表が多かった.また,三上教授から経営科学としてのORのお話を伺うことも幾度となくあった.この研究会での事例発表後の懇親会の場が,昼間のOR研究に劣らず重要な役割を果たしてきた.夜があればゴルフも当然で,昭和43年4月の生の松原ゴルフ場でのスタート以来,こちらも既に90回を迎えたと聞く.こうして,私も福岡OR研究会の場で,ORと共にゴルフを学ぶことになった.

西鉄での初期のOR教育は,昭和36年秋からの半ば合宿も含めた半年間のコンサルタント講習会を契機にして,半年間毎月一週間ずつ,東京での日科技連のOR講習会に行き始めた.その後,企画とシステムの大卒社員は全員がこの日科技連のOR教育を受けることが永年の伝統となっていった.昭和38年,企画部に能率課が設置され,社内で能率をあげるためには何でもやるぞということになり,まずは,課全員の教育だということで,IE,OR,QC,事務機械化など色んなことを勉強し,役に立ちそうな講習会にはどんどん参加していった.企画担当取締役から「教育費を使いすぎる.能率課だけで会社の教育費の6割を使っている.」と注意を受ける程,能率課時代は改善担当者の育成に力を注いでいた.また,九大の三上教授には,その当時,数年間に亙って社内でのOR関係の講義をお願いするなど,ORの普及教育においても大変なお世話になった.

当時の企画部能率課は,IE・ORなどを使った合理化を推進する業務改善係と電算機による事務機械化を推進する機械計算係で構成していた.南里部長がどんどん勉強させてくれて,また,人を集めるのもやれやれということで,色々な改善にどんどん取組むことができた.IEやらORやら色々な勉強をした.また,それらが役に立った.当時は,IEであろうとORであろうと,会社に役立つものであれば何でも良かったし,また,役立つものを一生懸命探していた.当時は,世の中がそういった時代だった.

能率課は,会社の能率を上げるために,当然だが全社を相手にしていた.何かあれば,現場に行って,自分の眼で調べてこいということで,人の話や憶測でなく,何事も現場に行って,ストップウォッチとかその他のものを持って調べに行く.当然,出向いた先では嫌われる.企画の人間が勝手にやって来て,勝手に調べ挙げて,勝手に改善案を出す.「こうしなければおかしいではないか.このように出来るではないか.」「いや,これはこうだ,ああだ.」となるが,事実を何度調べ直しても同じことが出てくる.「う〜ん,それは困る.」こんちきしょうと思ったところで,事実を調べ,それを踏まえた上での改善策の前では,相手もそうせざるを得なくなる.当時,能率課は色んな勉強をし,改善に役立つ色んなやり方を知っていた.それで,理論闘争で勝つことになる.改善や合理化には,喧嘩が付き物の時代であった.しかも,電算機による事務の機械化を担当し,各部課の定員査定権限も握っていた.相手はさぞかし不愉快であったと今更ながら思う.

昭和40年代初期の代表的なOR適用例としては,整備工場での改善が思い出される.バスの整備工場における整備士の定員設定は,それまでは主として車両台数に比例して行われていたが,工場への臨時故障車の到着の確率分布はポアソン分布となること,故障車の修理に要する時間の確率分布は指数分布となることを調査で確認し,待ち行列理論を使って,車両の休止による損失費用と整備士の費用の関係から,最適な整備士数を理論的に算定することが可能となった.
OR九州(1970年4月1日No.7)には,西鉄におけるPERT適用事例として,バスのエンジンオーバーホール工程では,整備士12人で1日1台であったものを15人で2台へと改善が実施できたこと,また,車検工程でも,一部の工程削減を含め,整備士5人で1日1台だったものを同じ人数で2台に改善出来たことなどを報告している.

能率課,そしてその後の事務改善部は,IE,OR,QCなどの管理技法や電算機に関する社内教育を担当していた.テキストは,ほとんど全てが手作りである.「フローチャート」「ワークサンプリング」などから始まって,「設備投資と経済計算」「線形計画法」「待ち行列の理論と実際」「PERT」「在庫管理」「シミュレーション」「分布と回帰」等など.手作りテキストの利点は,社内での改善の実例を取り上げることで,教育を受ける社員にも馴染み易く,仕事に必要なことを重点的に教育できたこと,また,テキストの作成を通じて社内講師の育成が図れたことなどであった.
こういった社内教育で思い出深いのは,昭和43年秋に実施した教育用プログラミング言語による経営者と管理者へのEDP教育である.これは各自,実際にプログラムを作成して,自分の手で機械にかけ,正しい答えを得るまでデバッグを繰り返すという実習である.MIS時代におけるコンピュータの役割を認識してもらうため,まず最初に社長以下役員を対象に実施し,順次,部課長クラスへと広げた.社長以下皆さん,大変苦慮されながらも,熱意を持って取組まれていた.私にとっても懐かしい思い出である.

振り返ってみれば,私にとってのORとは,色んなことを学ぶことであり,自分の眼で事実を知ることであり,学んだことを役立てることであったと思う.今後,多方面の色々な才能を持った人が出てきて,広い分野でOR的な交流を深め,勉強して,成果を実践し,社会の発展に寄与されんことを願っております.最後に,このような思い出を書けるのは,ご指導頂いた数多くの方々並びに昔勤務していた西鉄のお陰だと深く感謝致しております.
III.九州支部活動資料
(1)歴代支部長
(2)OR学会の開催
(3)シンポジウムの開催
(4)講習会
(5)講演会
(6)見学会
(7)支部事業(講演会,見学会以外)
(1)歴代支部長
三上 操 九州大学工学部教授 1974(昭和49)年5月
須永照雄 九州大学工学部教授 1977(昭和52)年5月
児玉正憲 九州大学経済学部教授 1982(昭和58)年5月
藤野義一 九州産業大学工学部教授 1990(平成2)年5月
岩本誠一 九州大学経済学部教授 1992(平成4)年5月
村上周太 九州工業大学工学部教授 1994(平成6)年5月
松山久義 九州大学工学部教授 1996(平成8)年5月
時永祥三 九州大学経済学部教授 1998(平成10)年5月
濱田和樹 西南学院大学商学部教授 2000(平成12)年5月
斎藤参郎 福岡大学経済学部教授 2002(平成14)年5月
前田 博 九州工業大学工学部教授 2004(平成16)年5月
小島平夫 西南学院大学商学部教授 2006(平成18)年5月
(2)OR学会の開催
九州電力(株)電気ビルにて 1973年11月7日〜11月9日開催
特別テーマ「国民の福祉増進のためのOR」
九州電力(株)電気ビルにて 1985年5月16日〜5月17日開催
特別テーマ「情報システムとOR」 」
戸畑市民会館にて 1991年5月7日〜5月10日開催
特別テーマ「地域活性化とOR」
九州大学文科系キャンパスにて 1997年4月2日〜4月4日開催
特別テーマ「ゆとりある都市生活とOR」
福岡大学にて 2003年9月10日〜9月11日開催
特別テーマ「アジアに広がるOR」
(3)シンポジウムの開催
1)第38回シンポジウム
九州大学経済学部にて 1997(平成8)年4月1日開催
シンポジウムのテーマ『地域活性化の新しい流れと展望』
「九州における地域活性化の課題と展望」
日本開発銀行福岡支店企画調査課 加藤茂樹
「住学協同機構筑豊地域づくりセンターと筑豊ゼミ
筑豊での地域づくり活動グループの10年目」
筑豊地域づくりセンター(ドルフ社長)野見山 薫
「経営戦略論の観点から評価する九州地区の過疎地域活性化策」
熊本学園大学商学部 古田 龍助
「大分県におけるインターネットによる異業種交流とその展望」
ハイパーネットワーク社会研究所(鬼塚電機社長)尾野 徹
「テーマパークの経営戦略と展望」
NHVホテルズインターナショナル(ハウステンボス)海老原 靖也

2)日本OR学会40周年記念九州支部シンポジウム
福岡ガーデンパレスにて 1998年1月20日開催
「日本OR学会長期ビジョン」
梅沢 豊(長期計画委員会委員長,東京大学経済学部)
「経営の科学としての新潮流」
刀根 薫(日本OR学会会長,埼玉大学工学部)
「企業活性化の秘訣」
村井 勉(日本OR学会前会長,JR西日本,アサヒビール名誉会長)

