×ばつ OLYMPUS AIR」がすげえ遊べるプロジェクトの予感たっぷり"> ×ばつ OLYMPUS AIR」がすげえ遊べるプロジェクトの予感たっぷり">
みたいもん

(追記) (追記ここまで)

トップ> ガジェット オタクが世界を救う> ソニーとオリンパスが組んだ「MESH ×ばつ OLYMPUS AIR」がすげえ遊べるプロジェクトの予感たっぷり

いしたにまさきの新刊:HONDA、もうひとつのテクノロジー ×ばつ震災〜 01 それはメッカコンパスから始まった|Honda、もうひとつのテクノロジー 02 ×ばつラウンドアバウト〜 運転する人をサポートすること |Honda、もうひとつのテクノロジー 03 ×ばつグッドデザイン大賞〜 通行実績情報マップがライフラインになった日

HONDA、もうひとつのテクノロジー ×ばつ震災〜 01 それはメッカコンパスから始まった (カドカワ・ミニッツブック) Honda、もうひとつのテクノロジー 02 ×ばつラウンドアバウト〜 運転する人をサポートすること<「HONDA、もうひとつのテクノロジー」シリーズ> (カドカワ・ミニッツブック) Honda、もうひとつのテクノロジー 03 ×ばつグッドデザイン大賞〜 通行実績情報マップがライフラインになった日<「HONDA、もうひとつのテクノロジー」シリーズ> (カドカワ・ミニッツブック)

2016年03月16日

ソニーとオリンパスが組んだ「MESH ×ばつ OLYMPUS AIR」がすげえ遊べるプロジェクトの予感たっぷり

ロフトワークさんから、オリンパスさんとソニーさんの新しい取り組みを発表するので、ぜひ!とお声がけいただいて、正直会場に着くまでは、けっこう軽い気持ちで出かけておりました。

それが、以下のイベントでありました。

[引用]

2015年度のグッドデザイン賞ベスト100未来づくり賞に輝いた両社のプロジェクトがタッグを組んで、企業の垣根を越えたIoTオープンコラボレーションが実現しました。

えーとね、これね、しれっとすごいことが書いてあるんですよ。

日本のこのクラスの企業間でこのレベルの取り組みを、それもオープンというキーワードで実行しているケースって、他にいくつあるんでしょう。それぐらいのレアケースだと思います。

では、オリンパスとソニーはなにを実現しようとしているのでしょう?

[フレーム]

簡単に整理しましょう。

  • オリンパス:OLYMPUS AIRがMESHというセンサーとアプリを手に入れた
  • ソニー:MESHがOLYMPUS AIRというカメラを手に入れた

ユーザーからすると、これでデジカメを簡単にIoTデバイスにする仕組みが、かなり安価に手に入れられることになったということになります。

もちろん、いきなり製品レベルのものまでは、さすがに無理ですよ。

でも、思いついたアイデアをMESHとOLYMPUS AIRのセットであれば、それこれ10分ぐらいでプロトタイプ制作できちゃうんですから、これはすごい。

私は2002年にライフスライスというプロジェクトでメディア芸術祭の特別賞をいただいているメンバーの1人なのですが、当時ライフスライスで相当に苦労したようなことが、今は10分で動作可能なんです。

これは意味がわからない。最高です。21世紀万歳!

P3096784-136.jpg

[引用]

イベントでは、MESHとOLYMPUS AIR A01についての製品およびプロジェクト紹介の後に、コラボレーションに至る点までを言及するパネルディスカッションが行われた。 登壇者は、ソニー株式会社 新規事業創出部 MESH projectリーダー 萩原丈博さん、オリンパス株式会社 技術開発部門 モバイルシステム開発本部 画像技術部 研究1グループ 石井謙介さん、株式会社ロフトワーク プロデューサー 松井創さんの3名。司会をつとめたのはロフトワークの石川真弓さん。

ちなみに、MESHのプレゼン中に、私が投稿したMESHレシピの画面が出てきたのは、なんか妙に面白かったです。

P3096798-146.jpg

さて、会場には、池澤あやかさんもいました。

P3096804-151.jpg

ぐうかわ!

