このウェブサイトではJavaScriptおよびスタイルシートを使用しております。正常に表示させるためにはJavaScriptを有効にしてください。ご覧いただいているのは国立国会図書館が保存した過去のページです。このページに掲載されている情報は過去のものであり、最新のものとは異なる場合がありますのでご注意下さい。
日本オペレーションズ・リサーチ学会50年の歩み
黎明期におけるOR活動
第二次世界大戦に敗北した日本は連合国による進駐軍に占領されたが,日本の軍国主義の旧弊を打破すべく様々な啓蒙運動が展開された.その中で,アメリカ軍を主体とする連合軍総司令部(GHQ)の一部局であるCommunication
Section(CCS)は,1949年から1950年にかけて,東京と大阪において日本の主要企業の社長始め幹部クラスを対象に,8週間にわたるCCS講座を開講し,アメリカで成功を収めたOR,IE,QCなどの管理技術の普及活動を行った.これが我が国へのOR導入経緯である.
ところで,一国でクーデターが発生した場合に,第一にすべき政策は放送局を占領してクーデターが成功したと全国民に周知することである.一国を占領した場合には,放送事業だけでなく,電話通信事業と鉄道事業の接収が三大占領政策である.日本の場合は,電信電話に関しては周波数分割多重通信方式が世界に先駆けて開発,実用化されていたが,戦時中の物資の欠乏と製造熟練工の徴兵により,肝心の中継器真空管の品質が悪く,長距離伝送通信に対する品質管理技術の確立が急務であって,主たる真空管のメーカである東京芝浦電気を始めとしてQCの指導が開始されたが,ORの関心が盛んになったのは後年のことであった.このように,QC技術の進展に伴って,生産性の向上も至上命令となり,日本生産性本部が設立されたのは当然のことであった.
なお,この時期にGHQは日本の各地に図書館を開設し,世界各国の学術雑誌を陳列して,日本の学者,研究者に最新の成果を提供してくれた.大阪では北浜に,京都では四条烏丸と大丸百貨店の中間にCIA図書館が開設されていた.この中で,注目すべきものとして,N.Wienerの"Cybernetics:サイバネチクス,1947年"があり,1954年に,大阪大学工学部通信工学教室の宮脇一男先生(当時助教授)は大阪工業会の支援を受けて,サイバネチクス研究会を発足させた.この本は「動物と機械における通信と制御」の科学と副題が付けられており,市橋英也(大阪府立大学経済学部助教授),大谷 璋(関西学院大学文学部心理学教室助教授),藤沢俊男(近畿大学講師),宮脇一男(大阪大学助教授),および筆者らによって完訳された.同書の中心概念はフィードバックの原理であるが,この研究会は自動制御とは一線を隔していた.
1954年6月には,Philip M. Morse とGeorge E. Kimball共著の"METHODS OF OPERATIONS RESEARCH"の第5版が出回った.初版は1950年5月であり,第2次世界大戦で成功を収めた軍事ORが紹介され,これらに用いられた手法は工業分野に適用できるものとして,この本が意図されている.同書は1959年3月に大阪府能率研究所により「オペレーション・リサーチ」という表題で翻訳されている.なお,上記のサイバネチクス研究会は1955年にOR研究会と名称が変更されており,当時大阪大学工学部通信工学教室に所属していた筆者と藤沢俊男が主に活動していた.OR研究会と名称変更した理由は工業技術の中枢機能である最適設計にORを適用すべきであるとして,エンジニアリングORを標榜したためである.
ところで,海外においてイギリスは対独戦争にORを大いに活用し,その多大の成果を下に研究組織が結成され,1950年にOperational
Research Quarterlyが創刊された.アメリカでは1953年にOR学会(ORSA:Operations Research
Society of America) および経営科学協会(TIMS:The Institute of Management Sciences)が設立されている.