3)第50回シンポジウム
九州大学国際研究交流プラザにて 2003(平成15)年9月9日開催
シンポジウムのテーマ『ORと数学』
「分割問題について - 動的計画からのアプローチ - 」
藤田敏治(九州工業大学工学部 )
「最適化における共役点理論概要」
川崎英文(九州大学大学院数理学研究院)
「極値問題とニュートン図形」
岩崎克則(九州大学大学院数理学研究院)
「制御差分方程式について」
岩本誠一(九州大学大学院経済学研究院)
(4)講習会
なし
(5)講演会
九州支部では,講演会と研究会を同時に開催しているので,これらを合わせて示す.ただし,1975,1976(昭和50,51)年開催分のデータの詳細は不明である.
2004(平成16)年度以降,定例の「経常活動」に加えて新たに「支部事業」が始まることとなり,該当箇所には支部事業と明示している.
1977(昭和52)年
九州電力(株)にて 1977年5月10日開催
1)「ORの諸手法をシステム的観点から総括的に整理すると」 須永照雄(九州大学工学部)
九州電力(株)にて 1977年7月13日開催
1)「ORの昨今」 三上 操(九州大学工学部)
2)「Abductionについて」 唐津 一(松下通信工業)
九州電力(株)にて 1977年9月13日開催
1)「データファイルにおけるランダマイズ機能の評価」 小柳 伸(九州電力(株)情報システム部)
九州大学にて 1977年10月18日開催
1)「製鉄所の経営企画における管理技法の適用について」 亀沢善一郎(新日本製鉄(株)八幡製鉄所)
九州電力(株)にて 1977年11月15日開催
1)「多段工程複数製品のバッチ製造ラインの最適設備能力と最適ロットサイズ決定の近似解法」 長田 博(三菱化成(株)黒崎工場)
九州電力(株)にて 1978年1月17日開催
1)「目視検査の構造分析とその最適化」 岡本久人(新日本製鉄(株)八幡製鉄所)
2)「最適選択の諸方式」 城島邦行(熊本女子大学)
九州電力(株)にて 1978年2月14日開催
1)「待ち行列問題の連続モデルを利用する近似解法」 S.K.ビスワス(九州大学工学部)
1978(昭和53)年度
九州電力(株)にて 1978年5月10日開催
1)「信頼性について」 二宮 保(九州大学工学部)
九州電力(株)にて 1978年7月1日開催
1)「造塊注入要員の合理化」 池上勝英(新日本製鉄(株)八幡製鉄所生産技術部)
九州電力(株)にて 1978年9月12日開催
1)「オンラインリアルタイムシステムの処理能力評価について」 田中耕二(九州電力(株)オンライン開発班)
九州電力(株)にて 1978年10月13日開催
1)「埠頭計画のシミュレーションについて」 小出知義(三菱化成工業(株))
九州電力(株)にて 1978年11月6日開催
1)「可算状態空間をもったベクトル値マルコフ決定過程」 古川長太(九州大学理学部)
2)「国民経済計算の最近の展開」 武野秀樹(九州大学経済学部)
1979(昭和54)年度
九州電力(株)にて 1979年4月26日開催
1)「電気通信サービスの現状と将来について」 藤木忠司(九州電気通信局)
九州電力(株)にて 1979年6月29日開催
1)「多属性効用関数を用いた地域省エネルギーシステムの意思決定」 村上周太(九州工業大学)
九州電力(株)にて 1979年8月21日開催
1)「医療はこれでよいのか-そのOR的視点からの考察」 杉田 肇(大分アルメイダ病院)
九州電力(株)にて 1979年11月12日開催
1)「企業における管理技法の適用について」 小山博敏(経営コンサルタント)
1980(昭和55)年度
九州電力(株)にて 1980年4月2日開催
1)「ヨーロッパにおけるOR教育について 出張報告」 須永照雄(九州大学工学部)
九州電力(株)にて 1980年6月17日開催
1)「都市計画におけるシステム分析手法」 荻島 哲(九州大学工学部)
九州電力(株)にて 1980年8月22日開催
1)「Bus location System について」 松尾俊彦(西日本鉄道(株))
九州電力(株)にて 1980年11月10日開催
1)「信頼性・保全性システム理論の現況」 児玉正憲(九州大学経済学部)
三菱化成(株)にて 1981年1月27日開催
1)「自家発電所最適負荷配分システムの紹介 小出知義(三菱化成)
九州電力(株)にて 1981年2月26日開催
1)「多属性効用関数を用いた住民の都市評価モデル」 前田 博(九州工業大学工学部)
1981(昭和56)年度
九州電力(株)にて 1981年4月10日開催
1)「スペインにおける品質管理」 亀沢善一郎(新日本製鉄(株)技術協力室)
九州電力(株)にて 1981年6月19日開催
1)「逆最適制御について」 岩本誠一(九州大学経済学部)
九州電力(株)にて 1981年8月21日開催
1)「SIMPOSの開発と適用」 常住 (新日本製鉄(株)技術部)
九州電力(株)にて 1981年11月17日開催
1)「グラフ理論を応用した化学プラントの異常診断」 松山 久義(九州大学工学部)
九州電力(株)にて 1982年1月22日開催
1)「火力発電プラントの最適制御」 中村秀雄(九州電力(株)総合研究所)
九州電力(株)にて 1982年2月10日開催
1)「地震発生確率の推定」 山川典宏(九州産業大学経営学部)
1982(昭和57)年度
九州電力(株)にて 1982年4月9日開催
1)「UCBにおけるOR教室の近況」 藤野義一(九州産業大学工学部電気工学科)
九州電力(株)にて 1982年6月24日開催
1)「グループデシジョン(共同意思決定について」 北原貞輔(九州大学経済学部)
九州電力(株)にて 1982年8月9日開催
1)「当社のTQC活動と方針管理について」 中野 徹((株)安川電機TQC推進部)
九州電力(株)にて 1982年11月19日開催
1)「知的機能の機械化とその問題点」 駒宮安男(九州大学大学院総合理工学研究科)
九州電力(株)にて 1983年1月26日開催
1)「住民のローカルエネルギーについての意識調査」 黒須顕二(九州工業大学工学部制御工学科)
九州電力(株)にて 1983年2月22日開催
1)「イメージ処理について」 加藤栄一(西日本鉄道(株)電算部)
1983(昭和58)年度
九州電力(株)にて 1983年4月19日開催
1)「オフィスオートメーションとOR」 山川典宏(九州産業大学経営学部)
九州電力(株)にて 1983年6月23日開催
1)「画像処理技術の実用化について」 染谷栄晴(三菱化成(株)企画部)
九州電力(株)にて 1983年7月6日開催
1)「OR私観」 刀根 薫(埼玉大学工学部)
九州電力(株)にて 1983年11月24日開催
1)「広域上水道系の需要予測と制御」 村上周太(九州工業学工学部)
九州電力(株)にて 1984年1月30日開催
1)「生産ラインにおける物流システム」 春田裕右(新日本製鉄(株)技術部能率室)
九州電力(株)にて 1984年2月28日開催
1)「損益分岐点分析におけるOR」 平田正敏(西南学院大学商学部)
1984(昭和59)年度
九州電力(株)にて 1984年4月24日開催
1)「コンピュータによるテキスタイルデザイン技術の開発」 藤元正二(福岡県福岡工業試験場繊維課)
九州電力(株)にて 1984年10月29日開催
1)「生産管理とOR」 国狭武巳(九州産業大学経営学部)
九州電力(株)にて 1984年12月9日開催
1)「第1回日中統計シンポジウムに参加して」 児玉正憲(九州大学経済学部)
九州電力(株)にて 1985年1月23日開催
1)「連関図とDEMATEL との組合せによる問題構造の把握(パソコン処理システムSAMDIC-P) 関谷順太((株)安川電機製作所情報システム開発部)
1985(昭和60)年度
九州電力(株)にて 1985年4月24日開催
1)「東陶機器(株)の物流の概要について」 大石光次(東陶機器(株)物流本部)
九州電力(株)にて 1985年7月25日開催
1)「数学モデルの構成に関する一考察」 福田 馨(九州産業大学経営学部)
西鉄電算ビルにて 1985年9月25日開催
1)「西鉄電算ビルのオフィスレイアウトについて」 松尾俊彦(西日本鉄道(株)電算部営業課)
九州電力(株)にて 1985年12月6日開催
1)「ソフトシステム思考」 北原貞輔(九州大学経済学部)
2)「順序配分過程について」 岩本誠一(九州大学経済学部)
九州電力(株)にて 1986年1月31日開催
1)「製品特性値の予測モデル開発について」 美嶋洋一(新日本製鉄(株)八幡製鉄所技術部能率室)
1986(昭和61)年度
九州電力(株)にて 1986年4月24日開催
1)「5つのOA理論について」 平田正敏(西南学院大学商学部)
九州電力(株)にて 1986年7月14日開催
1)「NISANシステムにおける諸データ解析機能について」 栗原考次(大分大学工学部組織工学科)
2)「九電自動給電制御システムについて」 真栄城朝章(九州電力(株)工務部給電課長)
3)「システム監査の問題について」 池田哲郎(九州産業大学商学部)
九州電力(株)にて 1986年11月26日開催
1)「業務効率化適用事例-経済パソコンのネットワーク組み入れについて」 青柳文城(新日鉄化学(株)戸畑製造所情報システム部)
2)「ファジイ意思決定分析について」 前田 博(九州工業大学工学部)
3)「企業のOA化の現状と将来について」 戸嶋博文(新日本製鉄(株)八幡製鉄所技術部能率室)
青柳文城(新日鉄化学(株)戸畑製造所情報システム部)
花田留男(住友金属工業(株)小倉製鉄所システム部)
九州電力(株)にて 1987年2月10日開催
1)「効果的OAの推進に関する仮説」 稲永明久(福岡工業大学工学部)
2)「繰り返しゲームについて」 村田省三(九州産業大学経営学部)
3)「企業のOA化の現状と将来について」 木下武久((株)安川電機製作所業務部情報システム課)
中村 晃(西日本鉄道(株)事務管理部)
染谷栄晴(三菱化成化学(株)黒崎工場企画部)
白石晃久(黒崎窯業(株)技術本部技術統括部)
1987(昭和62)年度
九州電力(株)にて 1987年5月29日開催
1)「ソフト思考の経済政策」 山崎良也(九州大学経済学部)
九州電力(株)にて 1987年9月10日開催
1)「最近の人工知能の研究」 吉武春満(西南学院大学商学部)
2)「福岡-平尾間連続立体交差事業の概要」 下川智也(西日本鉄道(株)電車局建設事務所工事課)
3)「最近の企業内ネットワークの動向について」 横山宏一(NTT(株)九州総支社企業通信システム営業部)
住友金属工業(株)にて 1987年11月27日開催
1)「混練作業の要員検討について」 早川隆久(黒崎窯業(株)八幡製造所技術部能率室)
2)「LANの形態およびプロトコルとその特性解析」 時永祥三(九州大学経済学部)
3)「企業内ネットワークの現状と将来について」 石井英俊(住友金属工業(株)生産管理部システム室)
清末義和(東陶機器(株)情報システム部)
糸永真一(新日本製鉄(株)八幡製鉄所生産技術部能率室)
九州電力(株)にて 1988年2月18日開催
1)「読唇の工学的アプローチとその応用」 松岡清利(九州工業大学工学部)
2)「社会システムについて」 秋本涼太郎(日本電子計算(株))
3)「企業内ネットワークの現状と将来について」 桜井 隆(九州電力(株)情報通信部)
吉村博之(西日本鉄道(株)情報システム部)
瀬々浩俊(安川電機(株)技術開発センター)
1988(昭和63)年度
九州電力(株)にて 1988年4月26日開催
1)「住宅地図作成自動化システムについて」 林 秀美(ゼンリン(株)研究開発部)
九州電力(株)にて 1988年9月22日開催
1)「トークンパッシング方式LANの性能評価」 深川幸紀(西日本工業大学)
2)「ホワイトカラー業務へのエキスパートシステムの適用について」 北見正規(新日本製鉄(株)生産技術部能率室)
3)「さあスプレッドシートでORを始めよう」 権藤 元(近畿大学工学部)
住友金属工業(株)にて 1988年12月2日開催