いやそうじゃなくて、なんで池澤さんがいるのかというと。 OLYMPUS AIRで使うAIR SELFIEという自撮プロジェクトのリーダーが池澤さんなんですわ。

▼CP+ 2016のオリンパスブースでの池澤あやかリーダーによる「AIR SELFIE」の説明動画

[フレーム]

OLYMPUS AIR「AIR SELFIEプロジェクト」池澤あやかリーダーによるご説明 from masakiishitani on Vimeo.

×ばつOLYMPUS AIRで、実際になにができるのかという実演デモです。

簡単なやつは説明しても意味がないので、ちょっと高度なやつをご紹介しましょう。

P3096761-121.jpg

これ説明しないと意味がわからないので、くどいですが説明します。

  • 池澤さんと石川さんが立っている場所に人がくるとMESHが検出
  • それをキーにしてHUEに光の色を変える指示がランダムで出る
  • 光が変わったら、OLYMPUS AIRが撮影
  • 同時にOLYMPUS AIRのアートフィルターをランダムに走らせる

これが瞬時に動作して、以下のような写真が自動的に生成されます。

×ばつOlympus AIRによる写真

IMG_1156

この写真がぼけぼけなのは、アートフィルターのせいですが(笑)、それでもこのレベルのことを自動化しようと思ったら、これまでは素人は途方に暮れるしかない。

ということで、一応もう1枚。

P3096770-128.jpg

上のような感じだと、こうなります。

×ばつOlympus AIRによる写真

IMG_3432 2

他にも、3人揃って座ると記念撮影してくれるセットなんかも会場には組まれていました。

P3096819-163.jpg

×ばつOlympus AIRによる写真

IMG_0314

ソニーの人、池澤さん、オリンパスの人は、なんか手馴れてます。

×ばつOlympus AIRによる写真

IMG_0308

私はタイミングがわからず、遭難して助けられた人みたいになってます。

×ばつOlympus AIRによる写真

P3096806-152.jpg

たまたまイベント会場のFab MTRLでデカ顔マスクワークショップの準備をしていた林雄二さんを呼んで撮影してみましたが、結果はこの通りです(笑)。

さてさて、話をぐっと元に戻します。

[引用]

しかしながら、このニュースの一報を聞いた際に、オリンパスとソニーという、カメラ事業部を持つ両社でコラボ企画が可能なのか、と驚きが隠せなかった。

いや、ホントそうなんですよ。

この「MESH ×ばつ OLYMPUS AIR」というプロジェクトで、いちばんの英断をしたのは、誰なのか?というと、それはもうソニーさんです。

ソニーすごいよソニー、まじですごいわ。

だってね、ちょっとカメラに詳しい人ならわかっていると思うんですが、レンズスタイルカメラというジャンルを作ったのはソニーなわけですよ(しかもレンズ交換式もレンズ一体型もある)。

SONY ミラーレス一眼 レンズスタイルカメラ QX1 ボディ ブラック ILCE-QX1
B00O1ZE74A

ソニーの人もオリンパスも言いにくいでしょうから、おれが言いますが、そもそもオリンパスAIRが出たときも、「これってソニーの、、、」というつっこみ状態だったわけです。

ただね、ただね。

オリンパスAIRは、マイクロフォーサーズなので、ソニーさんのものと比較して、絶対的な優位があるんですよ。

  • マイクロフォーサーズなので、マウント径が小さい

これです。

なので、オリンパスAIRは本質的に小さくカメラが作れるんですよ。これは、MESHみたいなものと組み合わせて、どっかに仕込んだりする際には、このサイズの違いは圧倒的に有利なんですよ。

そして、MESHのプレゼンでは、オリンパスの人も「社内にそういう制度があるのがうらやましい」と言ってましたが、ソニーのFirst Flightというプロジェクトも紹介されました。

MESHがソニーの製品でありながら、ソニーロゴは入っていないというのも、このFirst Flightから出た製品だからです。

[フレーム]

[引用]

First Flightとは、まだ世の中にない感動価値を提供したいという計り知れない熱い想いを胸に、無限の可能性に向け果敢に挑むチャレンジャーとそれに共感するサポーターたちが集い、夢の実現に向けて共創するためのプラットフォームです。

電子ペーパーで万能カスタムリモコンを実現する「HUIS REMOTE CONTROLLER」も、このFirst Flightからのプロジェクトですね。

あと、これもそうなのかな(未確認)。

[フレーム]

