ユジノ市内の交通手段(タクシー編)

先の「路線バス編」に引き続き、ユジノサハリンスク市内のタクシー事情について、お話ししたいと思います。
タクシーというのは、日常的な交通手段というよりは、どうしても用事で夜遅くなった日とか、宴席やレプションの帰り道、空港までの往復など荷物の多いとき、あるいはバスなど他の公共交通機関の利用しづらい場所・時間帯に移動する必要が生じた際に、利用するものだと思います。

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外国でタクシーを利用するのは、バス以上にハードルが高いのが普通です。まず第1に言葉の問題。第2にお金の問題。第3に治安上の問題が考えられます。
言葉が分からなければ、きちんと行先を示すことも難しいですし、人によっては、所謂「ぼったくり」の危険性もあります。最近はどこの国でも移民や出稼ぎ労働者(サハリンも例外ではありません)がタクシー運転手を務めることが多いですから、安全面に気を配るのは、とても大事なことです。

このような事情ですから、私も過去、出張などでサハリンへ来た際、タクシーを利用するときは、必ず、信頼できるスタッフにお願いし、行先と金額を事前に確認の上、利用するようにしていました。

ただサハリン事務所へ赴任して以降は、ここに暮らすのが日常ですから、ちょっとした用事でタクシーを呼ぶのに、いちいち他人の手を煩わせる訳にもいきません。
そこでオススメなのが、(またアプリ?と思われるかもしれませんが) Yandex. Taxi です。
これも、「路線バス編」で紹介した地図アプリ同様、ロシア全土で運用されており、外国人が (サハリンを含む) ロシア国内でタクシーを利用するのにとても便利なサービスです。

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地図アプリ同様、携帯のGPS機能を利用して自分の所在地が表示されるので、目的地を地図上で示すと、そのルートで配車可能な車両の候補が複数、画面に出てきます。
希望する車両のタイプと金額を確認してOKすると、希望するタクシーがあと何分で来るのか、近づいて来る様子がそのルートと共にリアルタイムで分かります。車種と色、車両ナンバーまで示されるので、タクシー到着時、どの車に乗ればよいか迷うこともありません。

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このような車両が到着します。

予め金額が同意されているので明朗会計であり、行先もしっかり伝わっている安心感があります。
それにしても、昔を思うと、便利な世の中になったものです。

もちろん、これらのサービスが万能ではありませんし、身の安全を自分で守るのは必要最低限の義務です。サハリンに旅行で来られる皆さんも、旅慣れているからなどと油断?することなく、事前の計画をしっかりと立てた上で行動することが大事ではないでしょうか。


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