このような状況の下で,1955年11月7日に,大阪大学経済学部の目崎憲司経済学部長が「経営科学協会」の設立総会を開催しており,同学部の横山 保,大沢 豊の両先生を中心に長浜明良,万台三郎,渡部重明,香川一男らの諸氏によりOR活動が展開され,1956年には,経営科学協会の学術雑誌として,「経営科学」第1巻,第1号が刊行されている.なお,1956年に「経営のためのOR:J.E.McCloskey著」が目崎,横山,大沢によって翻訳されている.また,同年6月1日に日科技連よりOR雑誌「オペレーションズ・リサーチ」Vol.1,No.1が発刊されている.
関東では,東京工業大学の河田龍夫,国沢清典の両教授を中心にORの普及活動が行われており,河田龍夫氏から東西合同でOR学会を作ろうという申し出があった.これに対して,関西が先にORを始めたのだから,関西独自でやればよいと反対意見も多かったが,結局,経営科学協会は東京グループと合体して,1957年に日本OR学会が設立され,慶応義塾大学の三田キャンパスで設立総会が開催された.これに伴い,「経営科学協会」は「関西経営科学協会(KIMS)」と名称変更された.KIMSのKは関西を意味しておりTIMSの翻案であるが,経済学部が提唱したので,オペレーションズ・リサーチとは命名されていないが,ORそのものであったのである.とこで,OR学会設立に当たって,OR学会の機関紙は,関西の経営科学協会の発行していた「経営科学」を引き継いで第2巻から発行し,表紙のウグイス色,体裁も踏襲するという約束がなされた.OR学会発足総会に引き続いて研究発表会が開催されたが,筆者は"Simplified
Production-Inventory Control Chart"と題する発表を行っており,この論文はJORSJ, Vol.1
No.3, 1958に掲載されている.
なお,OR学会設立に先立つ1957年6月15日付けで,宮脇一男,三根 久,藤沢俊男の3人共著の「オペレーションズ・リサーチ —運用・企画・経営の科学—」が共立出版から出版されており,本書は日本初のORの単行本で11刷をこえ,1967年に改訂されている.また,この年には関西にIEの研究会が設置されている.
一方,1955年にアメリカのケース工科大学のWalter R. Van Voorhis編著の"What is Operations
Research Accomplishing in Industry?"が出版されており,本書は大阪工業会OR研究会で翻訳され,1957年9月25日付けで,日本生産性本部より「企業におけるオペレーション・リサーチ」として出版されている.オペレーションとズが欠落しているのは日本生産性本部生産性研究所の当時の所長であった野田信夫氏によるミスである.
1959年には,OR研究会は発展的に解消して関西OR協会が設立され,事務局は生産性関西地方本部(大阪工業会内)にあり,機関紙としてA5版の「KANSAI OR」が発刊されており,協会の会長には東洋ゴムの社長富久力松氏が就任されている.この協会の主要活動メンバーは,横山,長浜,万代,三根のほかに,西田俊夫(当時甲南大学)教授があげられる.同じく1959年に,IE研究会も発展的に解消して関西IE協会が設立され,会長には住友電工社長の北川一栄氏が就任している.なお,1963年には,関西生産性本部は,東洋紡の技術副部長であった関 和文氏を団長として「インダストリアル・マネジメント」の視察団をアメリカに派遣している.これには,田辺製薬の生産管理部長の浅尾 正氏も参加されておられ,「インダストリアル・マネジメント」の名称は浅尾氏の提案によるものである.その理由は,2年前のQCの視察団の経験では,QCの実施については日本の方が優れており,アメリカと激論を戦わしたため,QCの視察団は拒否されたと云うことであった.因みに,田辺製薬は,1951年にデミング賞を受賞されており,管理技術の実践に関しては出藍の誉れと云うべきであり,当時の関西企業は多士済々であったのである.朝尾氏は関西経営科学協会の重要なORマンであり,OR学会設立時の学会役員として庶務担当の常務理事となっておられる.この時代には,企業が熱心に管理技術に取り組んでおり,東洋紡の関 和文氏,武田薬品工業の門川氏などがおられた.大学人としては,後に大阪大学教授となられた西田俊夫先生,同じく大阪大学教授坂口 実先生,大阪府立大学名誉教授浅居喜代治先生,他多数の方がおられる.
