[フレーム]
概要
過去のオルトサンの集団によって使用された図像から採用された、第二ハイトス教会のロゴ。
要注意団体: 第二ハイトス教会
要注意団体番号: 3088
別称: オルトサン、星を見るものたち、Barlowe、放血者、"四角形"/"七角形"
活動範囲:
- 地球(第二ハイトス教会)
- 星間及び銀河系間領域(オルトサン宗派全体)
脅威レベル: 黄 ●くろまる
概要: 第二ハイトス教会は、次元の守護神("ラクマウ・ルーサン")が外次元的脅威("フォルテウト"として知られる)と戦うのを助けることを目的としている、地球外のオルトサン宗派を支持する人間と地球外実体の神秘学的組織です。宗派の中心的理念は現在の次元、"第二ハイトス"が、外次元実体によって消費されるまで存在していた、別の次元から始まったというものです。生存者の集団は、次元の安全を守るために彼らのうちの7人を神格に昇華することを選択し、新たに作られた第二ハイトス、つまり私たちの現実世界に退避しました。これらの神々のうち6柱が時間の経過によって死亡し、最後の生存者としてラクマウ・ルーサンが残っています。
集団によって取られた活動のうちの大半はヴェールに包まれており、時には財団や他の正常性組織との間に小規模の衝突が発生します。集団の構成員は奇跡論術(thaumaturgy)や限定的な神働術(theurgy)のような神秘学的行為に習熟している傾向にあり、彼らとの接触全てにおいて注意が必要です。リーダーとして知られているのは、教会全体の長、"第二の伝道者"であり、地球外のグループのリーダーであるコル長司祭ファラウ・オンテウスと、トロントオルトサン教会の長であるアイマクト大司祭シーン・グレンマルカスです。
現在の支部は前世紀に発足されたもののみですが、人類のオルトサン信仰体系は、古代オルトサン王国文明の形成に対応する、紀元前11000年頃から存在していたことが判明しています(詳細は地球のグループの項を参照)。教会と異なるオルトサン集団は存在し、比較すると全てのものが非常に小規模であり、異なる道徳的理念を持つ傾向にあります。未だその全容は確認されていないものの、多くのオルトサン文明が存在することが知られています(詳細は地球外のグループを参照)。
GoI-3088に関係する派閥についての情報は次の文書で記載されています。
地球上のオルトサンのグループ
地球オルトサン王国
インド共和国のジャンムー・カシミール州、ビクド近くに位置する、オルトサン-ダエービック戦争の戦場の財団採掘サイト。
活動地域(旧): アジア
脅威レベル: None
状態: 非アクティブ
概要: より一般的にはオルトサン王国として知られる地球オルトサン王国は、紀元前11000年頃に先史時代の人類によって形成された文明でした。現在の記録群によると、古代の文献内で"落星の伝道者"(現在のものでは"最初の伝道者")と言及される地球外実体の到来によって発生したとされています。文明は急速に成長し、最初の伝道者からの援助とこの時点での人間による奇跡論的行為の使用の増加の組み合わせによるものが理論化されました。SCP-1726からの文書は有用な情報を供給しますが、王国の社会性や歴史の全容は知られていません。
数世紀後、彼らはオルトサン・ダエービック戦争(紀元前11000年)、つまりダエーバイトの領土拡大に対する防衛闘争に従事しました。継続的な戦闘の後、防衛力が低迷し、ダエーバイト軍が侵入したため、王国の崩壊を引き起こしました。オルトサンは生存し、夏王朝のような大きな文明からパラテクノロジーを盗みながら、孤立した地域に向かい、以降数千年に亘って数度再建を試みました。最終的に王国は、CK-クラス現実再構築シナリオの結果、夏王朝とHuǒjù zhi Zi の前身によって引き起こされた大規模な異常戦争である、第零次オカルト戦争(紀元前1600年)中に滅亡しました。この数千年の間で数えきれないほどの古代文明が消滅しました。非常に小規模なオルトサンのグループがこのイベントを生き残り、オルトサンの伝統を現代まで継続しました。
記事:
小規模な地球上のグループ
- 第二ハイトスの会: 非アクティブ。1800年代後半にカナダで活動していた小さな神秘学組織です。第二のの伝道者との出会いの後、1900年に第二ハイトス教会に再編成されました。
地球外のオルトサンのグループ
要注意種族-002
いくつかのアーティファクトに存在する、SoI-002の様式化した表現。
活動地域: 地球、月
脅威レベル: 不明 ●くろまる
状態: 未決定
概要: SoI-002は、7億年以上前の新原生代後期に地球に入植しようとした不明な種族です。彼らが太陽系に到来してから現在までの期間で、彼らのアーティファクトと建造物の大半が消滅しています。現存する遺物は彼らの文明が、一般的に秘儀的行為と超常術、そのうち後者は全SoI-002メンバー固有のものであると考えられています、を統合した非常に高度な技術を持っていたことを示唆しています。
SoI-002は主にオルトサンでしたが、コル・テウサを崇拝していたものの、継続的な血の供給を神々に行うために、生物学的物質の操作と肉の神の崇拝を利用しようとする少数派グループも存在しました。これらのグループは、フォルテウトに従うという信条から、追放され破壊されました。人類のサーキシズムとの関係は存在しないことが知られていますが、サーキック文化に起因する異常実体が、これら少数派の発展に関係していたという仮説が立てられています。
絶滅と植民地化失敗の原因は不明です。SoI-002アノマリーによる継続的活動は調査中です。
記事:
テルザン2オルトサン連合
球状星団テルザン2。
活動地域: 星間領域から遠く離れた球状星団テルザン2。
脅威レベル: 橙 ●くろまる
