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2025年8月 1日 (金)
第1回WASLIアジア会議 報告(1日目:7月31日)
◆だいやまーく第1回WASLIアジア会議 報告(1日目:7月31日)
世界手話通訳者協会(WASLI)は、世界を9つの地域に分けて活動をしています。
ここアジアでは、今年、第1回WASLIアジア会議を開催することになりました。マレーシアの手話通訳者協会JUPEBIMがホストとなり、アジア地域20か国から187人の参加者を迎えて、基調講演やワークショップ、研究発表などが行われます。
左から、内田国際担当、長山国際担当、宮澤副会長
初日となる今日(7/31)は、アジアのWASLI国会員の代表が集まってワークショップ「WASLIアジア能力強化研修」を行いました。参加者は7か国9協会から18人、全通研からは国際担当2人が参加しました。6人ずつ3グループに分かれて、国際手話だけで話し合いを進めます。
話し合いは「5 WHYs (なぜを5回)」による原因分析です。各グループに一1つずつ課題が与えられ、その課題が生じているのはなぜか?を繰り返し考えていきます。たとえば、「遠隔手話通訳において技術的障壁がある」という課題について、それはなぜかを考えます。理由として「手話通訳者にIT技術がないから」という意見が上がったら、ではなぜ手話通訳者はIT技術がないのだろうかと考えます。そして「高齢でIT技術に対応できないから」という意見が出たら、ではなぜ高齢だとIT技術に対応できないのか」と問います。このようにWHYを5つ繰り返すことで、真の原因は何かを考えるのです。
国が違う手話通訳者が集まって出した答えは実にさまざまである一方で共通性もあり、なかなかおもしろい結果になりました。国は違っても手話通訳者の課題は共通しており、その課題解決のためにどのようなアクションを起こしたらよいのか、共に考える仲間がいることはとても頼もしく思えました。
全通研は、新たな体制を構築するために皆さんと共に検討中です。この方法を取り入れて侃々諤々、和気あいあい意見交換するのもいいなぁと思いました。
(文・写真 副会長 宮澤典子)