筆者は,1958年8月に阪大から防衛大学に出向し,関東に移ったために,その後の関西におけるOR活動については詳しくないので,1960年から1989年までのOR活動については関西支部作成の年表を引用するに止めることにする.
歴代関西支部長名簿
初
【平成15年度】
(1)支部総会
日時:2003年4月12日(土)
場所:中央電気倶楽部
[1]記念講演会(15:00〜16:00)
講演:「構成的適応インタフェース−自動作曲を題材にして」 沼尾 正行(大阪大学)
[2]支部総会(16:00〜)
(2)支部研究講演会
[第1回]環境とOR研究部会担当
日時:2003年6月24日(火)15:00〜17:50
場所:流通科学大学 参加者数:11名
講演「環境NPOイ・キューブの取り組み」 今堀 洋子(大阪大学・追手門学院大学)
講演「The present status of pollution in Malaysia」 Santha C. Ramu(University
of Malaya)
[第2回(兼)本部主催講演会]数理情報工学的意思決定とその応用研究部会担当
日時:2003年11月21日(金)14:00〜17:00
場所:大阪大学 参加者数:12名
講演「A returns policy for distribution channel coordination of perishable
items」
Hark Hwang(Korea Advanced Institute of Science and Technology)
講演「Some open question of fair division」 Milan Vlach (法政大学)
[第3回]離散アルゴリズム研究部会担当
日時:2004年1月27日(火)15:00〜18:00
場所:京都大学 参加者数:25名
講演「Detecting Even Holes and Odd Holes」 河原林 健一(東北大学)
講演「圧縮全文索引の発展」 定兼 邦彦(九州大学)
(3)研究部会
[1]「離散アルゴリズム」研究部会(3年目)
主査:茨木 俊秀(京都大学)
幹事:牧野 和久(大阪大学),藤江 哲也(神戸商科大学),野々部 宏司(京都大学)
[2]「不確実性科学」研究部会(3年目)
主査:井垣 伸子(関西学院大学)幹事:大西 匡光(大阪大学)
[3]「人とネットワーク社会」研究部会(3年目)
主査:藤井 進(神戸大学)幹事:松本 浩樹((株)システムズアプライドテクノロジー研究所)
[4]「先進的スケジューリング」研究部会(3年目)
主査:木瀬 洋(京都工芸繊維大学)幹事:軽野 義行(京都工芸繊維大学)
[5]「若手OR研究者の会」研究部会(KSMAP)(3年目)
主査:巳波 弘佳(関西学院大学)
幹事:山下 信雄(京都大学),宇野 裕之(大阪府立大学),高畑 貴志(高知学園短期大学)
[6]「数理情報工学的意思決定とその応用」研究部会(2年目)
主査:吉冨 康成(京都府立大学)幹事:小出 武(流通科学大学)
[7]「環境とOR」研究部会(2年目)
主査:見市 晃(追手門学院大学)幹事:野口 博司(流通科学大学)
[8]「決定過程の理論と実践」研究部会(2年目)
主査:室津 義定(大阪府立工業高等専門学校),寺岡 義伸(大阪府立大学)
幹事:小木曽 望(大阪府立大学),北條 仁志(大阪府立大学)
[9]「評価のためのAHP」研究部会(1年目)
主査:木下 栄蔵(名城大学)幹事:田地宏一(大阪大学),太田 康嗣((株)日本総合研究所)
(4)本部主催のOR企業フォーラムの関西地区での開催
日時:2004年1月21日(水)15:30より19:00まで
会場:大阪工大摂南大学学園創立60周年記念館
参加者数:42名
講演「新事業開発とOR -OptimalからPreferredへ-」
野村 淳二(松下電工(株)取締役専務執行役 情報機器事業分社社長)
(5)本部研究普及委員会主催の定例講演会の開催
日時:2003年11月21日(金)14:00〜17:00
場所:大阪大学 銀杏会館
参加者数:12名
講演「A returns policy for distribution channel coordination of perishable
items」
Hark Hwang(Korea Advanced Institute of Science and Technology)
講演「Some open question of fair division」 Milan Vlach (法政大学)
(6)国際会議「The 9-th Asia Pacific
Management Conference」の共催
日時:2003年11月20日(木)〜11月21日(金)
場所:大阪大学 銀杏会館 参加者数:85名
(7)オペレーションズ・リサーチ関西支部編集委員会の設置
機関誌12号のうち1号の特集テーマを関西支部で編集することになった.
