2023年08月28日

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(988話)

『AKATSUKI』





鹿児島インターハイ決勝戦・名朋vs湘北、第2クォーターは3分が経過

このクォーターのスコアは、何と9-0の名朋スコアリング・ラン

名朋は森重寛、控えの能力、、極めつけは、No.1ガードを確定付けるかの様な、伊達翔太のドライブからの得点


前半戦この時間でのデッドラインとも言える15点差を開けられた湘北・安西は、早くも前半最後(クォーター唯一)のタイムアウトを取った



高頭「このタイムは、やむを得ないわい.........」


堂本「ここで切らないと、前半のうちで、勝負が決まっていたかもしれない.........」


佐藤「寧ろ、遅いぐらいでしたよ.........」テレビで



記者席

弥生「今日の安西先生、交代やタイムのタイミングが、後手後手でなくて.........???!」


中村「調子が悪いのかな.........???!」


町田「いやそもそも、名朋との圧倒的な差に、為す術が無いんじゃないか.........???!」


彦一「安西監督、頼むで、、何としてでも、湘北を立て直してやーー!!!!」



観客

「おいっ、安西、動きが遅いぞーーー!!??」

「また置き物に戻っちまったのかよーーー????」

「もう王者相手に手詰まりかーーー????」

「もっといい試合してくれよーーーー!!!?」


と、辛辣で厳しい言葉




と、安西への批判が高まる中、、、


湘北ベンチのミーティング


大変重い空気


観衆・識者が語るよう、今現在湘北に良いところは皆無、名朋工業に圧倒されサンドバック状態


数多の勝負の螺旋をくぐり抜けてきた彼等でも、徐々に感じる名朋工業とのこの"確かな差"に、ショックは計り知れない

無論、高校生にとって、心身の疲弊は半端ない

ハァハァ、ハァハァ

ハァハァ、ハァハァ



安西はまずコートメンバーの五人を座らせ、、

マネージャーからは、それぞれにドリンクやアイシングが配られ、身体を休めさせる

しかしまだまだ全員が、怪訝で暗い表情


観客同様、安西にも疑心暗鬼に


(圧倒的な強さのこの名朋に、本当に勝ち目はあるのか????)

(何が上手く行ってない????)

(安西先生でも、もう打開策は無いんじゃ???!)


声には出さないが、こういった想いも


皆、安西の言葉を待つ


そして、デビルの発動にも注目

(また黙ったままだ.........???!)

(怒ってる...よな.........???!)

(またさっきのデビルが出るか????)




そして安西、口を開く


「少し動きが固い.........気負いし過ぎでいる.........」



とここで名指し

「野茂君、与田君.........」と控えの二人を呼び


野茂・与田「はい!!!!」



一同(デビル来るかーーーー?????)



だが、安西「悪くないですよ.........今みたいにどんどんとアグレッシブに、シュートを打って行きましょう.........」



野茂・与田はホッとしたよう「はい!!!!!!」と返事



安西「君たちも立派な湘北戦士だ.........どこにも負けない.........」



野茂・与田、より一層強く「はい!!!!!!!!」


これに、、、

ヒソヒソ、ヒソヒソ

(あっ、二人にはお咎め無し!!!?)

ヒソヒソ、ヒソヒソ

(いつも通り優しい!!!!)

ヒソヒソ、ヒソヒソ

(ブッダのままだ!!!!)

ヒソヒソ、ヒソヒソ

(仏のお告げで、二人の自尊心を取り戻させてくれているぞ???!)

ヒソヒソ、ヒソヒソ

(じゃあ、次こそまさか、、、????)

ヒソヒソ、ヒソヒソ

(あの伝説のホワイト・ヘアード・デビルが出るか???!!)


一同やはり凍りつく




安西、少し間を取り、、、



一同、ドキッとする!!!!!



安西「さて、、、問題は、、、」



一同(来る来る来るぞ!!!!!??)ゴクリッ!!!!!!!


仏か悪魔か?????

仏か悪魔か?????

仏か悪魔か?????

仏か悪魔か?????