1)「意思決定過程について」 山川典宏(九州産業大学経営学部)
2)「圧延工場の自動化システム」 正木秀尚(住友金属工業(株)システム企画室)
3)「企業内におけるAI的アプローチについて」 森沖啓司(住友金属工業(株)システム企画室)
北見正規(新日本製鉄(株)生産技術部能率室)
九州電力(株)にて 1989年2月23日開催
1)「OSIによる異機種間連係システムについて」 弥冨昭男(九州電力(株)情報通信部)
2)「エキスパートシステムにおける演繹型データベース」 高木利久(九州大学情報処理教育センター)
3)「企業内におけるAI的アプローチについて」 池町仁次郎(九州電力(株)情報通信部)
大西隼人(安川電機(株)システム装置工場)
1989(平成1)年度
九州電力(株)にて 1989年4月25日開催
1)「システムアプリケーション体系について」 渡辺欣行(日本IBM(株)西部営業本部)
九州電力(株)にて 1989年9月22日開催
1)「推論の並列化」 宮野 悟(九州大学理学部)
2)「ガイドウェイバス・システムについて」 佐々木 希(西日本鉄道(株)自動車局整備事業部)
3)「図形処理とスケジューリング」 黒須顕二(九州工業大学工学部)
(株)安川電機製作所にて 1989年12月1日開催
1)「電子回路CADにおける自動配線アルゴリズムについて」 永松正博(九州工業大学工学部)
2)「二腕マニピュレータの衝突回避と分散システム」 武田淳男((株)安川電機製作所研究所)
3)「ゲーム理論について」 村田省三(九州産業大学経営学部)
九州電力(株)にて 1990年2月16日開催
1)「不確実性下における枯渇資源の最適管理と価格モデル」 時政 助(佐賀大学経済学部)
2)「原料荷揚げシステムにおけるAI適用事例」 松田正義 (新日鉄情報通信システム(株)西日本支社)
3)「線形計画法に関する最近の動向について」 今井 浩(九州大学工学部)
1990(平成2)年度
九州電力(株)にて 1990年5月11日開催
1)「ジョイスティックコントロール」 松本敏雄(安川電機(株)研究所
九州電力(株)にて 1990年8月20日開催
1)「最短ルート問題のその後について」 岩本誠一(九州大学経済学部)
2)「雷予知システム」 林 直紀(ニシム電子(株)制御ソフト部)
3)「画像処理技術の最近の動向」 石川聖二(九州工業大学工学部)
九州電力(株)にて 1991年1月18日開催
1)「ファジイエキスパートシステムとその制御・診断への応用」 前田幹夫(九州工業大学工学部)
2)「高炉・炉熱制御エキスパートシステム」 上野保長(住友金属工業(株)システム企画室)
3)「SISの設計法に関して-ヘンダーソンの見解を中心として」 平田正敏(西南学院大学商学部)
住友金属工業(株)にて 1991年2月18日開催
1)「可変構造型並列計算機の研究」 福田 晃(九州総合理工学研究科)
2)「FMS設計におけるシミュレーションの活用」 末松哲夫(安川電機(株)生産技術部)
3)「北九州テクノセンタと地域活性化」 前波 武(北九州テクノセンタ(株))
1991(平成3)年度
九州電力(株)にて 1991年5月24日開催
1)「最近のシミュレーション技術の動向と有効性」 中野一夫((株)構造計画研究所)
九州電力(株)にて 1991年8月29日開催
1)「ハイウェイバス座席予約システムテム」 池上匡亮(西日本鉄道(株)情報システム部)
2)「柔らかい意思決定支援システムについて」 吉田和明(九州工業大学工学部)
3)「情報システム構築とネットワーク技術開発の動向」 古川哲也(九州大学大型計算機センター)
九州電力(株)にて 1991年11月29日開催
1)「原価企画と原価改善活動」 浜田和樹(西南学院大学商学部)
2)「熱延ファジイ制御」 佐藤直樹(新日本製鉄(株)八幡製鉄所)
3)「学習における最近の話題」 矢島虎夫(九州工業大学情報工学部)
住友金属工業(株)にて 1992年2月26日開催
1)「製鉄所における大型計算機の役割とそのパフォーマンス管理システムについて」 小林 斉(住友金属工業(株)小倉システム室)
2)「GEにおける企業戦略システム) T.D.Keeley( 九州産業大学経営学部)
3)「化学プラントを対象としたモデルベースの異常診断システム」 松山久義(九州大学工学部)
1992(平成4)年度
九州電力(株)にて 1992年5月8日開催
1)「天神再開発をめぐって」 斉藤参郎(福岡大学経済学部)
九州電力(株)にて 1992年8月26日開催
1)「地熱構造体グラフィックスシステム」 弥冨昭男,小柳勝治(九州電力(株)情報通信部電力システム開発課)
2)「水資源問題におけるOR手法の適用」 河村明・田尻要(九州大学工学部水工土木工学科)
3)「AIとニューロによる知能・自然言語処理」 島津好生(九州産業大学工学部電気工学科)
九州電力(株)にて 1992年10月23日開催
1)「遺伝的アルゴリズムとニューラルネットワークの画像処理への応用」 鎌田清一郎(九州工業大学工学部)
2)「統計的モデルを利用した下水道プロセスの解析」 藤田逸郎(安川電機(株)システム整備工場公共技術部)
3)「中国におけるOR」 菅梅谷(中国・復旦大学統計OR学科)
住友金属工業(株)にて 1993年2月26日開催
1)「半導体産業における企業間の情報交換とイノベーション」 米山茂美(西南学院大学商学部)
2)「システム開発の今後の課題と標準化について」 眞崎 剛(西日本鉄道(株)情報システム部)
3)「ニューラルネットの現状と課題」 松岡清利(九州工業大学工学部制御工学科)
1993(平成5)年度
九州電力(株)にて 1993年4月21日開催
1)「道路網における交通量観測系の編成」 外井哲志(九州大学工学部水工土木工学科)
博多サザンクロスビルにて 1993年7月15日開催
1)「生産計画におけるスケジューリング問題の解法について」 小野和俊(新日本製鉄(株)八幡製鉄所システム室)
2)「チェーンストアパラドックスについて」 村田省三(九州産業大学経営学部)
3)「企業文化と経営行動」 高柳 暁(筑波大学社会工学系)
九州電力(株)にて 1993年12月1日開催
1)「ファジイ環境における意思決定について」 岩本誠一(九州大学経済学部)
2)「高炉用焼結鉱製造プラントにおける自動制御モデルについて」 辻川 宏(住友金属工業(株)システム企画室)
3)「在米日系メーカの生産経営について」 国狭武巳(九州産業大学経営学部)
住友金属工業(株)にて 1994年2月24日開催
1)「建築物の高さ制限が都市経済に与える影響」 高瀬光夫(福岡大学経済学部)
2)「九州電力(株)に於ける図面管理システムの概要について」 平山 信(九州電力(株)情報通信部システム技術課)
3)「ISDN時代の企業内通信網構成と情報通信」 (NTT九州総支社通信システム営業本部)
1994(平成6)年度
九州電力(株)にて 1994年4月28日開催
1)「企業と法律(PL法に関して)」 北川俊光(九州大学法部)
IBM福岡システムプラザにて 1994年8月30日開催
1)「マルチメディア最前線」 永田義和,岩下美保(日本IBM情報システム(株))
2)「ドイツにおける知的技術の現状」 前田 博(九州工業大学工学部)
3)「地理情報システムの構築について」 吉井 元((株)日本統計センター)
九州電力(株)にて 1994年11月29日開催
1)「米国情報産業を見て」 木内陽一((株)安川電機営業推進部)
2)「システム監査の事例-大型合併における事前のシステム監査」 藤島誠三(監査法人トーマツ・マネジメントコンサルティング部)
3)「医用工学の現状と将来」 上松弘明(九州工業大学工学部電子工学科)
住友金属工業(株)にて 1995年2月23日開催
1)「バスのダイヤ作成」 宮崎隆介(西日本鉄道(株)自動車局)
2)「トヨタ生産方式について」 国狭武己(九州産業大学経営学部)
3)「FLOPSによる財務診断エキスパートシステムに関する研究」 金子隆臣(九州東海大学工学部)
1995(平成7)年度
九州電力(株)にて 1995年5月11日開催
1)「最近の「劇場としてのコンピュータ観」について」 平田正敏(西南学院大学商学部)
九州電力(株)にて 1995年8月22日開催
1)「薄板生産物流計画におけるマシンスケジューリングシステムの開発」 吉野浩陽(新日本製鉄(株)八幡製鉄所生産技術部)
2)「Dymamo からStellaへの変換テーブルについて」 黒野宏則(九州国際大学経済学部)
3)「Eco-Eco System-l知識社会への期待と展望」 山川典宏(九州産業大学経営学部)
九州電力(株)にて 1995年11月30日開催
1)「太平洋国土軸の経済効果」 佐藤正人(九州共立大学経済学部)
2)「鉄鋼薄板製造における機能分割型スケジューリングシステム」 谷崎隆士(住友金属システムエンジニアリング事業部)
3)「マルチメディア環境における知的インターフェイス-自然言語処理を中心として」 横田将生(福岡工業大学工学部情報工学科)
住友金属工業(株)にて 1996年2月19日開催
1)「エンドユーザコンピューティング支援システムの開発について」 五嶋理恵(九州電力(株)情報システム部)
2)「金融時系列における価格変動について」 森保 洋(九州大学経済学部)
3)「アジア太平洋インポートマート(AIM)のもたらす流通革命」 村崎孝二(北九州輸入促進センター)
1996(平成8)年度
九州電力( 株) にて 1996年5 月9 日開催
1) 「VR( ハーチャル・リアリティ) の現状とその応用」 三浦孝雄 (旭エレクトロニクス( 株)VR 部)
九州電力( 株) にて 1996年 8月19日開催
1) 「並列計算機(PIM) とその応用事例」 宮崎慎也((株) 安川電機計算機技術部)
2) 「経済時系列分析へのカルマンフィルタの適用の留意点」 杉原敏夫(長崎大学経済学部)
3) 「マルコフ確率場モデルを用いた画像処理」 野田秀樹(九州工業大学工学部)
九州電力( 株) にて 1996年11月15日開催
1) 「現場の情報・知識共有をめざすシステムモデル」 西 高弘(NTTデータ通信( 株) 経営企画部)
2) 「組立型待ち行列システムの近似解析」 宋 宇 (福岡工業大学管理工学科)
3) 「フラクタルを用いた時系列予測( 株価・トラヒック予測) 時永祥三(九州大学経済学部)
住友金属( 株) にて 1997年 3月11日開催
1) 「インターネットにおけるセキュリティの現状」 石田慶樹(九州大学大型計算機センター)
2) 「視標追跡を介したヒトの手の運動機能の定量解析 病態別の特徴と学習効果」 井出順子(西南学院大学商学部)
3) 「人間とロボットの共生-協調システムのOR的最適性評価) 藤野義一(九州産業大学工学部)
1997(平成9)年度
九州電力(株)にて 1997年5月14日開催
1)「風景画と都市景観」 荻島 哲(九州大学工学部)
新日本製鉄(株)にて 1997年9月12日開催
1)「福岡ソフトリサーチパークにおける産官学交流について (財)九州システム情報技術研究所の活動と課題」 荒木 啓二郎(九州大学大学院システム情報科学研究科)
2)「シミュレーションによる工場設備仕様の検討」 佐藤 正訓(住友金属工業(株)小倉システム室)
3)「設備高生産性化のための生産管理方式」 吉野浩陽(新日本製鉄(株)八幡能率グループ)
スペースワールドにて 1998年3月13日開催
1)「テーマパーク スペースワールドについて」 川村 祐三(スペースワールド社長)
2)「ベイズモデルによる経済予測」 林田 実(北九州大学経済学部)
3)「ホロニック生産システムとロボットの自立制御方式」 川邉 満徳(安川電機(株)基礎研究所FAコントローラ研究室長)
1998(平成10)年度
九州電力(株)にて 1998年5月22日開催
1)「ORと設備管理」 松山久義(九州大学工学部物質科学工学科)
九州大学経済学部にて 1998年8月22日開催
1)「データベースの並列処理方式」 天野浩文 (九州大学大型計算機センター)
