・『ザ・ムーン』は少年サンデーで1972年から連載されていた巨大ロボットマンガで、時期としては『マジンガーZ』などの登場に重なる。ガンダムとかが現れるのは5年以上あとになる。巨大ロボットもの黎明期の奇作として知られている。 ・あらすじを説明すると「9人の少年が謎の男に巨大ロボットを託され、正義のために戦う話」で、非常にオーソドックスなのだが、『銭ゲバ』とか『アシュラ』とか描いてる人のマンガなので非常にアクが強い。 1巻,p5 ・『ザ・ムーン』を造った大富豪、魔魔男爵。登場1ページで完璧にイカれていることがわかる。彼は「力=正義」だと悟り、圧倒的な力を持つ巨大ロボット『ザ・ムーン』を完成させ、子どもたち9人に運用を託した。 1巻,p155 ・魔魔男爵はなぜ自分でザ・ムーンを動かさないのか。それは、自らを含めた大人たちは汚れてしまっており「本当の正義」を見分けられないから。だからこそ彼は巨大な