(記事公開日:2024年4月1日)
SSDはPCの内部ストレージや外付けストレージなど、さまざまな用途に使われています。目的に応じて適したものを選べるように、容量も多種多様です。
容量が1TBの商品も多く販売されており、1TBあれば十分と考えている方もいるのではないでしょうか。この記事では、1TBのSSDがどの程度使えるか解説します。
用途によっては1TBのSSDが向いていない場合があるため、購入してから後悔しないためにも事前にチェックしておきましょう。
さまざまな機器がSSDを搭載しており、容量ラインアップもいくつかあります。
250GB未満の商品や2TBを超える商品もありますが、実用性や価格と容量のバランスを考えると、上記から選ぶことをおすすめします。
想定した用途や保存するデータの量に適した容量の商品を購入することが大切です。現在使っているSSDを交換するときは、容量と使用している割合を参考に選ぶとよいでしょう。
容量が1TBのSSDはどのような用途に向いているか、代表的な用途を3つ紹介します。SSDを購入する目的がいずれかに該当するなら、1TBの商品を中心に検討するとよいでしょう。1TBのSSDに保存できるデータの例も解説します。
PCの内部ストレージとして搭載するSSDのうち、OSをインストールするメインストレージを探しているなら1TBのSSDを検討しましょう。PCのメインストレージには、OSだけでなく普段使用するソフトウェアやシステムファイル、関連データを保管します。
そのため、ある程度の余裕がないとPCを使用しているうちに容量が不足し、動作に支障が出かねません。OSアップデートを実施する際も、空き容量が求められます。
作成した文書や画像ファイルなど、ファイルサイズがそこまで大きくないデータを保存するストレージにも1TBのSSDがおすすめです。
たとえば、2MBのドキュメントなら約50万ファイル、5MBの画像は約20万ファイルを保存できます。実使用ではある程度の容量を空けておかなければならないため、保存できるファイルの数は少なくなるものの、十分と感じる方もいるでしょう。
サイズが小さいファイルを中心に保存するのであれば、1TBのSSDで容量不足に陥るケースは少ないといえます。
データを保存して持ち運ぶ目的で開発されたSSDもあります。ビジネスで大量の資料を格納して持ち運ぶには、比較的小型のポータブルSSDやスティックSSDがおすすめです。
容量が1TBの商品を選べば、使用中に容量が足りなくて困ることは少ないでしょう。まずは、持ち運びたいデータの容量がどの程度かご確認ください。
容量が1TBのSSDには多くのデータを保存できるものの、使い方によっては容量不足で悩むケースもあります。ここでは、1TBのSSDでは容量不足に陥りかねない用途を3つ見てみましょう。
容量が不足するとSSDを買い替えてデータを移動する手間が発生するため、容量に余裕のある商品を選ぶことをおすすめします。
高画質動画を大量に保存したりPCのストレージを丸ごとバックアップしたりするなど、大量のデータを保存する場合は、1TBのSSDでは容量不足に陥りかねません。
4K60FPSで撮影した動画のデータサイズは、1時間当たり約50GB〜60GBが目安です。1TBのSSDには約17時間〜20時間しか保存できず、高画質動画を撮影する機会が多い方にとって余裕のある容量とはいえないでしょう。
PCゲームのような容量が大きいソフトウェアを複数インストールする場合、1TBでは容量不足になりがちです。PCゲームは容量が100GBを超えるタイトルも多く、いくつかインストールすると1TBのSSDではすぐいっぱいになります。
多数のゲームをインストールしてプレイしたいなら、2TB以上のSSDを購入したほうがよいでしょう。SSDは空き容量が少なくなると読み書き速度が低下するため、特に注意が必要です。
TV番組を録画するためにSSDを探している方も、必要に応じて2TB以上のSSDを検討しましょう。1TBのSSDと2TBのSSDを比較した場合、録画可能時間の目安は以下のとおりです。
| 放送の種類 | 1TB | 2TB |
|---|---|---|
| 地上デジタル(HDレート)約17Mbps | 約125時間 | 約251時間 |