安西「桜木.........」くわっ




全員(やっぱり悪魔だ!!!!!!!)




安西「くん.........」




全員「へっ???????」



安西「桜木君.........君の力はまだまだこんなもんじゃない.........」穏やか




全員「仏(ブッダ)だぁぁぁぁ!!!!!!!」ひと安心



安西「ん???」



そして桜木が呼応「おう.........オヤジ!!!!!当たり前だ!!!!!」キリッ


しかし安西、一瞬で表情が厳しくなり「桜木花道.........」


これに一同「あれっ????大丈夫か?????」コソコソ、コソコソ


まるで大魔神、フェーズごとに表情がくるくる変わるよう


桜木も悪寒「お、おう.........」





そして安西、問う



「今日は得点は決めましたか????!」




桜木「?????」


流川「・・・・」


一同「あっ???????」


晴子は慌てて、ペラペラとスコアボードを確認後



晴子「あっ???!」気づく



安西「桜木花道、ここまで無得点ーーーー」




桜木自身、既に気づいていたので、ただただ悔しそうな表情「ぐぎ......ぐぎぎぎ.........」



安西が語気を強めながら続ける「湘北の二本柱の一人・桜木が、ここまで得点0、、、」



「これでは、勝てるわけが無い!!!!!」キッパリ


桜木、ぐうの音も出ない「ぐぎ......ぐぎぎぎ.........ぐぐぐ.........」




安西「それより何より、、、」



一同「まだある???????」



桜木「それより何より、、、」ゴクッ






安西「桜木君、、、本日攻めましたか?????」




桜木・そして一同はこれにも「????????」



桜木は、それも分かっていた「じ、実は.........」モジモジ、たじたじ




これも晴子が「あっ?????」




そして、事実




桜木花道、ここまでシュートM/A、0/1(注記)978話中段参照

この一本のみ、それも参照の通りシュートと呼べるモノ(体勢)では無い一本



桑田「桜木がまだ一本しかシュートを打ってない??!!」


石井「しかも、あの混雑の中の打ち損じ、、、、」


佐々岡「ほぼシュートと呼べるもんじゃ無かった、、、、」


晴子「実質0、、、、」



桜木「は、晴子さんーーー???!!」ぜーろー




そしてここからは安西の説法


「シュートは打たなきゃ入らない.........」






桜木もずっとオウム返し「シュートは.........打たなきゃ.........入らない」



だが、冷静に考え「ん???!」



(まーた当たり前の事を言ってやがる.........)俯瞰




安西、話を遡る「だから、野茂君と与田君は偉い.........」


これには全員キョトンとし

「野茂、、与田が偉い????!」


桜木は少し驚き「なっ、この二年坊主どもが???!」ギロッと睨みをきかす


野茂「ひぃぃぃ.........」


与田「・・・・」


ここで


桑田「あっ???!」


石井「この二人は、、、」


佐々岡「交代直後、曲がりなりにも、、、」



晴子「シュートを打っている、、、」




安西「そうです、、、シュートは打たないと入らない、、、」


これが理由ーーーー




「そして、、、」





「森重寛には、桜木君が攻めないと勝てない!!!!!」




桜木「デカ坊主に.........???!」



流川「・・・・」



安西「そしてそれは.........つまり.........」







『桜木君が攻めない限り、湘北に勝利は無し!!!!!』くわっ




これに桜木「?????」

突き付けられる

ガァァァァァーーーーーーーーン




桜木「この天才が.........攻めないと.........湘北は.........勝てない.........」




そして一同も「桜木が.........攻めないと.........勝てない.........」



第1クォーター終了時、実況席その他で指摘されていた桜木の攻撃の回数と得点数、、、これが第2クォーター3分を過ぎても、未だ変わらず、、、



そこを安西が、桜木に一番届くお言葉で説く





これには桜木、遂に、、、





「オヤジッ!!!!!!!!!」くわっ




「この天才に任せろ!!!!!!!!」くわっ




と、目を輝かせる






安西は「期待していますよ.........」にこりっ




一同「よぉぉぉぉっし!!!!!!!!!」




『オレたちは強い!!!!!!!!!!!!』





と、仏か悪魔などは関係なく


安西のマネジメントに対する信頼は、揺るがない!!!!!!!!