2)「業務改革活動におけるブレークスルーシンキング」 三木義男(東陶機器(株)企画部)
3)「交通案内システムの再構築について」 大久保洋之(西鉄旅行(株)企画部経営計画課)
(株)安川電機にて 1998年8月22日開催
1)「情報とエンジニアリング-匠とテクノロジーの融合」 住本 ((株)安川電機基礎研究所)
2)「ディジタル画像に適したSteganography 」 新見道治(九州工業大学工学部)
3)「小倉製鉄所におけるシミュレーション活動について」 西山正人(住友金属工業(株)小倉製鉄所総務部IE業務室)
九州電力(株)にて 1999年2月23日開催
1)「電子地図の現状と将来」 有田秀昶((株)ゼンリン マルチメディアシステム部)
2)「AHPとI-Projection Modeling
Saito(1998)Extension of Iterative proportional Fitting and I-Projection Modeling 九州大学出版会刊の話題から」 斉藤参郎(福岡大学経済学部)
3)「九州電力(株)における地図・設備図情報を活用した配電線自動設計システム」 海川真吾(九州電力(株)情報システム部配電システム開発課)
1999(平成11)年度
九州大学にて 1999年5月12日開催
1)「電子メディアの著作権保護と電子透かし技術」 宮崎明雄(九州大学大学院システム情報科学研究院)
九州電力にて 1999年8月4日開催
1)「信頼性工学の最近の話題」 村田 忠(福岡工業大学情報工学部)
2)「生産スケジュールの最適性とは何だろう」 米田 清(福岡大学経済学部)
3)「高齢者を対象とした電子マネーの普及」 藤川武志(NTT西日本福岡支店法人営業本部)
新日本製鐵八幡製鉄所にて 1999年11月17日開催
1)「ラフ集合理論とその応用について」 酒井 浩(九州工業大学工学部)
2)「小倉製鉄所における業務効率化支援システムの紹介」 堤 早苗(住友金属システム開発(株))
3)「短工期化スケジュールによる非定常輸送の削減」 田中信悟(新日本製鐵八幡製鉄所)
九州電力(株)にて 2000年3月8日開催
1)「短距離交通システムにおける全自動制御の事例」 正嶋英雄(スカイレールサービス株式会社 元顧問)
2)「福岡水資源管理のための意思決定支援システムの構築」 河村 明,Merabtene Tarek(九州大学工学部附属環境システム科学研究センター)
3)「多国籍企業における知識スパイラル」 藤岡 豊(西南学院大学商学部)
2000(平成12)年度
九州電力(株)にて 2000年5月10日開催
1)「モバイルの現状について」 木下隆介((株)NTTドコモ九州)
九州電力(株)にて 2000年8月25日開催
1)「JITにおけるトヨタ販売店の役割とSCMへのインプリケーション」 小沢 浩 (西南学院大学商学部)
2)「ワークフローによる業務効率化について」 木内陽一(安川電機 情報システムグループ),畑 勝弘,吉野栄司,小吹千景(安川情報システム ソリューション&サービス事業本部)
3)「ワークフロー改善における遺伝的操作の応用について」 高木 昇,時永祥三(九州大学大学院経済学研究科)
九州工業大学にて 2000年11月29日開催
1)「共沸蒸留プロセスのエントレーナ選択支援システム - 熱力学と位相幾何学と組合せ論の結合 - 」 松山久義(九州大学大学院工学研究院)
2)「鋼管製品の効率的スケジューリングへの取り組み」 吉野浩陽(新日本製鐵(株)八幡製鐵所 生産技術部 能率グループ)
3)「日本的経営と日本的生産システム - その「水系」と今後の展望 - 」 川上義明(福岡大学商学部)
九州電力(株)にて 2001年3月7日開催
1)「都市居住者の空間 - 時間消費パターンに関する国際比較」 黒瀬重幸(福岡大学工学部)
2)「街づくりとORの相性を考える」 田村 馨(福岡大学商学部)
3)「100円バスの戦略」 小野哲也(西日本鉄道株式会社 自動車局乗合バス事業本部)
2001(平成13)年度
九州電力(株)にて 2001年5月16日開催
1)「2001年版九州経済白書「人材流動と新しい経営」」 鳥丸 聡((財)九州経済調査協会 研究調査部)
西鉄情報システム(株)にて 2001年8月24日開催
1)「B2Bの実施における現状と課題」 若泉和彦 (電子商取引推進協議会)
2)「不確実な環境下におけるオプション価格の数理モデルについて」 吉田祐治(北九州市立大学経済学部)
3)「鉄鋼業の業務改革とネットワーク活用」 佐々木伸一((株)住友金属小倉 総務室)
西鉄情報システム(株)にて 2001年12月6日開催
1)「日本のエネルギー問題と地球温暖化防止対策について」 国狭武巳(九州産業大学経営学部)
2)「都市の交通路面積とその効率性解析」 李 明哲(福岡大学経済学部)
3)「分散地図データの統合技術開発に関する研究にいて」 大隈賢児(九州電力(株)情報システム部)
九州工業大学にて 2002年3月11日開催
1)「組合わせ最適化問題に対する近似アルゴリズム」 宮野英次(九州工業大学情報工学部)
2)「階層結合分解型ファジィモデルの逆問題解法による建物外観の感性設計」 生駒哲一,前田 博(九州工業大学工学部)
3)「色彩学の基礎事項とその人間工学的側面について」 徂徠三十六(日本文理大学工学部)
2002(平成14)年度
西鉄情報システム(株)にて 2002年5月22日開催
1)「電子地図の現状と今後の方向」 脇坂信治((株)ゼンリン 制作本部研究部)
西鉄情報システム(株)にて 2002年8月21日開催
1)「工学の言語への挑戦 - 日本語処理研究の一例」 首藤公昭(福岡大学工学部)
2)「Choice-basedサンプリングによる来街者数と都心回遊ODパタンの予測・推定」 栫井昌邦(福岡大学経済学部)
3)「時刻表地図検索システム」 小栗 勝(西日本鉄道(株)広報室)
福岡大学にて 2002年11月21日開催
1)「中国新体制の行方を読む」 中川 茂(西日本新聞社)
2)「新世代図書館像を探る - 電子図書館への実証的アプローチ」 南 俊朗(九州情報大学経営情報学部)
3)「在庫・配送計画問題に対するネットワークフロー局所探索法」 小野廣隆(九州大学大学院システム情報科学研究院)
九州工業大学にて 2003年3月28日開催
1)「遺伝アルゴリズムとその応用」 平山克己(北九州市立大学経済学部)
2)「Evolutionary Multiobjective Optimization - 進化的計算手法による多目的最適化」 辻 康孝(九州大学大学院工学研究院)
3)「来街地ベース調査によるODパタンの一致推定法の応用-福岡市大名地区での回遊パタンの推定-」 中嶋貴昭(福岡大学都市空間情報行動研究所)
2003(平成15)年度
西日本鉄道(株)福岡第二共済会館にて 2003年5月29日開催
1)「ハイパーテキストシティ構想 - まちづくりマーケティングのビジネスモデル」 斎藤参郎(福岡大学都市空間情報行動研究所,経済学部)
電気ビル別館にて 2003年11月14日開催
1)「GISの最新動向とエリアマーケティングへの応用について」 高阪宏行(日本文理大学理学部)
2)「歩行履歴データにもとづく歩行者類型の推定における情報量の評価」 五十嵐寧史(福岡大学経済学部)
3)「GISを利用したスポーツ施設のエリアマーケティング」 山崎利夫(鹿屋体育大学体育学部)
九州工業大学にて 2004年3月22日開催
1)「大規模NP困難問題に対する近似解法の並列化」 朝廣雄一(九州産業大学情報科学部)
2)「3次元GUIの提案とそのプロトタイプ」 小出 洋(九州工業大学情報工学部)
3)「異なるロット集約条件を持つ工程間のバッファ在庫量の統計的算定法」 谷崎隆士(住友金属小倉総務部)
2004(平成16)年度
西日本鉄道(株)福岡第一共済会館にて 2004年5月20日開催
1)「金融工学へのソフトコンピューティングアプローチ」 和多田淳三(早稲田大学大学院情報生産システム研究科)
九州大学にて 2004年8月25日開催
1)「大都市圏における小売業の分散化と消費者利益」 阿部真也(兵庫大学)
2)「食とくらし」 佐藤 弘(西日本新聞社経済部)
西日本鉄道(株)福岡第二共済会館にて 2004年11月11日開催
支部事業:企業実務者向けのORセミナー(福岡システム研究会秋季例会を協賛)
1)「電子商取引・SCM実施における企業間の連係について」 時永祥三(九州大学大学院経済学研究院)
九州大学にて 2004年11月30日開催
1)「Panasonic CommunicationsのLogistics改革の歩み - SCMの実践とLogistics」 谷本伸一(パナソニック コミュニケーションズ(株))
2)「信頼性の高いRFID情報システムにむけて」 井上創造(九州大学大学院システム情報科学研究院)
3)「インターネットを利用したバスロケーションシステム」 中垣満政(西日本鉄道(株)自動車事業本部計画部)
北九州市立大学にて 2005年2月1日開催
1)「TOC(制約条件理論)による生産革新の概要と事例の紹介」 松崎健一((株)日本総合研究所研究事業本部)
2)「Web上に実現する最適化システム - 情報共有から知能共有へ - 」 藤田敏治(九州工業大学工学部)
3)「符号付有向グラフを用いた異常診断法の開発」 立野繁之(早稲田大学大学院情報生産システム研究科)
西日本鉄道(株)福岡第二共済会館にて 2005年4月22日開催
支部事業:企業実務者向けのORセミナー(福岡システム研究会春季例会を協賛)
1)「RFM分析と最適在庫戦略-コンセプトと事例-」 錦戸和久((株)構造計画研究所 製造・IT営業部)
2)「サプライチェーンマネジメントへの素材産業の取り組み」 塩田光重(日鐵運輸(株))
2005(平成17)年度
西日本鉄道(株)福岡第二共済会館にて 2005年5月10日開催
1)「企業にみる成長戦略と生き残り戦略」 山田久文(九州工業大学ヒューマンライフITセンター長)
福岡大学にて 2005年8月24日開催
1)「公共投資の地域間配分と自民党の実証分析」 玉田桂子(福岡大学経済学部)
2)「GIS-2: Geographic Information Services - 2」 有田秀昶((株)ゼンリン製作本部研究部)
西日本鉄道(株)福岡第一共済会館にて 2005年10月28日開催
支部事業:OR講演会
1)「マーケティングにおけるPersonalization」 樋口知之(情報・システム研究機構 統計数理研究所教授(副所長))
2)「需要予測と在庫管理 - 理論の実務適用における課題 - 」 淺田克暢(キャノンシステムソリューションズ株式会社 先端技術センター数理技術部)
2006(平成18)年度
西日本鉄道(株)福岡第一共済会館にて 2006年3月3日開催
1)「ニューロコンピューティングの非線形実問題への応用」 河野英昭(九州工業大学工学部)
2)「鉄鋼業におけるSCM」 谷崎隆士((株)住友金属小倉)
3)「ユビキタス環境における無線LAN電波を利用した端末位置測定」 北須賀輝明(九州大学大学院システム情報科学研究院)
4)支部事業:OR講演会「オンラインネットワーク環境とオークション分析」 池田欽一(信州大学経済学部)
九州大学にて 2006年5月19日開催
1)支部事業:総会講演会「問題解決エンジンとしてのスケジューリング・アルゴリズム」 茨木俊秀(関西学院大学)
福岡大学にて 2006年10月24日開催
1)「Mean Values, Measurement of Fuzziness and
Variance of Fuzzy Random Variables: Theory and Applications」
吉田祐治(北九州市立大学経済学部)
2)「転換価額(下方)修正条項付き転換社債(MSCB)の存在合理性について」 赤羽根靖雅(福岡大学経済学部)
3)「業務の可視化 - 内部統制と業務改善に向けて - 」 木村浩幸(西日本鉄道株式会社経営企画本部IT推進部)
九州工業大学にて 2006年12月2日開催
1)「正領域での重回帰とその応用」