状態: 活動中
概要: テルザン2オルトサン連合は、地球外のオルトサン文明と、銀河核内にあり、地球から28000光年離れた天の川銀河を周回する星団である、球状星団テルザン2に存在する実体の緩やかな軍事同盟です。連合は、星団内の過去の戦争を引き起こし、現在オルトサンの領域を攻撃している拡大主義の文明である、12の星々へ対応するために形成されました。この攻撃の動機は不明ですが、現在の目的は星団内のオルトサン文化の完全な根絶であると考えられています。戦争はテルザン2から広がったものではありませんが、12の星々が天の川銀河とアンドロメダ銀河の他の地域に攻撃を行っていることが報告されています。
テルザン2内に存在する地球外コミュニティは、ピュテアス・イニシアチブ下の地球外生命体の最初の調査以来財団に知られるようになりました。地球からの継続的な調査によって、テルザン2は地球外伝送量の観点から当銀河の最も活動的な領域の1つであることが判明しています。最近の超光速エンジンの発展により探査可能になりましたが、超光速渡航、連合とのコミュニケーション、そして戦争中という状態の困難さからグループに関する利用できる情報は限られています。
テルザン2の有人探査が進行中です。
記事:
オルトサン神話概要
3次元球面の3D投影体、第一、第二ハイトスを表現するためにオルトサン神話で一般的に使用される4次元物体。
神話
オルトサン神話によれば、存在以前は、精神と物質が絶えず現れては消滅する混沌の無存在である"フォル"でした。ある時点で不明の神性が、フォルの危険から守られた最初の宇宙である"第一ハイトス"を創成しました。回収されたオルトサンの全文献で全く名前がない外宇宙実体が宇宙を消費し、破壊するまで、この宇宙は数十億年存在しました。
実体の小さなグループが消費から生存し、その全ては、第一ハイトスを創成した神性が第二ハイトスを形成するまで、安全のためにフォルに逃亡しました。生存者は第二ハイトスに"穴をあけ"、拡大する宇宙に移住し、生存者の7人の指導者がまとめ上げ、新たな宇宙が破壊されないようにすることを誓いました。その後、この7人は神性に昇華し、神聖なる七神("コル・テウサ")になりました。
コル・テウサは早期の宇宙で活動しており、宇宙に脅威を与えた実体と戦う一方で、自身を支援することを目的とした宗教的理念を広げました。神聖な状態を維持するために、コル・テウサは一定量の血液を必要とし、これは彼らの新たな形態から血液が絶えず漏れていることからであり、健常体を維持するには放血的儀式が必要でした。しかし、彼らの影響は時間とともに徐々に減少し、影響の低下から信奉者が行う放血的儀式の回数は減少しました。コル・テウサの構成員は次第に死亡し、最後の死は2000年の神聖なる第六位("ヨルン・ルーサン")のものでした。
7柱のうち生存しているといわれている構成員は神聖なる第四位("ラクマウ・ルーサン")のみです。ラクマウ・ルーサンは、もしも妨げられなければ徐々に現実性が不安定になることの過程である、フォルの混沌を回避する手段として、宇宙に侵入しようとしている外宇宙実体("フォルテウト")から保護します。ラクマウ・ルーサンがどれほど戦い続けることができるかは不明です。
神話への対応
宗教的要注意団体では珍しいことですが、第二ハイトス教会はその神話の中心的な解釈を保持していません。代わりにこのグループは、それが神々と宇宙論についてよく書かれてるとする一方で、現実に関する知識が完全に不足しており、オルトサン神話自体、存在観が不完全であるとしています。これは神話に存在する様々な不明である部分に起因し、その内2つの最も注目すべき点は神聖なる第五位と第七位の情報のほぼ完全な喪失と、異なるオルトサンの情報源間における矛盾です。
その結果として、グループはオルトサン神話を完成させるための手段として、宇宙のあらゆる局面を完全に理解することを目指しています。このグループの"歴史部門"は失われた情報を探すために学者を雇用したり、彼らの戦士の援護を用いて、この原因となったアーティファクトを回収しています。調査の中心的な主題には、神聖なる第五位、神聖なる第七位、第一ハイトス、そして地球オルトサン王国(詳細については地球上のグループを参照)が含まれます。理解する可能性が低いと考えられているものの未だ調査が行われているのは、第一、第二ハイトスを創成した神性の正体、その動機、そして第一ハイトスを消費した実体は何なのかについてです。
GoI-3088: 詳細
性質と組織の詳細
第二ハイトス教会の目標は以下の通りです:
- 放血的儀式を通してラクマウ・ルーサンの命を守ること
- ラクマウ・ルーサンの行動に基づいてオルトサンの宗教と道徳を広めること。
- オルトサンの神々、第一ハイトス、そしてオルトサン神話の未知の局面を調査すること。
- あらゆるフォルテウトを抹殺すること。
組織は世界規模で活動していますが比較的小規模であり、フォルテウトに関係がないものに対しては平和的です。複数の教会が主要都市で運営されており、最大のものはカナダ、オンタリオ州トロントのものです。その多くは通路通行可能型小型次元内に存在します。ヴァイオレット・レンズ作戦下で極秘の襲撃が行われましたが、最近になって儀式的暗号システムが通路入り口に組み込まれたことにより、更なる襲撃の試みは停止しています。
第二の伝道者を含む、天の川銀河とは別の地域を起源とするオルトサン実体はグループの主要メンバーです。彼らの共通の起源は、母星系の避難と星間布教です。そのため、この組織は、財団が現在持っている以上の、太陽系外の現象や場所についての莫大な知識を所有しています。人間のグループの構成員は地球外の技術を日常的に使用しています。