そして最後に、この男が被せる


流川「言っただろ???!!」



桜木、振り向き反応「ルカワッ???!!」



流川「オフェンスなら、テメーはアイツに勝てるって.........」(注記)971話、ランニング中の邂逅にて



桜木「ぬっ???!確か.........」(言ってたような.........)




いずれにせよ、、、



桜木「やる、、、やってやるよ!!!!!!!!見てろよ、ルカワ!!!!!」パチンッ!!!!!と左手のひらを右の拳で殴る


流川「ふんっ」



安西「流川君、サポート頼みますよ.........」



流川、頷いたか「・・・・」鋭い眼光




「ビィィィィィーーーーー!!!!!



タイムアウトが開ける



安西は、このタイミングで、荒石と下柳も交代

名朋同様、三人目の交代、、きっちりと下級生たちを休める事に


名朋も、2番と4番のポジションをスタメンに戻し

両チーム以下のメンバーとなる

湘北

PG/12 与田隆之 (2年/182cm/71kg)
SG/11 野茂健司 (2年/177cm/66kg)
SF/4 流川 楓 (3年/193cm/82kg)
PF/8 桜木花道 (3年/195cm/90kg)
C /15 下柳 健 (1年/196cm/88kg)


名朋工業

PG/4 伊達翔太(3年/180cm/70kg)
SG/8 伊達健太(2年/182cm/71kg)
SF/13 朝倉来舞(2年/191cm/83kg)
PF/7 河村重雄(3年/199cm/90kg)
C /5 森重 寛(3年/206cm/108kg)



「湘北はセンターに、1年の下柳???!」

「湘北の控えは、名朋に及ばねーのは立証済み!!!?」

「大丈夫かー、湘北????」



「逆に、名朋は好調の朝倉残しの、後はスタメンに戻して来た!!!?」

「そして満を持して、ダテケンに河村!!!ここで一気に湘北を潰す気だ!!!!」

「名朋、完璧なタイムシェア・マネジメント!!!!」


と、まだまだ観衆は、対照的な評価!!!!!




湘北の攻撃でゲーム再開


名朋は一旦、フルコートディフェンスを止め、既存のマッチアップ・ゾーンで様子を見ることに


伊達翔太が「ハンズアップ、ハンズアップ!!!!!」と声を上げ士気を高める


伊達健太や河村のリフレッシュされた選手が、これに呼応する


伊達健「オッケー!!!!ディフェンス!!!!!」


河村「一本止みゃー!!!!!」



エンドラインから与田がスローインし、流川がボール運び〜ハーフに入る


観客は

「あっ、やっぱり変えてきた!!!?」

「流川がボール運び&ゲームメイクか???!」

「バックコートは流動的にやるつもりだった???!」



清田「どうせ流川がボール触らないと、湘北はチームのリズムが掴めないなら、、、」


畑山「初めから持たせるってのは、よくやる手法だ!!!!」


彦一「ポイント・フォワード、ここから本領発揮やで!!!?」



誰もが分る大きな変化


高頭「これがおそらく、安西先生の指示の一つか.........???!」


堂本「これで流れが変わればいいが.........???!」


佐藤「タイムアウト後の、このオフェンスはかなり重要ですよ.........!!!?」テレビで



湘北、流川がドリブルしながらゲームメイクを行う


それに全員が反応


スリーポイント外でボールを野茂に渡し、野茂は再度流川に、、、

と、リズムを作っていく

そして今度は与田が、流川にピックを掛けに行くのだが、、、


そこは、百戦錬磨・難攻不落の名朋ディフェンス


そんじょそこらのオフェンスなら


バァァァァァ!!!!!!!

バァァァァァ!!!!!!!


と、伊達翔太を中心に超システマチックに統制の取れた動き!!!!!