米田 清(福岡大学経済学部)
2)「確率的最長路問題に対する近似精度保証線形時間アルゴリズム」 安藤 映(九州大学大学院システム情報科学府)
(6)見学会
1977(昭和52)年6月14日 新日本製鉄(株)八幡製鉄所,製鋼分塊オンラインシステム
1978(昭和53)年6月20日 九州電力(株)玄海原子力発電所
1980(昭和55)年12月16日 日産自動車九州工場
1981(昭和56)年10月22日 国鉄にて新幹線博多基地
1982(昭和57)年10月28日 西日本新聞社にて新しい新聞製作システム
1983(昭和58)年11月24日 九州電力(株)九州エネルギー館
1984(昭和59)年9月26日 九州電力(株)天山揚水発電所
1986(昭和61)年9月26日 東陶機器(株)において,衛生陶器工場・金具の無人化モデル工場等
1987(昭和62)年8月7日 糧友福岡(株)において,パン製造工場の見学
1988(昭和63)年8月5日 西部ガス(株)において,ガス製造工場の見学
1989(平成1)年8月4日 ゼンリン(株)において,住宅地図作成工場の見学
1990(平成2)年中止
1991(平成3)年10月18日 西部電機(株)にてCIMシミュレーション装置
1992(平成4)年10月30日 安川電機(株)においてモートマンセンター
1993(平成5)年10月28日 日産自動車(株)九州工場・パルサー生産新工場
1994(平成6)年中止
1995(平成7)年10月24日 九州電力(株)原子力発電所の見学
1996(平成8)年3月13日 スペースワールドの見学
2001(平成13)年10月4日 北九州博覧祭2001の見学(工場見学「新日鉄条鋼パビリオン」含む)
2002(平成14)年12月5日 トヨタ自動車九州 宮田工場,直方市石炭記念館の見学
2003(平成15)年9月12日 (株)安川電機モートマンセンター,日産自動車(株)九州工場の見学
2006(平成18)年11月13日 支部事業:(株)住友金属小倉工場の見学
(7)支部事業(講演会,見学会以外)
2004(平成16)年度
OR ポータルサイトの作成 宋 宇(福岡工業大学情報工学部)
IV.九州OR共同研究会について
資料1 九州地区産業別OR共同研究会発足打合せ会及び第1回共同研究会議事要旨
資料2 「九州OR共同研究会」紹介と加入のおすすめ
資料3 九州OR共同研究会開催記録(テーマ,発表企業)
参加企業(1984(昭和59)年現在)
九州OR共同研究会の研究発表テーマ
九州支部の歴史において1つの特徴となっているものが,学会の九州支部の発足に先立って企業によりOR研究グループが組織されていたことがある.これが九州OR共同研究会である.以下,簡単に次に示すような九州OR共同研究会の歴史や関連資料について整理し,ORの創成期に九州でどのようなことがなされていたかの参考にしたい.