太陽系外の生命とのこれらの繋がりがあるのにも関わらず、教会自体は地球外のオルトサングループとの如何なる接触も持たないことは注目すべき点です。太陽系外のオルトサンが第二ハイトス教会の存在を認識しているかどうかは、継続的な調査対象です。
オルトサン芸術家マリア・ノックスイオヴンによるローン・アンドロメダンの肖像、1950年。この絵は、エクトプラズムに基づいている、もしくは高次元のものである地球外実体を描いていると推定されている。
文化
第二ハイトス教会の教義は、一般的にグループの中心的教義として言及される、ラクマウ・ルーサンの行動を基にした道徳へ従うことから始まりました。教義の中核は、戦略的にものを考え、世界に興味を持ち続け、敵ではない人々に慈悲と平和を示す能力です。教義に従うことは、教会メンバーと教会全体の両方による多くの行動に影響を与え、選択肢が存在しない場合を除き、彼らの間で衝突が起こることを妨げます。また、彼らは多くの要注意団体に対して中立的な関係であり、他の異常性宗教にも関係するメンバーが少数存在します。
十分な類似性が存在する状況でのみですが、人類と地球外文化との混合が記録されています。これは、人類の構成員が通常理解できないものでさえ、地球外の概念を受け入れ、教会内で独特な文化独自性をもたらしました。主要な概念としては、馴染みのある実体同士が、どのように世界を認識しているか結びつける潜在的無次元な"ブリッジ"という信条、個人が短時間横向きになり、お互いが直接向き合わないようにする挨拶、コミュニケーションの手段として肌の色を変える人工頭脳型LEDインプラントの使用、電磁スペクトルを越えた"味"の色、小宗派の中には、集合意識のようなシステムの中への個人の統合が挙げられます。
複数の休日が地球外の習慣に基づき、例を挙げると、グループのメンバーが単に食事と休息を享受するために、可能な限り外界から自身を孤立させる"再生の日"があり、これはある地球外種が長期間の業務後、再生するために"再生機構"に入るという方法に由来します。しかし、これらの文化が教会内で偏在しているわけではなく、オルトサンの習慣はすべてのメンバーにとって優先事項であることを奨励しています。
派生宗派
教会は主にラクマウ・ルーサンと他のコル・テウサの崇拝に焦点を当てていますが、その中に異なる信条や習慣を持つ小宗派が存在します。これらの宗派は殆どの場合、フォルテウトから宇宙を守るには全ての神々の団結が必要不可欠であると考え、オルトサン・パンテオンの更なる神性、もしくはそれを越えるものを崇拝することで、グループの目標を支援しています。グループの中心的教義に忠実でありながら、異なる道徳的慣習に従う宗派は滅多に存在しません。それらは受け入れられるものの、蔑視されます。
第二ハイトス教会の教義と一致しないオルトサンのグループは無視、除外が行われます。例えばラクマウ・ルーサンに血液を供給するために、儀式的な殺人を行うなど、教会の視点からオルトサンのグループが宗教に負の印象を引き起こし、彼らの道徳に相対する方法で活動しているような状況では、グループの活動を止めるために戦士が送られます。
フォルテウトの脅威とされるものと戦闘することを目的とした、ヨルン・ルーサンに対する神働術式儀式によって生成された奇跡論的槍状投射物。イベントと隠蔽の詳細はデッド・アリーティッド事案文書内で確認できる。
能力
教会の完全な能力は不明です。殆どのメンバーは、最低でも1つの神秘学的行為に習熟しており、メンバーは一般的にオルトサン・パンテオン内の下級神と呼ばれる実体で神働術を試みます。地球外の構成員によってもたらされた高度な技術の組み合わせにより、グループは高い攻撃的能力を持っていると考えられますが、財団もしくは人類全体に対して使用される兆候は全くありません。
外部情報源からは、グループはオルトサン神話は正しいと仮定し、ラクマウ・ルーサンの化身を召喚するために必要な儀式の知識を所有しているとされています。Λ0終末論的シナリオの可能性の調査が行われています。
言語
このグループは母国語と、未知のある時点から異常に供給された、オルトサン地球圏外言語(Ortothan Extraterrestrial Language: OEL)の混合語を話します。話されているOELは特定の種族間で大きく異なる、もしくは存在せず、記述されたOELに使用される表語文字は、それらの分離の大きさに関わらず、オルトサン文化全てにおいてほぼ一貫しています。教会によると、これはこの宇宙のオルトサン文化全ての統一を維持するために、コル・テウサによって行われた神聖なる行為の結果であるとされています。
地球外実体との効率的なコミュニケーション手段として、OELの完全なる解読を行う作業が進行中です。
太陽系外存在
テルザン2オルトサン連合が発生させているSCP-3417X線放射。
星間及び銀河間到達域
オルトサンの宗教は、複数の緩やかに結合した宗派という形をとって星間規模で存在します。これらの宗派の調査は困難な道程であることが判明しています。宗派の位置する場所の発見は、強力な電磁放射線信号を送信していない場合や、外部援助が存在しない場合は運任せであり、発見された宗派はその完全な理解が不可能なほどに、人間の文化と根本的に異なっている可能性があります。既存の超光速エンジンの限界から更なる探索は困難です。
その困難の数々にも関わらず、太陽系外活動部門は相当数の発見をしました。記録された全ての地球外文明のうち、約8%が本来のオルトサンであり、これらの文明には人間に近い水準ものから、理論化された異常技術を超える水準のものまで存在します。予想通り、地球外のオルトサン文化は教会の考え方からしばしば逸脱しており、血液や血液が不足している種ではそれと同等の生物的物質によって、ラクマウ・ルーサンを援助する方法として暴力的行為を行っているものも存在します。異なる文化を持つオルトサン文明間の星間紛争が時折観察されます。