編集委員長:野村 淳二(副支部長,松下電工)
編集委員:澤田 一哉(松下電工),岡本 正昭(宝塚造形芸術大学),大村 雄史(近畿大学),能勢 豊一(大阪工業大学),乾口 雅弘(大阪大学),塩出
省吾(神戸学院大学),寺岡 義伸(大阪府立大学),見市 晃(追手門学院大学),石井 博昭(支部長,大阪大学)
【平成16年度】
(1)支部総会
日時:2004年4月24日(土)13:00〜15:15
場所:日本規格協会関西支部 7階会議室
[1]支部総会
[2]記念講演会
講演:「標準化の国際的動向と新たな評価制度」 中泉 純(日本規格協会関西支部)
(2)支部研究講演会
日時:2004年11月27日(土)13:00〜19:30
場所:大阪大学中之島センター 参加者数:56名
講演「IT時代のイノベーションと経営の考え方」 瀬川 滋(NECシージーネット(株))
講演「分割配送計画問題における多目的最適化に対するアプローチ」」
中尾 芳隆(キヤノンシステムソリューションズ(株))
講演「時間枠つき配送計画問題に対する数理的アプローチ」 柳浦 睦憲(京都大学)
講演「大規模非線形最適化問題に対する実用的アルゴリズムの紹介」 檀 寛成((株)数理システム)
講演「英文センテンス記憶術とそのfMRIデータの解析」 市橋 秀友(大阪府立大学)
(3)研究部会
[1]「評価のためのAHP」研究部会(2年目)
主査:木下 栄蔵(名城大学),
幹事:田地 宏一(名古屋大学),太田 康嗣((株)日本総合研究所)
[2]「環境マネジメントとOR」研究部会(1年目)
主査:真庭 功(追手門学院大学)
幹事:中島 健一(大阪工業大学)
[3]「コンピュテーション」研究部会(1年目)
主査:加藤 直樹(京都大学)
幹事:野々部 宏司(京都大学),牧野 和久(大阪大学)
[4]「若手OR研究者の会」研究部会(KSMAP)(1年目)
主査:巳波 弘佳(関西学院大学)
幹事:宇野 裕之(大阪府立大学),佐々木 淳(NTT),増山 博之(京都大学)
[5]「情報ネットワーク性能評価」研究部会(1年目)
主査:岳 五一(甲南大学)
幹事:米山 寛二(兵庫県立大学)
[6]「不確実環境下における決定過程の理論と実践」研究部会(1年目)
主査:三道 弘明(神戸学院大学)
幹事:澤田 清(流通科学大学),北條 仁志(大阪府立大学)
[7]「情報数理と決定科学」研究部会(1年目)
主査:乾口 雅弘(大阪大学)
幹事:鶴見 昌代(大阪大学)
(4)国際交流事業
[1]国際会議の共催
「The 7th Czech-Japan Seminar 2004 on Data Analysis and Decision
Making under Uncertainty」(主催:Czech-Japan Research Project,8月31日より9月2日まで;淡路夢舞台国際会議場)を共催した.