資料1 九州地区産業別OR共同研究会発足打合せ会及び第1回共同研究会議事要旨
資料2 「九州OR共同研究会」紹介と加入のおすすめ
資料3 九州OR共同研究会開催記録(テーマ,発表企業)

OR学会九州支部と九州OR共同研究会をめぐる歴史は概略次のようになっている.

1962(昭和37)年 九州OR共同研究会発足
1966(昭和41)年 OR学会九州支部発足
1970(昭和45)年 OR学会九州支部と九州OR共同研究会が共同講演会開催することを開始
1986(昭和61)年 九州OR共同研究会からOR学会九州支部への申し入れ(研究会の合同化)

(資料1)九州地区産業別OR共同研究会発足打合せ会及び第1回共同研究会議事要旨
昭和37年12月
八幡製鉄株式会社八幡製鉄所
管理局作業標準部
I.開催日時昭和37年11月28日
II.場所八幡製鉄株式会社八幡製鉄所花尾寮
III.幹事会社八幡製鉄株式会社八幡製鉄所
IV.出席会社及び氏名(50音順,略称)
有明製鉄,安川電機,九州電力,住友金属,日本板硝子,西日本鉄道,三菱造船,八幡化学,八幡製鉄
V.議事要旨(省略)

・発言要旨
(1)共同研究会発足打合せ回
発起人挨拶
(八幡製鉄)八幡製鉄所作業標準部の内山と申します.本日は御遠方のところ多数御出席下さいましてありがとうございました.実は,ORというものにつきまして,申し上げたいと考え,住金の安西(IE部長)さん,九電の大嶋(総合研究所長)さん等と相談致しましたところ,一応九州地区産業別OR共同研究会という形で各社に呼びかけ発足してみたらということになりまして,僣越にも発足打合せ会を弊社で開催し,皆様にお集まり願いまして,運営その他につきまして色々と御相談をし,協議していきたいと思います.どうかよろしくお願い申し上げます.

(九電)九州電力総合研究所の大嶋でございます.本日は八幡さんにお世話になり,ありがとうございました.実は私の方も,ORについて各部門で局部的には受け入れてやっておりますが,まとまったものとして社内的に一つの方向を見出して行ったらどうかと,考えていた矢先に,安西さん,内山さんからこういうお話がありまして,では私どももよろしくお願い申し上げますというわけでございます.この方向で進んでいらっしゃる皆さん方から御指導御意見をいただきまして,早く皆さん方のレベルに達したいと考えております.今後よろしくお願いしたします.

(住金)住友金属小倉製鉄所のIE部長をしております安西でございます.本務は調査役で,技術全般のことを見ているわけですが,私が本社の技術次長ををやっておりました昭和30年頃からIEをとり入れるべきだということで,その部内の担当をしておりましたが,ORについては私が小倉に来まして担当することになりました.今日,八幡さんの方から色々御相談にあずかり,かたぐるしいことではなくお互いに肩のこらない範囲で行ったらどうかと御意見を申し上げた次第です.私の方といたしましてはORという問題はここ1,2年手掛けている程度で,現在でも主としてIE関係のものが多く,ここではORとなっておりますが,もっと広く,全般的に検討してお互いの会社の為につくすという考えで進めていけば良いのではないかと思います.本日は八幡さんにお骨折を願いまして盛大な発足会を開催して頂どうも有難うございました.