銀河系外の広がりに関する情報は殆どありません。もしもオルトサン神話が信仰されている場合、オルトサン文化が大規模で存在しますが、銀河間渡航を行う能力が無ければ調査を行うことは不可能です。
片道渡航で地球に到着した地球外の小さなグループを除いて、太陽系内で活動している太陽系外のオルトサン文明は存在せず、これは他の恒星領域と比べて価値のある資源や特筆すべき特徴が不足しているためです。活動していたことが知られている文明は要注意種族-002のみです(詳細は地球外のグループを参照)。このグループは絶滅したと考えられています。
NatVoltaic NatVoltaic からのアドバイス
第二ハイトス教会及び他のオルトサンのグループは信条、構造、構成が広く多様ですが、彼らは全て1つの共通点を持ちます。彼らは諦めません。神々が1柱を除いて全員が死んでも、彼らはラクマウ・ルーサンを生かそうとし、絶えず彼らの信条を広げようとし、フォルテウトとの闘いを支援しています。彼らは気味の悪い怪物や実存的恐怖ではない、宇宙的恐怖に勝利すると決意しています。彼らは勝利を確信しているのです。
ですが、これは記事内で常に明確というわけではありません。雰囲気としては、オルトサンに関する物語は希望から遠く離れており、一部は実存的な恐怖に大きく方向転換し、個々のオルトサン自身は絶え間なく悪化する紛争のように見えるものの中で容易に信仰を失くす可能性があります。しかし、オルトサンのグループ全体としては失敗を選択肢と見なしていません。そして、例え失敗が起こっても彼らは進み続けるでしょう。宇宙的恐怖や世界的危険に直面する忍耐力は、オルトサンを気味の悪いものに関わる他のグループとは違うことを示すものの一部であり、それを念頭に置くことは、このグループを上手く書くための鍵です。
そうそう、あなたが何をするにしても、第二ハイトス教会を単なる邪悪な血のカルトとして書いてはいけません。このグループは血のカルトという状態から反転するための始まりを意図しており(暴力的ではなく平和的であり、"血の神への血"を越えた血の儀式のための正当な理由を持っている存在)、一方で卑劣な存在として他のオルトサンのグループを書くことは何も問題なく(例えば地球外のオルトサンは人間と異なる道徳を持つ運命にある)、教会とオルトサンのグループの大部分はそのような行動はしません。それはダエーバイトの方が教会よりも向いています。
形式に関するTips:
上記のアドバイスの言葉で言及されていることに加えて、教会について記述する際、形式をよく理解することが大切です。もしもあなたがテルザン2オルトサン連合と比較してオルトサン王国について記述している場合、その形式は大きく異なるでしょう。物事を捉える道順に関する幾つかの指針は以下の通り:
- オルトサン王国と遥か昔のオルトサンたち: SCPwikiの形式でハイファンタジーをすると考えてください。オルトサン・ダエービック戦争の時点で、アジアは事実上多種多様な異常文明や異常文化が存在する、トールキンが考えたような舞台であり、その全てはWiki上でのみ真に機能できる変わった指針を持ちます─ダエーバイトの逆因果的奇妙さは1つの大きな例ですね。第零次オカルト戦争の時点では、状況は似ているものの、夏王朝の手引きでSF的パラテックを齎しており、これによって戦争は激化、神と鉄と魔法の終末戦争に変化しました。
- 第二ハイトス教会: 教会はWikiのアーバンファンタジーと宇宙的SFの奇妙な融合を持ちます。異星人は魔術師であり、人間の魔術師は彼らが持つ異星の技術を持っており、自身の存在を守るという壮大で秘術的なテーマが常に強調されています。それは本当に複数の形式の奇妙な寄せ集めですが、この寄せ集めは教会と類似する全てのGoIと教会を区別するものです。教会に関する執筆を熟考しながら行うことは、確実に特殊な結果を齎すでしょう。
- 地球外のオルトサン: これはあなたが本当にSFへ身を乗り出せる場所です。銀河探査、星間戦争、星々を跨る無数の秘密は全てに共通するテーマであり、幅広いアノマリーと奇妙な舞台を持つ能力が備わっています。しかし、オルトサンの地球外生命体を書く場合は、やはり全体的に神話と/や宗教との何らかの繋がりが必要です。また、あなたはハードSF─つまり、科学的に正確、もしくは"現実的"なサイエンス・フィクションを目指すことをオススメします。第二ハイトスの場合、ええ、あなたは神秘的なものについて記述しています。完全に現実的なものにすることは不可能ですね。しかし、完全に説明してごまかすよりも、基盤となる内部の論理を主題にして技術や魔法を用いることで、その過程で"現実感"を生み出し、"現実"であるように感じさせるものにすることができます。ただ、これをどの程度やりたいかはあなた次第であり、もしも物語がそれ無しに上手くいくのなら、是非捨ててください。
- 傍注: エルドリッチホラーとSFは驚くほど上手く合わせることができます。人類と大きく異なり、技術が計り知れないほど進歩した異星人は、真にラブクラフト的で異世界の設定を作るために、サイエンスフィクションのアイディアを使うための完璧な方法でしょう。
- オルトサンの神々: ここではハードSFはすっかり無くしてしまいましょう。私たちが理解している通り、容易く世界を滅ぼし、彼らの化身同士の単純な戦いですら複数の空間を残骸に変える存在、つまり物理法則を越えた宇宙的力にあなたは対処することになります。コル・テウサと神々全体に焦点を当てた記事では、それを用いて、特に彼ら同士の衝突でこの神聖さ、荘厳さを持つべきです。しかし、この考えを覆すなと言っているわけではありません。