[2]中国OR学会北京支部との連携
中国OR学会北京支部と覚書を交わした.2005年度秋季研究発表会においてアジアセッションを開催.
(5)本部主催のOR企業フォーラムの関西地区での開催
日時:2005年1月21日(金)15:30より19:00まで
会場:日本規格協会関西支部 参加者数:26名
講演「標準化の国際的動向と新しい分野でのマネジメントシステム」
中泉 純(日本規格協会 関西支部 事務局長)
(6)本部研究普及委員会主催の定例講演会の開催
日時:2004年11月27日(土)13:00〜13:45
場所:大阪大学 中之島センター 参加者数:56名
講演「IT時代のイノベーションと経営の考え方」 瀬川 滋(NECシージーネット(株))
【平成17年度】
(1)支部総会
日時:2005年4月23日(土)14:00〜16:30
場所:大阪大学 中之島センター 7階講義室
[1]支部総会
[2]記念講演会
講演:「価値観の共存:営利と非営利−非営利問題に関する横断型研究の必要性−」 津田直則 氏(桃山学院大学)
(2)支部研究講演会
日時:2005年12月3日(土)13:00〜19:30
場所:中央電気倶楽部 参加者数:25名
講演1:「都市の財政力:自治体経営分析における財政分析」 坂田 雅代 氏(大阪国際大学)
講演2:「技術経営とサプライチェーンマネジメント」 大野 勝久 氏(愛知工業大学)
講演3:「意思決定支援技術としての多目的最適化」 清水 良明 氏(豊橋技術科学大学)
講演4:「インターネットオークション ‐メカニズム設計の視点から‐」
松原 繁夫 氏(NTTコミュニケーション科学研究所)
講演5:「知識発見システムMUSASHI:開発コンセプトと今後の動向」
羽室 行信 氏(大阪産業大学 経営学部)
(3)研究部会
[1]「環境マネジメントとOR」研究部会(2年目)
主査:真庭 功(追手門学院大学)
幹事:中島 健一(大阪工業大学)
[2]「コンピュテーション」研究部会(2年目)
主査:加藤 直樹(京都大学)
幹事:牧野和久(東京大学),藤江哲也(兵庫県立大学),野々部宏司(法政大学)
[3]「若手OR研究者の会」研究部会(KSMAP)(2年目)
主査:巳波 弘佳(関西学院大学)
幹事:宇野 裕之(大阪府立大学),松原 繁夫(NTT),増山 博之(京都大学)
[4]「情報ネットワーク性能評価」研究部会(2年目)
主査:岳 五一(甲南大学)
幹事:米山 寛二(兵庫県立大学)
[5]「不確実性環境下における決定過程の理論と実践」研究部会(2年目)
主査:三道 弘明(神戸学院大学)
幹事:澤田 清(流通科学大学),北條 仁志(大阪府立大学)
[6]「情報数理と決定科学」研究部会(2年目)
主査:乾口 雅弘(大阪大学)
幹事:鶴見 昌代(大阪大学)
(4)2005年秋季研究発表会
[1]第54回シンポジウム テーマ「マネジメント再考とOR」
日時:2005年9月13日(火)
場所:神戸学院大学
[2]平成17年秋季研究発表会 特別テーマ「ユビキタス社会とOR」
本発表会において,関西支部主催の「アジアセッション」を実施.
日時:2005年9月14日(水)15日(木)
場所:神戸学院大学
[3]第16回企業事例交流会
日時:2005年9月14日(水)
場所:神戸学院大学
[4]見学会
日時:2005年9月16日(金)
場所:UCC上島珈琲�釜Z甲アイランド工場,神戸酒心館,須磨寺ほか
(5)OR学会誌特集の編集
支部長を編集委員長とした編集委員会を組織し,下記の特集号を編集.
