家族の絆づくり
< <趣旨>>
埋蔵文化財展や発掘現場の見学・体験を通じて、郷土の歴史についてなど共通の話題をもとに語り合う場を提供し、親子(家族)相互の理解を深め、あわせて埋蔵文化財への関心や保護の意識の普及啓発につなげる。
< <主催>>
( 公益)愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター
< <後援>>
愛知県教育委員会 中日新聞社
1. 開催日時 平成22 年9 月12 日(日)9:30〜16:00
2. 対 象 小中学生とその家族
3. 募集人員 15 家族(30〜40 人)
4. 募集締切 8月31日(火)
5. 参加費 無料
*弁当や飲み物、敷物、帽子、タオルなどはご持参ください。
6. 内 容
行程
○しろまる鎌倉街道周辺遺跡(稲沢市)にて
・遺跡見学と実際の発掘作業を体験します
○しろまる愛知県陶磁資料館(瀬戸市)にて
・開催中の埋蔵文化財展「1000 年前のハローワーク」の見学
・体験コーナー「なりきり古代人」(拓本・木簡習字体験ほか)
7. 行 程 貸し切りバスで移動
午前9時20分:JR稲沢駅東口集合
集合場所
*雨天決行(一部行程・内容の変更があります。)
8. 申し込み方法
はがきに、下記の要領でご記入の上、愛知県埋蔵文化財センターまでお送りください。
先着順で受け付けを行い、定員になり次第、締め切りとします。応募者全員に参加の可否について連絡させていただきます。当選されたご家族には、詳細についてご案内をお送りします。
申し込みハガキ
9.お問い合わせ先
愛知県埋蔵文化財センター
〒498-0017 愛知県弥富市前ヶ須町野方802-24
Tel.0567-67-4163 Fax.0567-67-3054
Mail doki@maibun.com
10.案内PDFダウンロード
調査課の永井邦仁です。
先日、豊橋市石巻町に所在する東屋敷遺跡の地元説明会を開催しました。約50 名の地元の方に遺跡を見ていただくことができました。ありがとうございました。
東屋敷遺跡は、三輪川と神田川に挟まれた舌状台地の南辺に位置する遺跡です。平成20 年度より発掘調査を続け、今年度までに4,420平方メートルの調査を実施しました。検出された遺構・遺物の時代は多岐にわたりますが、主に3 つの時代の集落遺跡であることがわかりました。
1 つめは弥生時代後期〜古墳時代前期の集落で、竪穴建物跡が36 棟確認されました。建物跡などからは土師器の他に石製紡錘車が2 点出土しています。糸つむぎをなりわいとしていたことがうかがえます。
2 つめは鎌倉時代の集落で、箆矢神社社殿東側を中心に狭い範囲ですが、掘立柱建物群が確認されました。遺跡周辺は伊勢神宮の荘園である神谷御厨が想定されており、関連が注目されます。
3 つめは江戸時代の集落で、17 世紀代の美濃産陶器が出土する竪穴状遺構のほか、地割りの溝が縦横にのびているのが検出されました。地割りの溝からは江戸時代後半の遺物が出土し、さらに明治時代の地籍図とほぼ重なると考えられます。現在の東屋敷・西屋敷集落の景観がおよそ江戸時代の間に形成されたようです。
全景
▲さんかく10A 区全景(南東から)
図面
▲さんかく▲さんかく弥生時代後期〜古墳時代の竪穴建物配置図
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