- 外次元アノマリー: エルドリッチホラーはどっかいけー!それがフォルテウトか、第一ハイトスの残留物か、はたまたもっとよくわからないものであっても、不可能な恐怖と広大な未知という同じテーマが必然的に生じます。この形式は新しさから遠く離れているため、同じ古い表現に陥るのを妨げるための注意を持って歩くべきであるものの、効果的に行われれば、それは最高最上の恐怖を生み出すことができます。物事の独創性を保つのにオススメの方法は、ハードSF(SCP-2821が一例)のように、ホラーに他の形式を組み合わせることです。例えそれが根本的に新しい方向へ向かわなくとも、単に異なる形式を持つことは、ユニークさを感じさせるのに役立たせることができます。
SCP
題名 | 著者 | 作成日時 |
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SCP-5471 | NatVoltaic NatVoltaic | 22 Jul 2020, 11:18 |
SCP-5432 | Nameless Mediocre Nameless Mediocre | 13 Feb 2020, 02:19 |
SCP-5959 | swordlover87 swordlover87 | 10 Feb 2020, 04:25 |
SCP-5775 | Spider_Jaws Spider_Jaws | 20 Jan 2020, 11:56 |
SCP-4547 | stormbreath stormbreath | 12 Sep 2019, 23:07 |
SCP-4475 | (user deleted) | 28 Jun 2019, 22:02 |
SCP-4431 | NatVoltaic NatVoltaic | 10 Jun 2019, 00:24 |
SCP-4066 | ch00bakka ch00bakka | 28 Jul 2018, 09:24 |
SCP-4017 | NatVoltaic NatVoltaic | 4 Jul 2018, 10:02 |
SCP-1548 | NatVoltaic NatVoltaic | 27 Jun 2018, 10:57 |
SCP-2651 | NatVoltaic NatVoltaic | 25 Mar 2018, 09:05 |
SCP-3417 | NatVoltaic NatVoltaic | 28 Jan 2018, 10:46 |
SCP-475 | mlister mlister | 20 Nov 2017, 13:06 |
SCP-3140 | NatVoltaic NatVoltaic | 11 Jul 2017, 09:55 |
SCP-2742 | NatVoltaic NatVoltaic | 14 Apr 2017, 09:11 |
SCP-2821 | NatVoltaic NatVoltaic | 28 Dec 2016, 04:32 |
SCP-2417 | NatVoltaic NatVoltaic | 18 Nov 2016, 10:24 |
Tale
題名 | 著者 | 作成日時 |
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GoIフォーマット
題名 | 著者 | 作成日時 |
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Taleシリーズとハブ
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煌めく境界 ハブ | LordStonefish LordStonefish | 6 Jul 2017, 11:24 |
海外支部の記事
題名 | 著者 | 作成日時 |
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La Danse des Feuilles Mortes, Partie I : Le Naufrage | DrMacro does not match any existing user name, DrCendres DrCendres | 30 Nov 2018, 17:58 |
Le Naufrage des Nouvelles-Îles | DrMacro does not match any existing user name, DrCendres DrCendres | 30 Nov 2018, 17:58 |
星々を見よ。
ラクマウ・ルーサンの栄光が見えるか?
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全てのオルトサンへ,
第二ハイトス教会へようこそ。
支持者としてのあなたの責務:
I/ゼイ。 ラクマウ・ルーサンの健在のために定期的にあなたの血を捧げよ。
II/ウル。 遠く、広くオルトサンの宗教を拡散せよ。
III/イオ。 宇宙とその先行者の歴史を学べ。
IV/ラク。 必要があれば、フォルテウトや私たちを害する力と戦え。
全てのオルトサンが全ての責務を果たす必要はないが、もし行えば私たちの試みに大いに貢献するだろう。この宇宙は我々の双肩にかかっている。
神聖なる第四位が永遠であらんことを。
コル長司祭ファラウ・オンテウス
7777
第四位の倫理に従い……
戦略
第四位は大いなる戦略家である。彼らが戦闘で向こう見ずに突撃することはない。彼らは行動する前に状況を分析し、彼らが行動するとき、勝利が明確であると確信している。この考え方に従えば、教会とオルトサン全体の更なる勝利という結果に必ずなるであろう。