スイッチとショーディフェンスを順に駆使し、湘北の動きを次から次へとシャットアウト!!!!!


これには


高頭「ダメだ、、、パターンを変えても、名朋のマッチアップ・ゾーンを崩す事は不可能だった.........」


堂本「タイムアウトの作戦でも、流れは変わらなかったか.........」


佐藤「安西先生.........」




しかし、、、








奇妙な男が一人いる





その男は、ハイポスト辺りで




「打たなきゃ入らない.........天才が攻めなきゃ勝てない」ブツブツブツブツ


と、念仏のように唱える



付近に居る伊達健と河村が、ギョッと振り返る場面も


伊達健「へっ????!」



河村(な、なんじゃ????!)




海南

清田「赤毛猿が、何か企んでやがる雰囲気???!!」


一ノ瀬「指示が出たんですかね???!!」


里崎「当然、桜木のアタックが必要だ、、、」



山王

畑山「桜木が、森重相手にまだ無得点、、、」


樽瀬「この試合の一番のキーポイント、、、」


河田「桜木君......森重君相手に、何をするつもり......???!」



と、桜木の様子に気づき、それぞれが予想を立て始める




そして

豊田も気づく「赤頭の様子がおかしいな.........???!」


少し考え「・・・・」


豊田「安西、、、何か桜木に指示したか.........」


「おそらく.........」





「寛に向かって、攻めてくるな?????」



と、ご名答!!!!!


識者と同じく、相手の作戦を読み解く!!!!!



豊田(そうやって、ムードメーカーの桜木が寛に挑んで勢いをつかせ、自分たちのペースに持っていく作戦だな.........)



豊田「へっ、わかりやすい作戦だ!!!!いつでも来い!!!!!」





そして



その時が来た!!!!!!!!!!



ドバァァァァァァァァーーーー!!!!!!!!!



流川が、キラークロスオーバーからの、強引なドライブ!!!!!!!!


伊達兄弟の間をくぐり抜け、ゴールに突進!!!!!!!!


伊達翔「ぐっ????こいつ???!」(速いし強いし上手い!!!!!)


伊達健「くそっ?????」(やっぱり、ドライブに必要な全てが別格か???!!)





しかし、、、



完全な密集地帯、、、



そして、待ち構えるは、、、



勿論、、、






豊田「寛(ヒロシ)!!!!!!」



森重寛!!!!!!!!!!!




観客

「流川!!!!?」

「あんな密集地帯で???!」

「森重に向かって行っても???!!」

「これは、さすがの流川でも、無茶だ!!!!!」





樽瀬「いや、、、」


畑山「合わせだ!!!!!」


清田「赤毛猿に!!!!?」




トッププレイヤーたちの予想は、ほぼ正解!!!!!



流川のペネトレイトはフリで、飛び込んでくる、それもそれが桜木であり、彼に勝負させる作戦ーーーー



そう予想







だが、、、









流川のドライブに、合わせに飛び込んで来たのは、、、




「#12番????!」


「与田????!」


与田だった!!!!!!!!


「何???!」


「桜木じゃねー???!」


「じゃあ桜木はどこに???!!」










桜木は何処に?????










桜木は、、、










右45度



















の、スリーポイントラインだった









これには会場全体が驚愕

「桜木が外にいる?????」

「スリーポイント?????」

「まさかーーーー????!」












「パスを献上せえ」



桜木は次はそう呟き、パスを待つポーズ







そして流川は













その桜木に、きっちりと、パスを出したーーーー





それは、与田のカット(合わせ)を巧く囮に使った形
ー!!!!!