次に,事務当局(八幡,作業標準部,管理技法課調査掛長)から構成会社の紹介,続いて「九州地区産業別OR共同研究会要領(案)」,「共同研究会における研究討論の基本的方針について(案)」の説明があり,質疑討論に入る.

(以下省略)

(2)第1回OR共同研究会(省略)
内容は各社のOR現況概略説明
(資料2)「九州OR共同研究会」紹介と加入のおすすめ
昭和56年3月2日
九州OR共同研究会
代表世話人亀沢善一郎
(新日本製鐡株式会社八幡製鐡所)
「九州OR共同研究会」紹介と加入のおすすめ
標記「九州OR共同研究会」は,OR(オペレーションズリサーチ)等管理技法の,企業内諸検討課題への適用研究を目的として昭和37年に発足した伝統ある研究会であります.
そして,その具体的な内容はORはもとより,IE(インダストリアル・エンジニアリング),SE(システムズ・エンジニアリング),VE(バリュー・エンジニアリング)などの管理技法を幅広く問題解決に適用した事例を,定期的に開催する研究発表会において紹介し,討議し合うという形ですすめられております.
OR管理技法の適用研究というと一見非常に堅苦しく見えますが,研究発表会ではお互いに困っている問題の解決方法についての話し合い,また,最近の業界,事業所のトピックスなどの講演(スピーチを含む)も折込まれ,非常に懇親的なムードですすめられますので誰でも気易く,気軽に参加できる研究会といえましょう.
本研究会も既に70数回を数えるに至っており,永続性についていささか自負しておりますが,本年で発足20周年を迎えるにあたり,さらに一層充実発展を期待し,参加メンバーの拡大キャンペーンを行うことといたしました

・研究会開催要領
(1)開催頻度
(2)開催元
(3)会費関係
(4)役員
(5)幹事会について
(資料3)九州OR共同研究会開催記録(テーマ,発表企業)
参加企業(1984(昭和59)年現在)

九州OR共同研究会会員
参加企業名 参加期間
新日本製鉄(株)八幡製作所 1962(昭和37)年以降現在まで
住友金属工業(株)小倉製鉄所 同
九州電力(株) 同
新日製化学(株)戸畑製造所 同
(株)安川電機製作所 同
西日本鉄道(株) 同
三菱化成工業(株)黒崎工場 1963(昭和38)年以降現在まで
黒崎窯業(株) 同
有明製鉄(株)熊本製造所 1962(昭和37)年から1965(昭和40)年
三菱重工業(株)長崎造船所 1962(昭和37)年から1967(昭和42)年
日本板硝子(株)若松工場 1962(昭和37)年から1979(昭和54)年
西日本新聞(株) 1972(昭和47)年から1980(昭和55)年
RKB毎日 1973(昭和48)年から1980(昭和55)年
オブザーバ東陶機器(株) 1982(昭和57)年以降現在まで
九州OR共同研究会の研究発表テーマ
回数 開催日 研究発表テーマ 発表者(略称)
1 1962.11 八幡製鉄における経営管理のあゆみと現状 八幡製鉄
作業標準部の業務概況 同
製鉄原料の最適余剰買付量の検討 同
2 1963.2 各社におけるORの現状とその推進方策 各社
小型鋼棒長さ別最適切断方法の検討 八幡製鉄
ロールの適正在庫の検討 住友金属
3 1963.5 デシジョンメーキングの手段としてのORのあり方 九大三上教授
4 1963.9 板硝子工業における機械化システム(在庫管理のORの実践) 日本板硝子
5 1963.11 当社におけるIE,機械化の推進状況について 三菱重工
技術計算とORについて 同
PERTのOR適用例 同
6 1964.2 当社におけるPMの進捗状況について(保全用資材管理) 八幡化学
7 1964.5 八幡工場における生産管理事務合理化 安川電機
小型量産工場における採算管理とLPの適用について 同
8 1964.8 当社における待合わせ理論の適用について 西日本鉄道
PERTとその周辺 九大三上教授
9 1964.12 会社概況 三菱化成
GPSSによるテレタイプ回線の検討 同
10 1965.2 納品品質表作成の機械化案 黒崎窯業
レンガ用倉庫在庫量の一考察 同
11 1965.5 会社概況説明 有明製鉄
数種の原料と成品を組合せた場合の最大利益をLPで求めた例 有明製鉄
12 1965.8 予測雑話 八幡製鉄
建設の各STAGEにおけるIE,ORの役割り 同
OR共同研究会の運営について 各社
13 1965.10 各社でのIE,OR活動状況及び要員の育成について 各社
シミュレーションの多目的利用 八幡製鉄
転炉の計算制御 同
14 1966.2 電源系統の経済運用について 九州電力
在庫管理のための需要予測方式について 同
事務作業におけるPERTの適用 西日本鉄道
15 1966.4 新造船建設時での各種器品の合理化推進対策について 三菱重工
新船設計部におけるPERTの応用について 同
16 1966.8 当社におけるIEの概要と今後の進め方 八幡化学
当社における事務機械化の概要について 同
補強設備計画の投資順位決定の指標 八幡製鉄
17 1966.11 事務合理化におけるPERTの適用例について 安川電機
設計技術計算の機械化事例について 同
制御装置設計の総合接続表作成の機械化について 同
18 1967.2 事務機械化と交通量調査 西日本鉄道
バス代替更新について 同
モンテカルロ法による適正車両台数の決定方法 同
19 1967.5 埠頭の地盤安定度計算例 三菱化成
当工場製品の輸送合理化について 同
経営におけるコンピュータ利用の今後 大阪大横山教授
20 1967.8 総合生産性指標による評価制度について 黒崎窯業
進捗作業の要員設定 同
原料適正保有量の検討 同
モンテカルロ・シミュレーションの開発とその応用 八幡製鉄
21 1967.11 最適掛合せへのLPの適用 日本板硝子
適正通関在籍数の決定モデル 同
当社におけるコンピュータ利用について 同
22 1968.3 計量モデルによる日本経済の予測 八幡製鉄
鋳造在庫の自動管理システム 同
シミュレーションの複合化 同
経営管理機能の考察 同
23 1968.5 製銑原料配合計算の一方法について 住友金属
疵手入コスト低減調査 同
ロール組替作業の合理化 同
当所におけるコンピュータ利用について 同
24 1968.8 研究開発へのアプローチ 九工大堀川教授
当所における流通コストについて 八幡化学
化成生産計画機械化 同
現業サービス要員設定のためのシミュレーションについて 同
25 1968.11 PERT-MSによる火力発電所定修工事日程管理について 九州電力
車両整備における工程改善と要員について 同
火力発電所新設工事のバラセメント受入検査方式について 同
26 1969.2 設計業務における電機部品の展開とその利用について 安川電機
製品在庫の集中管理による合理化について 同
27 1969.5 経営者,管理者層のコンピュータへのアプローチについて 西日本鉄道
PERTによる電車定期修理の工程改善について 同
機械化に伴う配電工事抜取検査のシミュレーションについて 九州電力
28 1969.8 当工場における技術情報管理について 三菱化成
点検整備作業の改善について 同
工事要員の予測について 同
29 1969.11 転炉用炉材の需給体制の検討 黒崎窯業
コークス炉の築造におけるPERTの適用 同
原料ホッパーの数量決定について 同
30 1970.2 研究会のあり方と運営の改善について 各社
PERT手法による窯炉の定期修繕 日本板硝子
転送計画におけるLP計算 同
長期設備,操業計画シミュレーションについて 同
31 1970.5 鋳型管理システム設計について 新日本製鉄
製鉄業における原料問題と今後の対策について 同
70年代の九州経済の展望 同
32 1970.8 分塊工場均熱炉操業計画システムの設計について 住友金属
新設工場稼働に伴うディーゼル車運搬の合理 化同
倉庫々手の適正配員の検討 同
銅塊,銅片適正在庫量の設定とその運営方法の検討 同
自主管理活動に於けるPERT適用活用による分塊ロール組替作業の能率向上 同
33 1970.11 線形計量経済モデルについて 九州電力
九州地域計量経済モデルについて 同
RS(レポーティング・システム)について 同
34 1971.2 タンカー輸送体制の検討 新日鉄化学
当社の電子計算機活用状況について 同
最適生産計画の検討 同
35 1971.5 財務シミュレーションモデルについて 安川電機
コントロールセンタの設計機械化について 同
36 1971.8 システムズ・アプローチ 九大三上教授
タクシー業務のシステム改善 西日本鉄道
支持物管理方式の検討 九州電力
37 1971.11 化学プロセスの経済評価について 三菱化成
染色の生産計画について 同
38 1972.2 技能訓練の工学的アプローチ 黒崎窯業
資材管理業務の改善事例 同
39 1972.5 原料輸送設備のシミュレーション 日本板硝子
二次処理工程の合理化 同
40 1972.8 北九州市庁舎建設に関するPERTの適用 新日本製鉄
八幡製鉄所における構内輸送の合理化 同
41 1972.11 第2製鋼工場建設におけるPERT適用例 住友金属
高炉情報処理システムの実施例 同
シミュレーションによる造塊処理能力の検討 同
ロール組替作業におけるPERT活用例 同
42 1973.2 NH進路適正検査に関する多変量解析の応用 西日本新聞
ベトナム戦争後の日米経済戦争 同
選挙予測について 同
43 1973.5 オンライン処理効率化のための待合せ理論の適用について 九州電力
火力発電所建設工事におけるPERT手法による工程管理について 同
44 1973.8 受払,設備の能力検討 新日鉄化学
戸畑製鉄所における整備システム 同
新日本製鉄化学工業(株)における情報管理について 同
45 1973.11 オペレーション・スケジュールにおけるOR手法の適用 安川電機
シャットライン集約による生産性向上 同
46 1974.2 TOSBAC-5400/150の導入について 西日本鉄道
クラスター分析法によるライフスタイルの研究 RKB毎日
事務集中処理システムについて 西日本鉄道
47 1974.5 製品オンライン・システムとその周辺システムについて 三菱化成
エネルギー最適配分モデルの検討 新日本製鉄
購入原料の発注点品繰管理システムと物流体系の合理化について 三菱化成
48 1974.8 全員参画による職場ミーティングについて 黒崎窯業
銅片切断作業の合理化 住友金属
LPによる製鉄原料配合計画モデルについて 同
八幡工場の能率管理体系について 黒崎窯業
49 1974.11 日本板硝子(株)若松工場における設備保全の概況について 日本板硝子
オンライン・システムの効率設計について 九州電力
物流量分析から直納システムへの展開 同
50 1975.2 データベースによる余暇情報システム 西日本新聞
音響カプラーを使用したデータギャザリングについて 新日鉄化学
マスケンの経済予報 西日本新聞
漢字情報処理システムについて 同
51 1975.5 KJ法による社員研修について RKB毎日
簡易管理情報サービスシステムTIMELYについて 安川電機
経費節減システムの関する一考察 RKB毎日
52 1975.8 職務設計の考え方とその事例 新日本製鉄
TCCシステム(総合列車運行管理) 西日本鉄道
八幡製鉄所におけるRJEシステムについて 新日本製鉄
53 1975.11 固着磁粉システムによる鋼片検査作業の合理化 住友金属
化学工場に於けるプロセス解析 三菱化成
分塊工場プロセス計算システムについて 住友金属
54 1976.2 電算機の効率運用に関する一考察 九州電力
三点見積り法の予算への応用例 黒崎窯業
原子力発電について 九州電力
55 1976.5 シミュレーションによる騒音分布の検討 新日鉄化学
板ガラスの動風圧試験及び衝撃試験 日本板硝子
56 1976.8 多次元応用のフェース分析 西日本新聞
映画「彫る」-棟方志功の世界 安川電機
VEとORの応用 同
57 1976.11 新交通システムについて 西日本鉄道
機動中継車による取材活動について RKB毎日
COMの実施例 西日本鉄道
58 1977.2 定修計画について 三菱化成
設備診断技術について 新日本製鉄
コミュニティ・ホールについて 三菱化成
59 1977.5 黒崎窯業における電算機利用の現状と将来計画 黒崎窯業
製鋼作業計画システムについて 住友金属
工程間運搬車の効率的運用 黒崎窯業
60 1977.8 硝子の熱割れ設計に関するNASTRANの使用例について 日本板硝子
オンライン・リアルタイムシステムの処理能力評価について 九州電力
カッティングシステムへのLPの適用について 日本板硝子
61 1977.11 魚肉,野菜,果物の消費構造について 西日本新聞
マスケンの経済予報(PART-II) 同
工場における各種副生油の管理について 新日鉄化学
62 1978.2 テレビキャラバンスタジオ見学 RKB毎日
異機種コンピュータへのリプレースについて 安川電機
機動性取材用機械"ENG"システムとその運用について RKB毎日
63 1978.5 製鋼-分塊間の最適操業システムの設計 新日本製鉄
バス乗務員の勤務システム 西日本鉄道
製鉄業におけるガスバランス工程管理システムについて 新日本製鉄
64 1978.8 圧延工場のオンライン工程管理システムについて 住友金属
物性値文献検索システムについて 三菱化成
線材工場の要員合理化について 住友金属
65 1978.11 配電工事設計システムのオンライン化について 九州電力
電算機を利用した伝熱計算について 黒崎窯業
九電自動給電制御システムについて 九州電力
66 1979.2 工場増設に伴うドルフィンの必要基数について 新日本製鉄
マイクロコンピュータによるティスプレイ制御 西日本新聞
新日鉄化学におけるデータ通信ネットワーク構造について 新日鉄化学
67 1979.5 サービス人員の予測方法について 安川電機
視聴率測定の方法とデータの応用 RKB毎日
オフィスコンピュータ及び同周辺端末機について 安川電機
68 1979.8 西鉄バス事業について 西日本鉄道
トーピドカー(溶銑運搬者)の適正台数検討 新日本製鉄
都市交通の話題 西日本鉄道
69 1979.11 長期エネルギー計画における新燃料の紹介 三菱化成
高炉原料槽レベル制御システムについて 住友金属
建設保全情報管理システムについて 三菱化成
70 1980.2 製造技術訓練コースについて 黒崎窯業
オンライン配電工事設計システムの運用実績について 九州電力
耐火レンガ成形核における金型取替時間短縮について 黒崎窯業
71 1980.5 80年代の放送界とニューメディア RKB毎日
当社におけるマイクロコンピュータの活用について 新日鉄化学
多変量解析によるAID分析について RKB毎日
72 1980.9 鉄鋼業におけるコストダウンについて 新日本製鉄
問題反転法による災害要因分析について 安川電機
73 1980.11 小倉製鉄所における最近の生産性向上活動について 住友金属
バスロケーションシステムについて 西日本鉄道
連続加熱炉の燃焼制御について 住友金属
74 1981.2 負荷上昇速度を考慮したオンラインELD手法の開発について 九州電力
発電所最適負荷運転 三菱化成
火力発電所の最適蒸気温度制御方式について 九州電力
75 1981.6 タール工業の概要について 新日鉄化学
耐火物における省エネルギー 黒崎窯業
セメント配合輸送能力の検討について 新日鉄化学
76 1981.10 モーター工場における生産管理システムのオンライン化 安川電機
多作業工程における設備,物,人の解析汎用モデル 新日本製鉄
産業用ロボットの現状 安川電機
77 1982.2 自動車時刻表のシステム概要 西日本鉄道
システム開発の効率化実例 住友金属
最近の新しい都市交通システム 西日本鉄道
78 1982.7 画像処理システムの開発と化学工業への応用 三菱化成
ヒートパイプによる脱硫ガスの再加熱 同
電子計算機総合運用管理システムの開発について 九州電力
79 1982.10 職場活性化を目的としたKD活動について 黒崎窯業
蒸留塔における非干渉制御について 新日鉄化学
シングル災害へのチャレンジ 黒崎窯業
80 1983.1 鉄鋼圧延におけるCAD,CAMの活用 新日本製鉄
当社のTQC活動について 安川電機
81 1983.8 最近の当社の自主管理グループ活動について 住友金属
不動産関係分析作業 西日本鉄道
第2溶鉱炉短期研修 住友金属
82 1983.11 原子力運営管理オンラインシステムについて 九州電力
染色色合せシステムについて 三菱化成
83 1984.2 セラミックファイバーについて 新日本製鉄
高炉樋機の開発過程 黒崎窯業
コンビナートにおけるエネルギー運用の効率化 新日本製鉄
84 1984.6 工場総合管理システムの開発 三菱化成
メッキ製造工程の物流合理化について 新日本製鉄
最近のLNGプロジェクトの現状 北九州LNG
85 1984.10 西鉄グランドホテルトータルシステム 西日本鉄道
熱風燃焼制御 住友金属
K-UP(経営効率化運動)について 西日本鉄道
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