慈愛
コル・テウサの最初の支持者に慈愛を示し、血の探求の中で暴力を禁ずることによって、ラクマウ・ルーサンは早期の第二ハイトスの神々やその初期の文明に尊敬を受けることを、オルトサンのために許可した。平和は我々の生存への道だ。平和であることはオルトサンを維持するだろう。
探求心
ラクマウ・ルーサンが成功した、現実性に関する未知への扉は開かれたままである。もしも彼らがそこにあるもの全てを信じていたのならば、宇宙の裂け目やそこからフォルテウトが侵入するのを発見せず、フォルテウトの危険性に気づかなかっただろう。探求心を持ち、我々は世界と我々が行きつく可能性のある全ての道を認識し続ける。
力
第四位は決して諦めない。数々の神々が死しても、数多の侵略者が襲来しても、他の神々の裏切りや攻撃があっても。ラクマウ・ルーサンの希望は決して絶えず、これからも絶えることはない。我々が現実を守ることを目指すとき、必ず皆が持たなければならない楽観である。それは我々が侵略を行う存在である絶え間ない恐怖に反逆する盾として立つとき、必ず持たなければならないものである。
我々は、神のために血の渇望の中にいるダエーバイトのようにならない。
我々は我々にとっていい意味を持つ者たちを退けず、敵対しない。
我々は目の前にある見えない真実を無視しない。
我々は屈しない。
神聖なる七神、我々の守護者たち
ゼユ・ルーサン(Zeyu-leusan)、神聖なる第一位
死亡
ゼユ・ルーサンはコル・テウサの最初の指導者である。御主は支配の儀式を発見し、神聖なる七神となり、新たに出現した宇宙で最も必要とされた際に導きと秩序をもたらした。御主の唯一の武器はその右手であった。1兆個の星々の力が燃え、切断された左腕の切り口から、御主は宇宙のあたり一面のエネルギーを引き込み、瞬時に敵を破壊する態勢を整えた。この強さに匹敵する神はいない。
御主はコル・テウサで最初の死亡者であり、フォルテウトの最初の侵略を撃滅するために自身を見事に犠牲にし、その生命の核を1本の神聖なる槍に捧げた。最初のオルトサンは敬意を表してゼユ・ルーサンに対して銀河ほどの大きさの記念碑を建設したが、その後フォルテウトの攻撃が続いたことによって崩壊した。
ウロン・ルーサン(Uron-leusan)、神聖なる第二位
死亡
神聖なる剣士。即位時、御主は宇宙の層から2本の剣を引きはがし、存在のより高い領域にそれらを押し込み、実存する平面全体に武器を融合した。時代が発展するにつれてその力は弱まったが、ウロン・ルーサンの技術と戦闘への純然たる没頭によって、全ての神に恐れられ続けた。
嫉妬が御主の終焉を招いた。イオヴ・ルーサンの偉業はより高い賞賛と承認を得て、ウロン・ルーサンからの軽蔑をもたらし、それは時間とともにただ増加した。最終的に論理は崩れ落ちた。御主はイオヴ・ルーサンを攻撃し、ラクマウ・ルーサンが戦いの停止を試みたにも関わらず、共に殺害された。それはこれまでにオルトサンが直面した大いなる悲劇の1つであった。
イオヴ・ルーサン(Eov-leusan)、神聖なる第三位
死亡
イオヴ・ルーサンは他の七神と比較して異常であった。即位時、御主は新たな武器を鍛造しようとしなかった。代わりに、御主は数千年にわたって絶えず古きものの上に建築をし、途切れない建築を確実にするために要所で隠者になった。御主の業の結果、金属製の上級大砲、暗黒物質、及び身体から漏れた血液の3つが生じた。最初の実験では、その爆発の衝撃が宇宙の隅々まで感じられたと言われている。
ラクマウ・ルーサン(Rakmou-leusan)、神聖なる第四位
生存
七神の最後の1柱。御主は戦闘において任意の必要な平面的、立体的形状に折りたたむことができる道具、4本の槍を装備していた。ゼユ・ルーサンが死亡した際、御主はコル・テウサの指導者の外套を取り、フォルテウトの脅威が悪化するにつれて、御主は世界の防衛に自身を捧げた。我々は御主の教えと道徳を実践し、永遠が終わるまで御主と共に戦い続けるだろう。御主は存在に奉仕し、我々はその奉仕に従う。
ネスレン・ルーサン(Nesren-leusan)、聖なる第五位
忘却
全ての世界から忘れられた超常術の達人。御主の身体からは超常的光輝を放つ5本目の腕が伸び、それを視認し、ネスレン・ルーサンの思考形態に触れられたものは心を盲目にした。その技術にも関わらず、数千年前の時点で御主の情報は減少し、オルトサンはネスレン・ルーサンが存在したことを忘れたことに気づかないまま、現在宇宙に薄く広がっている。それが記憶されていた際の、神聖なる第五位に対する血の儀式を再開する、慌てながら行った試みは全て失敗に終わった。儀式は血を転送しなかった。送られる目標がいなかったのだ。
第五位は"何か"に遭遇したというのが通説である。世界に忘れさせ、世界に五番目の神に血を捧げる必要はないと信じさせ、御主が血を流し、無に枯れ果てた時、宇宙に御主を過ぎさせた何か。しかし、これは一説である。真実は未だ明らかになっていない。
ヨルン・ルーサン(Yorun-leusan)、神聖なる第六位
死亡
しばしば神聖なる魔術師とも呼ばれるヨルン・ルーサンは、全ての神秘学的行為と秘儀の教えの実践者であった。当時、御主は最も隠された教えを探し、存在の根底にある完全な知識を収集しようとし、その化身を送ろうとした。御主は魔術の施行に集中し、それを管理するために、武器の代わりに6人の部下を持った。
ラクマウ・ルーサンに並んで御主は、コル・テウサの残された存在として長い期間を過ごした。我々の教会の設立年である1900年、御主はまだ生存しており、第四位がフォルテウトと戦闘している際に、その存在でエイトスの防衛を強化することを選んだ。最終的に2000年に斃れ、ラクマウ・ルーサンが援助を行う前に、歴史上最大級のフォルテウトの侵攻を退けることができなかった。御主の死は多くの悲しみを齎したが、その実践的行為は何代にわたって奇跡論術師に影響を与え、世界が齎すあらゆる秘密への興味を持ち続けさせた。教会が存在する限り、その遺産が忘却されることはないだろう。
ミラン・ルーサン(Myran-leusan)、神聖なる第七位
消失
情報が全く存在しない。ネスレン・ルーサンは忘却されていたが、ミラン・ルーサンはまるで途絶えたかのように、その能力や偉業が全ての本、全ての図書館から消滅した。まるで存在しなかったかのように。御主が存在した唯一の証拠は、それに関する一般的知識と、破かれたり、燃やされたり、解読不能なほど汚された、記録された情報だったものの破片である。我々は御主は死亡していると考えているものの、不明のままだ。
我々は知らない、そしてこれから誰も知ることができない。
単に御主は消失したのだ。
宇宙論
トロントオルトサン教会の長であり、多元宇宙論の専門家であるアイマクト大司祭シーン・グレンマルカスによって理論化された概要。
第二ハイトス(The Second Hytoth)
我々の多元宇宙である。我々の次元は第二ハイトスの中心的な"ハブ"であり、そこから他の次元や小型次元、より高い実存的平次元の全てがフラクタルな網目状に分かれ出ている。捉え方を人間の読者が理解できるようにすると、第二ハイトスは1つの島のようであり、我々の次元は陸、他の世界全てはそこから伸びる木々や草のようなものである。
これは重要な注意点に繋がる: 我々の次元は他の全てを支えるものである。もしも我々がフォルテウトの侵攻に陥った場合、残りも同様になる。様々な手段を通しての逃走は選択肢にない。
重要地点
- エイトス(The Eitoth): オルトサンの冥界。多くの学術書では、全てのオルトサンが永遠の幸福を享受できるように、ゼユ・ルーサンの監修の元、コル・テウサの最初の支持者によって構築された、銀河群全体よりも巨大なエーテル的輝きの球体であると考えられている。死に至る際、その心はそこで泡立てられ、どんな生命も見たことがない美しい世界の中で、永遠なる他の心たちと結びつくのだ。
- フォレイク(The Voreik): 次元の大きな傷跡であり、そこからフォルテウトが流れ込もうとする。その周囲の領域は切り裂かれており、非常に多くの侵略の後、そこで生存できる生命は存在しない。ラクマウ・ルーサンはここを永遠に注視し続け、全てを破壊から守り続ける。
第一ハイトス(The First Hytoth)
存在にとって"プロトタイプ"である。もしも我々の数少ない情報を信じるのならば、それは永遠の騒乱の中にある多元宇宙であった。神々は統治するための領域を探して銀河間戦争をし、下級神は神々の行動に続いて互いに戦い、最下位の文明は必死に存続しようとした。時折平和が確立されたが、始まるとすぐに崩壊してしまうのが常であった。
第一ハイトスの破壊を生き延びたものは殆ど居なかったが、時々その断片が再浮上して第二ハイトスに侵入するか、次元の網目に衝突し、接続する。これらの断片─物体、小型次元、稀に実体─は少ないものの、見つかった場合は我々にとって利用可能な数少ない情報源になる。
フォル(The Voru)
もし第二ハイトスを島とすることと比較すると、フォルはそれを囲む非現実の海である。それを支配する命令はない。我々の理解に反するものがそこから出入し、時には構造体の幻覚を与えるのに十分なほど長く続く。一時的にフォルが侵入することは可能ではある─現実性がある程度安定していることが条件である─が、長時間となると失敗に終わる。不安定化が始まり、最良の場合は死を引き起こし、悪い場合はフォルテウトに変化する。
フォルが通る最も大きな穴がフォレイクである。意図的な試みと現実性の単純な無作為変動が更なる穴を作成することはあるが、これらは短命のままである。多元宇宙の渡航者が、非常に多くの次元を落下し、存在から外れ、フォルになるという物語が言い伝えられているが、これらの妥当性は審議中である。第二ハイトスを越えてフォルの中で世界を発見したという主張と同様のものである。
これらの未知を持つことでそこには確実性のみが存在し、そこに存在するものは許されるはずがない。
オルトサンの神々
警告
読者はこれがオルトサンの神々の包括的なリストではないことを認識すべきである。より多くの神々が存在し、更に第一ハイトスやフォルの場合は、外の神性の不完全な概念を持っている可能性がある。もしも混乱する部分があれば、私か最寄りの学者に連絡してほしい。電話番号と直接超常式伝言網は各オルトサン教会で利用可能だ。
神聖なる第四位が永遠であらんことを。
イーフ学者 ダイアナ・オリヴァー、歴史部門
第二ハイトス出身
コルノクトとフェルノクト(Kornoct and Vernoct) ─ [生存] ─ エイトスの守護者。コルノクトはエイトスに心を浸し、内なる平和を維持する者であり、フェルノクトは冥界をその身体で囲む多くの物を武装した獣である。どちらも彼らの生活を守るであろう。
星々の神王(The God-King of the Stars) ─ [生存] ─ 銀河間広域を支配する暴君。コル・テウサに何度も反抗した数少ない下級神性の1柱であり、そうするためにより高い神性に援助を求めていた。
光と闇を統べるもの(The Ones of Light and Dark) ─ [生存] ─ 多元宇宙に浸透し、光と闇を具現化する原始的存在。残された人々と共に新たな現実へ逃れた第一ハイトスの生き残り。
ウォンレイク(Wonlaik) ─ [死亡] ─ 集合意識の"トリックスター"的神性。エイトスを不安定にしようと試みた後、ラクマウ・ルーサンによって殺害。