流川はワンフェイク入れた後、外の桜木へ


「キックアウト!!!!!」

「流川、与田の動きを囮に使った!!!!?」

「与田の動きがあってこそ!!!!?」



湘北ベンチ・応援団は

「与田、ナイスッ!!!!!」





だが、、、ここからが湘北ベンチですら、そして会場誰しもの疑問点



「キックアウトはいいが、、、」


「よりによって桜木に???!」


『桜木の外?????』




これ(流川のキックアウト〜桜木)には、観衆だけではなく名朋陣営全員が、完全に虚を突かれる



豊田「何だとっ????!」



伊達翔「何っ????!」


伊達健「外????!」


朝倉「桜木花道???!!」


河村「だぎゃ????!」


森重「?????」



よって、名朋ディフェンスは、桜木を完全にフリーにしてしまう




そしてチームメイトの湘北ですらーーーー

桑田「外????!」


石井「安西先生は確かに攻めろとは言ったけど????!」


佐々岡「それは中の事じゃーーー????!」




『違う違う、そうじゃない!!!!!!!!』


「無茶はやめろーーーーー!!!!!!!!」



誰もが思う中、、、









桜木には、迷いが無かった



「天才が攻めなきゃ勝てない!!!!!!!!」



合言葉に





そして


「左手はそえるだけ.........」


(ヒザを使って.........下から上に力を伝える.........)


(手首のスナップを利かせ、ボールは高くーーー)


(感覚は合宿シュートと同じーーー)


と、、、





桜木の腕から、スリーポイントが放たれたのである






これにまだまだ

「桜木がスリーだと????!」

「あるのか、無いのか????!」

「確か、笹岡戦で一本決めたが!!!!?」

「あれはマグレだ????」





「にわかじこみのスリーでどうなるってんだーーー???!!!!」



そうそれは、準々決勝、野比との対決で感覚を掴んだ桜木のスリーポイント


惜しいのが一本


謎のブザービーターで決めた人生初のスリーポイント


山王戦も、威嚇射撃で一本放つ



菊地「打った!!!!?」


野比「桜木さん????!」テレビで






観衆の殆どが疑う!!!!!!!!







だが、99.999%の人間が否定しても




この三人は違った







安西「それだ.........」ぶるっ







流川「決めろ.........」







晴子「入ってぇぇぇぇーーーーー!!!!!」













森重「あっ?????」と、遠くの桜木を見つめるのみ






桜木のまさかの選択、、、




このスリーが、、、


















ザシュッゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!














決まるのであった、、、











桜木自身「は、入った.........???!!」









そして、少しの間が空いた後、会場、揺れる!!!!!!!!!!

この日一番!!!!!!!!!!



ドワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!!!


「流川のインサイドアウトからーーー!!!!!!!!!!!」

ドワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!!!

「まさかまさかまさかまさか!!!!!!!!!!」

ドワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!!!

「桜木の今日の初得点がスリー?????!!!!!」

ドワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!!!

「そんなアホなーーーーー!!!!!!!!!!」

ドワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!!!

「桜木の外ぉぉぉぉ???!!!!!!」





嘘か誠か



まさかまさかの、桜木のスリーポイントが決まったのだった



名朋31
湘北19



会場全体はまだ、あんぐり



清田「赤毛猿が、、、スリーを普通に決めやがった、、、」



樽瀬「中じゃなかった、、、」



彦一「アンビリーバブル、、、」





仲間でさえ


桜木軍団「花道が、、、スリーポイント.........????」




桑田「安西先生の指示は、""攻めろ"'までだったはず.........???!」わなわな


石井「てっきり中で、森重に勝負するものだと.........???!」わなわな


佐々岡「それを自分の判断で外を選んだ.........???!」





流川「ふんっ、、攻めるのは何も中だけじゃねー」


と、彼だけが理解していた


だから、パスを出せたのだ






安西は、確かに言っていない

寧ろ観衆と同様、中で勝負を挑ませるイメージだったのかも知れない

だが、自分で選択し行動し、もう幾度となく安西自身の想像を超えてくる桜木に、安西は悦びだけでなく、様々な感情が交錯している





晴子は何故か涙がこぼれる




湘北ベンチ・応援席はここで爆発

「やったぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」

「スリーポイント!!!!!!!!!!!!」

「ナイッシュー、桜木!!!!!!!!!!!!」





誰もが疑った桜木のスリーは、、、

その独特の感性と、想像を超えるスピードで進化を遂げる彼だからの、成し得た業であったのかもしれない





それは、日本の未来にも繋がる




全日本男子U18監督・青木も

「はて??!桜木にもスリーがあったのか.........???!これは使えるな!!!?」と、何やらメモに書き込み、嬉しそうな表情を浮かべる



実況「桜木君のこの試合初得点は、今までほとんど打ってこなかった、まさかのスリーポイント!!!これは意外でしたね〜!!??」



解説「そうですね〜桜木君のスリーは、相手のデータにはほぼ無かったんじゃないでしょうか??!!桜木君も、現代型の外も打てるインサイドプレイヤーの仲間入りか??!!」