[1]OR学会誌特集「企業経営とトレーサビリティ」,2005年5月号発行
[2]OR学会誌特集「食糧問題とOR」,2006年5月号発行
(6)支部活動のPR活動
[1]支部ニューズレター 1回発行
[2]支部ホームページの運営
本部運営のサーバ利用し,随時コンテンツを更新
【平成18年度】
(1)支部総会
日 時:2006年4月22日(土)14:00〜17:30
場 所:中央電気倶楽部 西館513号(〒530-0004 大阪市北区堂島浜2-1-25)
出席者:27名
[1]支部総会
[2]記念講演会(14:00〜15:00)
講演:「マスカスタマイゼーションからのモデリング
− 実際的なモデルつくりへのアプローチ −」 上野信行氏(県立広島大学)
(2)支部運営委員会
今年度は2回開催した.また,下記以外に,メールにて随時議論を行った.
[1]第1回運営委員会
日 時:2006年4月22日(土)16:30〜17:30
場 所:中央電気倶楽部 西館513号
出席者:21名
[2]第2回運営委員会
日 時:2007年1月26日(金)18:00〜19:30
場 所:中央電気倶楽部 西館214号
出席者:16名
(3)支部研究講演会
日 時:2006年11月18日(土)13:00〜20:00
場 所:京都芝蘭会館本館 山内ホール
参加者:計51名
テーマ:「スケジューリング設計法-- 離散最適化アプローチを中心として -- 」
プログラム:
13:00〜13:55 「いま一度ジョンソン法−スケジューリング理論入門に代えて−」
軽野 義行 氏(京都工芸繊維大学工芸科学研究科)
13:55〜14:50 「割当型問題に対する汎用解法構築の試み」
柳浦 睦憲 氏(名古屋大学情報科学研究科)
15:05〜16:00 「モデリング −スケジューリング問題の捉え方−」
池上 敦子 氏(成蹊大学 理工学部)
16:00〜16:55 「スケジューリング最適化ソルバ」
野々部 宏司 氏(法政大学工学部)
(4)産学研究者交流会
日 時:2006年12月8日(金)16:30〜18:00
場 所:インテックス大阪 5号館 2F CD会議室(国際会議ホール奥)
参加者:計26名
テーマ:「学んだORと使ったOR」
プログラム:
16:30〜18:00 産学研究者交流会
コーディネータ:石井博昭 氏(大阪大学)
話題提供者:
辺見 和晃 氏(構造計画研究所)
「企業経営管理分野におけるOR手法」
中尾 芳隆 氏(キヤノンシステムソリューションズ)
「輸配送計画分野へのOR手法の応用」
高橋 理 氏(三菱電機)
「鉄道システム開発におけるORの適用」
相澤りえ子 氏(構造計画研究所)
「活かせるOR」
栗尾 孝 氏(松下電工)
「学んだORと使ったOR」に関するアンケート結果報告
18:00〜 懇親会
(5)OR学会誌特集号の編集
支部長を編集委員長とした編集委員会を組織し,下記の特集号を編集.
[1]OR学会誌特集「食料問題とOR」,2006年5月号発行
[2]OR学会誌特集「学んだORと使ったOR−若き社会人の奮戦記」,2007年5月号発行
(6)「学んだORと使ったOR」に関するアンケート実施
「学んだOR」が社会でどのように役立っているかを調査するために,OR学会関西支部会員を中心にアンケートを実施し,84通の有効回答を得た.上記(4)産学研究者交流会でアンケート分析の中間報告を行った.最終まとめについては,OR学会誌2007年5月号に掲載.
(7)支部活動のPR活動
[1]支部ニューズレター 1回発行 2006年10月1日
[2]支部ホームページの運営
本部運営のサーバ利用して運営.
10月に構成を一新して,運営を継続.随時コンテンツを更新.