壊れたる創造(The Broken Creation) ─ [███] ─ 神の形をした穴。
第一ハイトス出身
ウラフォル(Uravol) ─ [死亡] ─ 遥かに強力な神性に対して立ち向かうことを選んだとされる下級神性。超常式心理的ハイジャックを通じて、ウラフォルは数多の神々を乗っ取り、最終的にノロスを乗っ取ろうとした。その試みは超常的跳ね返りを発生させ、ノロスを殺害し、ウラフォルはその心を肉体から離脱させられ、破壊された。
ノロス(Nohlos) ─ [死亡] ─ 生存するために現実性を消費した、ウナギのような第一ハイトスの原初の神。ウラフォルによって殺害されたと言われているが、その卵であるノル・アフ(the Nohl-Av)は第一ハイトスの破壊と存続を生き延び、一部は我々の惑星に存在するということが知られている。
フシ・マインド エルヨ(Vsi-Mind Erjo) ─ [死亡] ─ 数兆人の支持者を精神的に掌握した精神的実体とされている高位の神性。ウラフォルに乗っ取られた中で最も強力な神であり、ノロスを乗っ取る試みが失敗したことにより、支持者と共に殺害される。
フォル出身
フォルテウト(The Voruteut) ─ [N/A] ─ フォルの不規則性から生じるものであり、その"存在"を不安定としてフォル内部に認識し、第二ハイトスの安定性に無理に押し入ろうとするもの。その性質上、フォルテウトは現実を損傷させ、自身を安定させるためにそれを吸い取ろうとするか、同じ目的で直接接触しようとする。これは単一の実体ではない。フォルがそこに存在する限り無限である。
アイフ・ゾン / 貪る者(Aiv-Zon / The Devourer) ─ [不明] ─ 1つの学術書でのみ名付けられた貪る者は、第一ハイトスの現実性に引き裂かれ、最も極小の断片を除いて消費された巨大な存在であった。第一ハイトスの生存者のみがその恐怖を目撃し、現代まで生存したものと遭遇できない限り、その完全な真実を知ることはできない。
その他
名もなき創造者(The Nameless Creator) ─ [不明] ─ 第一ハイトス及び第二ハイトスの創造者と推定されるもの。それが何なのか、それがフォルか、現実性か、生存しているのか、本当に存在しているのか、どれも知る人はいない。存在する場合は我々を愛してくれていることを願う。我々ができることは祈ることだけだ。
用語集
共通オルトサン言語/用語
人間のオルトサン文明に使用されるものとしてのもの。異星のオルトサンと交流しようとする者には、代わりに表語文字が勧められる。
- アイマクト(Aímact) ─ 血、体液、構成物質(血液不足の実体のためのもの)。
- アニゴン(Anigon) ─ 行われた通りに素材に命を吹き込む、存在するための神々の化身や心の器のような、幾何学的に複雑な形態に薄い素材を折る神秘的方法。その現世における同等物としては、折り紙がよく知られている。
- エイトサン(Eitothan) ─ エイトスに関わるもの。
- イーフ(Eiv-) ─ 通常教会内の階級で使用される、高い地位と重要性を示す接頭辞。
- 最初の侵略(The First Invasion) ─ フォレイクが発見された直後に発生した、フォルテウトの第二ハイトスへの最初の大規模侵攻。それを食い止めるためにゼユ・ルーサンは自身を犠牲にした。
- 最初のオルトサン(The First Ortothans) ─ コル・テウサの最初の支持者であり、次元の原始時代に活動し、エイトスの建設を担当した。
- ハイトス(Hytoth) ─ 多元宇宙。
- ハイトサン(Hytothan) ─ しばしばフォルとは対照的に、多元宇宙内から発生するものを指す。
- コル(Koru) ─ 最高位、最神聖。
- ルーサン(-leusan) ─ "多元宇宙の神聖なる戦士"と文字通り翻訳された、コル・テウサの構成員を示す接尾辞。
- オントス(Ontoth) ─ 次元。時々小型次元を表現するのに使用される。
宇宙時間枠
教会によって決定された第二ハイトスの主な時間枠である。
- 原初の時代(The Primordial Aeon) ─ 多元宇宙が生まれた瞬間から始まる。これは第一ハイトスの生存者や新たに生まれた生命が広がるにつれて、次元の合体やその銀河、超銀河団、星系の形成をする期間であった。
- 神々の時代(The Era of Gods) ─ 幾つかの時代はその過程で出現した若く、隆盛している文明や神々によって支配された。これらは優雅な生活、大規模な闘争、華やかな勝利の期間であった。コル・テウサと衝突した支配権力は次元に現在まで残る痕跡を残した。
- 現代(The Modern Aeon) ─ 地球上のオルトサン文明の出現以降。天は静まり、1人のコル・テウサのみが残り、七神の残り無しに次元の他神が紛争や戦争を再開するのを監視し続ける。これがいつ変わるかは不明である。
数秘術
殆どのオルトサン文化は同様の8進数方式を運用しており、主な番号は以下の通り:
言葉 数字 ネン(Nen) れい ゼイ(Zey) いち ウル(Ur) に イオ(Eo) さん ラク(Rak) よん ネス(Nes) ご ヨル(Yor) ろく ミ(My) なな オルトサン数学の更なる概念は次の通り:
概念/数字 定義 フォルタ(Forta) 語られていない罪で処刑。コル・テウサの理由は知られていないが、我々はそれらを信頼している。 ネン・エクステン(Nen-Exten) 所謂"ゼロ無限大"であり、心とコンピューターが処理不可能、もしくは通常処理している計算に組み込まれた知的数学概念。それらの招集は基本4次元以上算術に慣れていなかったり、数学への嫌悪感があるオルトサンにはお勧めしない─彼らは判断するだろう。