実況「さぁいずれにせよ、湘北、タイムアウト後、一本返しました!!!!ここから反撃となるのでしょうか???!」



解説「桜木君が外決めた意味は、大きいですよ!!!??」







日本全国が、震撼する中、、、





だが、、、




桜木はこれだけでは無かったーーーー




ガコンッ!!!!!!!


名朋が、伊達翔のミドルシュートを落とし、そのリバウンドを


ガシィィィィィ!!!!!!!!


桜木「リバウンド王・桜木!!!!!!!!」


と、桜木が取り


桜木「ソッコーだぁぁぁぁ!!!!!!!!」




湘北の速攻!!!!!!!!!



セオリーならレイアップなどゴールにアタックするのだが、、、



名朋ディフェンスが整う前に、パス回しが上手くいった




右コーナーの野茂が、エクストラ・パス!!!!!!!!



そこには、走り込んで来た



またもやこの男



「左手はそえるだけ!!!!!!!!」



その位置は、丁度右45度




スリーポイントライン!!!!!!!!!





桜木、きっちりとミートをしては、その位置でジャンプ



そして、またもやスリーを



放った!!!!!!!!!







そのシュートは、美しい孤を描き










リングに吸い込まれた






ザシュッゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!







名朋31
湘北22




ワァァァァァァァァァーーーーー!!!!!!!!!



「桜木が、、、」



「二連続スリー、、、」



「信じられない、、、」




そして

「一気に6点も縮めた、、、」


唖然、、、



清田は開いた口が塞がらない



彦一「アンビリーバブル.........アンビリーバブルやで.........」



晴子は泣きながら万歳を繰り返す




豊田「ま、まさか.........あの赤頭め.........」



安西「桜木君.........君は私の想像を超えた.........」



青木、ニヤリッ





「SA・KU・RA・GI!!!SA・KU・RA・GI!!!」

「SA・KU・RA・GI!!!SA・KU・RA・GI!!!」


桜木コールとともに、会場は異様な熱気に包まれる!!!!!!!!




小説の様な話!!!!!!!!

漫画の様なキャラクター!!!!!!!!

だが、リアル!!!!!!!!

日本の未来!!!!!!!!

日本の夜明け!!!!!!!!



それが、桜木花道!!!!!!!!



桜木「天才!!!!!!!!!」



続く

この記事へのコメント
超大作、、、文字数数えたら確かにいつもの倍近くあったщ⁠(⁠ ゚⁠ロ⁠ ゚⁠щ⁠)その分誤字脱字、添削いっぱいしなくちゃ?だけど

いいんです、、何故なら昨日の歴史的勝利、、、に、まだ興奮冷めやらぬで

そして今作で掲げたテーマ「スリーでの追い上げ」みたいなのが、見事リンクしたからです。。。
更に今日にかけて、よりメタ感を濃くボリュームアップしましたが、、、

いいんです!!!!巻頭カラーサービス回です!!!!!

いや〜日本代表、本当にありがとう、おめでとう!!!!!

元バスで本当に良かった、バスケ好きで良かった\⁠(⁠^⁠o⁠^⁠)⁠/って
皆となったよね???!