こういうものが世に出て、さらに環境が整って、加えて「オープン」という思想で、他社であっても、いいところとは組む。

なんだこれ。すばらしいだけか。

ということで、私としては、もうOLYMPUS AIRはもう持っているし、今の実質のメインカメラは、OM-DのE-M5 Mark2でマイクロフォーサーズのレンズもけっこう持っているので、「MESH ×ばつ OLYMPUS AIR」で遊ばない手はないという感じになっております。

最後におまけ。

MESHのリーダーである萩原丈博さんとイベント後にお話をさせてもらったんですが、約10年前のとあるプロジェクトで、お会いしていたことが判明。

そのプロジェクトは、MESHともソニーとも関係ないので、細かい話はしませんが、なんというか、なんかそれで個人的にすごくMESHについて腑に落ちました。

やっぱりね、面白い人はいつも面白いところにいるってことですよ。

さあ、MESHとOLYMPUS AIRでもうひと遊びするぞ。便利とかどうでもいいよ、まずはあそぶところからはじめないとね!

MESH Bundle 3
B016I1LEP4

(追記) (追記ここまで) (追記) (追記ここまで)

« 92冊目「アテンション―注目で人を動かす7つの新戦略」ベン・パー、ひらくPCバッグのマーケティング話はほぼ全部ここに書いてありますな | トップページ | 93冊目「惑わない星・1巻」石川雅之、ホントこの人は天才なんだね »

投稿:by 2016 03 16 10:30 AM [ガジェット オタクが世界を救う] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:

この記事へのトラックバック一覧です: ソニーとオリンパスが組んだ「MESH ×ばつ OLYMPUS AIR」がすげえ遊べるプロジェクトの予感たっぷり:

*これまでにプロデュースしたカバンなど

あたらしいひらくPCバッグ
IMG_2734.jpg

iPhoneも入る財布
IMG_2623.jpg

CamiAppSメモパッド専用 ブックマークホルダー
IMG_3175.jpg

たためる打ち合わせバッグ for CamiApp
IMG_3171.jpg

ブロガーズトート
IMGP0129.JPG

ひらくPCバッグ
P2182920.JPG

とれるカメラバッグ
IMG_2368_DxO

*みたいもん
Best記事

2014:OK Goの日本で撮影された新作PVがすさまじい
2013:セナの走行データとインターナビとログデータのすごさ
2012:EOS 5D Mark IIIの高感度手持ち撮影のすごみ
2011:Chromeの初音ミクCM
2010: グーグルマップ&押井監督
2009: Drobo
2008: Evernote
2007: iKnow
2006: 涼宮ハルヒ
2005: いい歯磨き
2004: コメント欄

*いしたにまさきの著作

・2014年の著作

できるポケット Evernote 基本&活用ワザ 完全ガイド
4844335774

・2013年の著作

Amazon Kindleダイレクト出版 完全ガイド 無料ではじめる電子書籍セルフパブリッシング
4844333976

・2012年の著作

都市と書斎のランドスケール
B00ASOBQJC

あたらしい書斎
4844332783

Evernoteオールインワンガイド
4844332430

・2011年の著作

できるポケット Google+ グーグルプラス スマートに使いこなす基本&活用ワザ 70
4844330993

楽しいみんなの写真 -とにかく撮る、flickrで見る。ソーシャルメディア時代の写真の撮り方・楽しみ方
4861007542

カラー版 机も頭もすっきり! デジタル化情報整理術 (COLOR新書y)
4862487297

できるポケット Twitterをスマートに使いこなす基本&活用ワザ100 [できる100ワザ ツイッター 改訂新版]
4844330063

できるポケット+ Evernote 改訂版 (できるポケット+)
4844329979

日本の若者は不幸じゃない (ソフトバンク新書)
4797362693

・2010年の著作

できる100ワザ iPhone 4 3週間でiPhone名人になれる本
4844329693

マキコミの技術
4844329588

ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である
4774144681

できるポケット+ Evernote 活用編
4844328816

できる100ワザ ツイッター Twitterパーフェクトテクニック (できる100ワザシリーズ)
4844328255

できるポケット+ Evernote
4844328271

・2009年の著作

ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)
4839933162

・2007年の著作

クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング
4822245772


Web
mitaimon

 

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /