西岡秀三先生『KYOTO地球環境の殿堂』入り記念講演会
日本における地球環境研究の発展〜これまでとこれから〜 開催のお知らせ【終了しました】
1. 概要
2022年4月、西岡秀三先生(IGES参与・NIES元理事)が、第13回KYOTO地球環境の殿堂入り者として決定されました。西岡先生の殿堂入りの理由は、「30年にわたる気候変動に関する政府間パネル(IPCC)、国連環境計画(UNEP)等での活動を通じて、日本の地球環境研究(主に気候変動分野)の国際貢献を推進し、洞爺湖G8サミットで日本が提唱した「低炭素社会国際研究ネットワーク構想」に基づいて設立された低炭素社会国際研究ネットワーク(LCS-RNet)や低炭素アジア研究ネットワーク(LoCARNet)の運営により、アジア各国をはじめとする国内外の気候政策の科学基盤構築に貢献した」ことにあります。
KYOTO地球環境の殿堂入りに関するNIESのお知らせはこちら:https://www.nies.go.jp/whatsnew/2022/20220601.html
このたび、公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)と国立研究開発法人国立環境研究所(NIES)は、KYOTO地球環境の殿堂入りに併せて、日本における地球環境研究の発展を振り返るとともに、将来の方向性を議論するオンラインセミナーを開催いたします。本セミナーでは、地球環境研究分野の重要性がますます高まっていた30年前から、その後の国際的な貢献も含む地球環境研究の発展や低炭素社会研究・脱炭素社会研究への展開まで、その時々の関係者により、どのような信念をもって学問を広げ、研究分野として確立していったのか、またその過程でどんな試行錯誤があったのかを紹介します。さらに、これまでの歩みを踏まえつつ、特に次世代の脱炭素社会研究の中核を担う研究者とともに将来の方向性を議論します。
このように地球環境研究から低炭素・脱炭素社会研究への発展までの30年の歩みを振り返ることは、本分野での将来の方向性とともに、今後、新たな課題に取り組む際の対応指針として、大きな示唆となると考えられます。気候変動政策研究に興味をお持ちの方はもちろん、一つの学びを広く、また深く展開しようと考えているすべての方を対象にいたします。奮ってご参加下さい。
2. 開催概要
日時:2022年12月17日(土)15時〜18時
開催方法:オンライン開催(Zoomウェビナー)
参加費用:無料
参加申し込み:https://www.iges.or.jp/jp/events/20221217 より
主催:公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)、国立研究開発法人国立環境研究所(NIES)
3. プログラム
15:00-15:05 | 開会挨拶
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15:05-15:15 | 緒言
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15:15-15:40 | 対談1 地球環境研究センターの立ち上げ
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15:40-16:05 | 対談2 IPCCへの関与
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16:05-16:15 | 休憩 |
16:15-16:40 | 対談3 科学と政策をつなぐアジア太平洋統合評価モデル(AIM)
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16:40-17:05 | 対談4 実装に向けての立ち上げ
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17:05-17:50 | 対談5 未来に向けて仲間を増やす
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17:50-17:55 | 振り返り
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17:55-18:00 | 閉会挨拶
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4. 問い合わせ
国立研究開発法人国立環境研究所社会システム領域
担当 増井・日比野・金森・芦名
E-mail:ashina.shuichi(末尾に@nies.go.jpをつけてください。)
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(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) -
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〜雲が温暖化をより進行させる可能性〜
(配付先:文部科学記者会、科学記者会、大学記者会(東京大学)、神奈川県政記者クラブ、横須賀市政記者クラブ、青森県政記者会、むつ市政記者会、高知県政記者クラブ、沖縄県政記者クラブ、名護市駐在3社、筑波研究学園都市記者会、環境記者会、環境省記者クラブ) -
2017年10月18日報道発表
タケ、北日本で分布拡大のおそれ
〜里山管理の脅威になっているモウソウチクとマダケ(産業管理外来種)の生育に適した環境は温暖化で拡大し、最大500km北上し稚内に到達〜(宮城県政記者会、科学記者会、文部科学記者会、大学記者会、京都大学記者クラブ、環境省記者クラブ、環境記者会、筑波研究学園都市記者会、気象庁記者クラブ同時配付) -
2017年2月21日報道発表気候変動研究で分野横断的に用いられる社会経済シナリオ(SSP; Shared Socioeconomic Pathways)の公表
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- 2012年5月7日更新情報CGERリポート「Greenhouse Gases Emissions Scenarios Database —Contribution to the IPCC Assessment Reports—」を掲載
- 2011年11月17日報道発表気候変動枠組条約第17回締約国会議及び京都議定書第7回締約国会合(COP17/CMP7)におけるサイドイベント開催・ブース展示について(お知らせ)【終了しました】(筑波研究学園都市記者会、 環境省記者クラブ同時配付 )
- 2011年9月26日報道発表論文誌Climatic Changeに掲載されたIPCC第5次評価報告書に向けた代表的濃度パス(RCP)シナリオについて(お知らせ)(筑波研究学園都市記者会配付)
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