| BSデジタル・110度CS(HDレート)約24Mbps | 約88時間 | 約177時間 |
| BSデジタル・110度CS(4K放送)約33Mbps | 約64時間 | 約128時間 |
録画するTV番組の本数や時間を考え、SSDの容量を選びましょう。録画する番組が多くなければ、1TBでも問題ありません。
SSDを搭載する機器の種類や用途によって、適したタイプは異なります。代表的な用途は「内部ストレージ」「バックアップ」「データの持ち運び」の3つです。
ここでは、それぞれに適したSSDの種類を紹介します。購入前に自分の用途に適したSSDについて考えておきましょう。
PCやゲーム機の内部ストレージとして使用するなら、NVMe接続のM.2 SSDがおすすめです。他のSSDに比べて読み書き速度が速く、快適に利用できます。内部ストレージは大量のデータを読み書きする機会が多く、速度が速いのは大きなメリットです。
内部ストレージ用のSSDには、2.5インチSSDをはじめとしたSATA接続の商品もあります。SATA接続にも1TBの商品があるものの、読み書き速度が遅いのがデメリットです。
バックアップデータを保存する目的なら、USBで簡単に接続できて互換性が高いポータブルSSDを選ぶとよいでしょう。使い始めるときは、接続してフォーマットするだけでデータを読み書きできます。
PCが故障したらSSDを取り外して、新しいPCに接続することでデータを復旧できるのは大きなメリットです。大切なデータをより安全に保管するため、堅牢性を高めた商品も販売されています。
データを格納して持ち運ぶ際は、小型で扱いやすいスティックSSDがおすすめです。USBメモリーと同じように、PCをはじめとしたデバイスのUSBポートに直接接続できるのが魅力です。ケーブルが不要で使い勝手がよいストレージといえるでしょう。
ただし、サイズがコンパクトな分紛失しやすいため、取り扱いには十分な注意が必要です。
外部ストレージとして使用できるSSDを探している方に向けて、アイ・オー・データではポータブルSSDやスティックSSDをラインアップしています。
堅牢性が高い商品や転送速度が速い商品、コンパクトな商品と多種多様です。それぞれの特徴を知った上で比較・検討し、用途に適したSSDをお選びください。
バックアップのような用途で大量のデータを高速で読み書きする必要があるなら、USB 3.2 Gen 2接続に対応し、最大1,000MB/sの速度が出るSSPA-USCシリーズがおすすめです。
動画をはじめとしたファイルサイズが大きいデータを保存する用途にも向いています。Windows・macOS・iOS・Androidなど主要なOSに対応し、幅広いデバイスに接続できるのもメリットです。
高速データ通信が可能なポータブルSSDを探しているなら、ぜひSSPA-USCシリーズをご検討ください。容量ラインアップは500GB・1TB・2TBの3種類です。
幅広いデバイスに接続でき、高速データ通信が可能なポータブルSSD「SSPA-USCシリーズ」
ケーブル不要で手軽に接続できる外部ストレージ用のSSDを探している方には、スティックSSDのSSPS-USシリーズをおすすめします。接続規格はUSB 3.2 Gen 2で、400MB/s〜500MB/sの速度で読み書き可能です。
使い方はUSBメモリーと同様で、デバイスのUSBポートに直接接続するだけで利用できます。容量ラインアップは500GB・1TB・2TBの3種類です。
Windows・macOS・ChromeOSといったPC用OSだけでなく、PS4やPS5でも使えることを確認しています。
ケーブル不要でかさばらず、持ち運びしやすい!超小型&高速転送のスティックSSD「SSPS-USシリーズ」
容量が1TBのSSDは、PCのメインストレージやデータ保管用の外部ストレージといったさまざまな用途で利用できます。保存するデータの種類や用途に適した容量を選ぶとよいでしょう。
アイ・オー・データでは、外部ストレージに適したポータブルSSD・スティックSSDをラインアップしています。高速で読み書きできる商品やコンパクトで持ち運びしやすい商品、さまざまなOSで利用できる商品をそろえているため、ぜひご検討ください。
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