夜明けです!!!AKATSUKIです!!!!
どうぞ皆さんお楽しみ下さいm(_ _)m
Posted by 赤木夏紀赤木夏紀 at 2023年08月28日 13:08
スラムダンクのキャラ名を使った、他の作品になってきましたね。
Posted by ファン at 2023年08月28日 20:53
お疲れ様です!
まさかの花道のスリーポイントしびれました!しかも二発も!
これから断然盛り上がりますね!
赤木さん自分のペースでこれからも書き続けて下さい!応援してます!
Posted by スラムダンカー at 2023年08月28日 22:34
赤木さん^⁠_⁠^花道やってくれましたね〜(⁠◠⁠‿⁠・⁠)⁠—⁠☆
野比との対決が布石になりましたね〜??
湘北このまま追いつけ〜*⁠\⁠0⁠/⁠*フレーフレー
Posted by 8村塁 at 2023年08月29日 15:00
俺の想像も超えた
Posted by うさぎの信長 at 2023年08月31日 01:20
ファンさん→ありがとうございます。
そうなんすよね、、色々難しいところですが、、

これって恐らく花道がスリー2本決めたから?やりすぎ!!〜のコメントでしょうか?

もしそうだとしたら、こないだのフィンランド戦観ましたか?
映画の最後観ましたか?

もう少し日本のバスケに向けて、夢を描いてほしいです。

私は宮城や桜木が将来NBAに行く未来なら、スリーポイントもバンバン打てる選手になっていると思うのです。

そんなイメージで今作書きました。
Posted by 赤木夏紀赤木夏紀 at 2023年08月31日 12:05
スラムダンカーさん→コメントありがとうございますm(_ _)m
はい、今の花道ならある!!!!と思って書いてます。
お気遣いありがとうございます、、気がつけばペースが戻ってきて、しかも今回長編まで書いたので、このままペース上げて行きたいですね\⁠(⁠^⁠o⁠^⁠)⁠/
Posted by 赤木夏紀赤木夏紀 at 2023年08月31日 12:10
8村塁さん→コメントありがとうございますm(_ _)m

そうなんです、そこなんです!!!!笹岡戦からの流れで徐々に花道がスリーもある!!!ってのを表現していましたので、、そこ拾ってくれて嬉しいです\⁠(⁠^⁠o⁠^⁠)⁠/
Posted by 赤木夏紀赤木夏紀 at 2023年08月31日 12:12
うさぎの信長さん→コメントありがとうございますm(_ _)m
花道はそういう選手なのです!!!!
常、想像を超えていきましょう(⁠つ⁠≧⁠▽⁠≦⁠)⁠つ
Posted by 赤木夏紀赤木夏紀 at 2023年08月31日 12:14
森重の怪物ぶりや伊達兄弟が全国区なのも妥当ですが、降って沸いたようなインスタントモブ達や、ベンチウォーマーまで全国レベル設定するのは流石に無理があるかと
荒石や天崎も全国で揉まれてきた猛者のはずなのに、ポッと出のレトルトキャラ供に翻弄されまくるのは無理矢理ラスボス感を出そうとする余りにやり過ぎてしまったのでしょうか?
Posted by メイホー、ベンチ入り含めて全員全国区? at 2023年09月20日 07:56
メイホー、ベンチ入り含めて全員全国区?さん→コメントありがとうございますm(_ _)m
手厳しい意見(汗)
確かに、やり過ぎ感は自問自答の繰り返しですが、、、

ですがですが!!現実の全国大会優勝する高校てこれぐらいでは??!と思います。
福岡第一とか大濠とか、明成その他、全国のオールスター級が集まってきてます。野球の大阪桐蔭もエグいですよね(⁠・⁠o⁠・⁠;⁠)
和歌山の公立でも、当時「うわっ先輩の代中学の選抜メンバー全員入った」みたいな事もありました。
あと、持論ですが、、スラムダンクにモブキャラなんて居てないと思うんですよね〜実際ほとんどのスラムダンクファンは、どのチームのメンバー覚えてますよね??!それを名朋に落とし込んでるだけなんですけどね(汗)

逆に天崎や荒石が無双するのも違うかな、、、とも、、、何より前半なのでその感想は早計かと(; ́∀`)

引き続きお楽しみ下さい。
Posted by 赤木夏紀赤木夏紀 at 2023年09月20日 19:56
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