みたいもん

(追記) (追記ここまで)

トップ> オタクが世界を救う> OK Goの日本で撮影された新作PVがすさましいので、おれが聞いたOK Goの話をするよ

いしたにまさきの新刊:HONDA、もうひとつのテクノロジー ×ばつ震災〜 01 それはメッカコンパスから始まった|Honda、もうひとつのテクノロジー 02 ×ばつラウンドアバウト〜 運転する人をサポートすること |Honda、もうひとつのテクノロジー 03 ×ばつグッドデザイン大賞〜 通行実績情報マップがライフラインになった日

HONDA、もうひとつのテクノロジー ×ばつ震災〜 01 それはメッカコンパスから始まった (カドカワ・ミニッツブック) Honda、もうひとつのテクノロジー 02 ×ばつラウンドアバウト〜 運転する人をサポートすること<「HONDA、もうひとつのテクノロジー」シリーズ> (カドカワ・ミニッツブック) Honda、もうひとつのテクノロジー 03 ×ばつグッドデザイン大賞〜 通行実績情報マップがライフラインになった日<「HONDA、もうひとつのテクノロジー」シリーズ> (カドカワ・ミニッツブック)

2014年10月28日

OK Goの日本で撮影された新作PVがすさましいので、おれが聞いたOK Goの話をするよ

あのOK Goの新作PV「I Won't Let You Down」が公開され、その内容のすさまじさ、日本で撮影されたこと、冒頭にPerfumeが登場していることもあり、公開するなり、超話題です。

[フレーム]

リンク: OK Go「I Won't Let You Down」 | ロック&クラブ・ウェブマガジン:iLOUD.

[引用]

日本で制作されたこのビデオ、クリエイティブ・ディレクターはMorihiro Harano、アート・ディレクターはJun Nishida、監督はKazuaki SekiとバンドのDamian Kulashで、冒頭にはPerfumeがカメオ出演してますよ。

まずはなんでPerfumeがOK GoのPVに登場しているの?って話なんですが、これある意味状況証拠がすでに出ております。

真鍋大度「OK Goも僕らとPerfumeの仕事を知ってて『Perfumeはすごい』って言ってたよ」 全員「まじで!えー!すごーい!」 あ「OK Go超好き!」

— Perfume bot (@prfmwords) 2014, 10月 27

えーとですね。これは、ホントにかわされた言葉です。

この言葉が出たのは、雑誌Switchの真鍋さんのページでのPerfumeとの対談の中でのこと。そのインタビューを担当したのが私だった、というわけです。

SWITCH Vol.31 No.11 だいやまーく 写真のある生活
4884183509

リンク: ×ばつPerfumeの対談インタビューを雑誌SWITCH11月号で担当、とにかく読んで!:[mi]みたいもん!" href="/index.cgi/larger-text/http://mitaimon.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/manabe-perfume.html">×ばつPerfumeの対談インタビューを雑誌SWITCH11月号で担当、とにかく読んで!:[mi]みたいもん!.

とにかく、過去のOK GoのPVと比較しても、さらにすさまじいことになっているこのPV。

さらに読みといていきましょう。ちなみに監督は、Perfumeファンなら知ってる関和亮さんとOK Goのダミアンです。

まずは、撮影場所。

これは、千葉にあるロングウッドステーションで間違いないでしょう。PVの中にちらっと看板が出ていますし、以下の写真で一目瞭然。

スクリーンショット 2014年10月28日 0.36.49

スクリーンショット 2014年10月28日 0.36.40

次に撮影方法。

OK Goといえば、ワンカット撮影で有名ですが、今回このPVでそのワンカット撮影を実現している機材が2つ。

ひとつは、どうやって手配したのかわかりませんが、HONDAのUNI-CAB。まだ研究段階の製品ですが、私も体験で乗ったことあるぐらいなので、こんな風に使えてしまうわけです。

リンク: Honda|UNI-CUB(ユニカブ).

そして、室内から外、そして空までをひとつなぎで撮影しているので、これはもうマルチコプターが活躍しているはず。

Check out OK Go's astonishingly intricate video, shot with a drone http://t.co/Kpi5fg1Qk1 pic.twitter.com/xm3CsK3iIf

— CNET (@CNET) 2014, 10月 27

というかですね、世界中でマルチコプターの撮影が流行っているんですが、それらの映像を技術でも演出でも一気においてけぼりにする内容です。なんだ、こりゃ。

さてさて。

で、このOK Go。日本で撮影するだけじゃなくて、実はこの撮影で来日した際に、渋谷のFab Cafeでイベントをやっていたんです。

Untitled

ほら。

okgo!!

daitomanabeさん(@daitomanabe)が投稿した動画 -

7月 7, 2014 at 6:39午前 PDT

ほら。

OK Go @okgo のあの面白ダンスビデオは、ミシェルゴンドリーにビデオを監督して欲しくてダミアンの家の裏庭で撮ったプレゼンテーションビデオだったそうな!! #flyingtokyo pic.twitter.com/7iqogF07fG

— 齋藤あきこ (@akiko_saito) 2014, 7月 31

ほら。

with OK GO @ Tokyo shibuya #frontback http://t.co/HlcCu8uwPY

— いしたにまさき(mitaimon) (@masakiishitani) 2014, 7月 31

で、このイベントがまたOK GoのこれまでのPVの歴史をダミアンとティム(はほとんどしゃべらなかったけど)が話してくれるという豪華なものだったんです。

CIMG0239.jpg

過去のPVを見ている、ティムとダミオンの真剣な眼差しがものすごく印象に残っています。

しかも、ホントにPVの最初の話からしてくれたんです。

ということで、最初がこれ。みんな若いですね。

[フレーム]

  • 最初は、たった10人しか、このパフォーマンスは見てなかった
  • ロックはこんな踊りをするべきじゃないなんて言われたりもしたそうですが、ライブではとにかくこれが受ける
  • あとは、これはティムが歌っているからいいとダミアン(その後、ティムの話は何度も繰り返されました)

そして、OK Goが最初に世界的に名前を売った初期のPVがこれ。さすがに見覚えのある人も多いはず。

[フレーム]

  • ミシェル・ゴンドリーにPVを撮って欲しくて、ダミアンの家の裏庭でミシェルにOK Goのダンスを見てもらうために撮影したもの
  • 社交ダンスの先生をやってたダミアンのお姉さんに振り付けをしてもらった
  • 当時はYoutube以前で、ファイルをアップしておいたら、400万もダウンロードされた
  • これはアルバムが売れた数よりもずっと多かった(笑)
  • つまり、ここから変わった
  • もっとすごいビデオを作ろうと思った

そして、OK Goを決定的にしたのが、この10年でいちばん有名なPVと言ってもいい、このルームランナーを使ったPVです。これを知らない人はいないでしょう。

[フレーム]

ここまでをダミアンはこうまとめました。

「まずOK Goは、バンドからはじめりました。でもバンドではなくて、ラジオショーに出るようになって、小さいテレビ番組でダンスをやり、アメリカ全土のツアーに参加して、ライブに出るようになり、そしてとあるたった1人のディレクターのためにビデオを作って、それが400万にシェアされて、その後にYoutubeでとんでもないレスポンスをもらうビデオを作るようになった」

これ、わかりますよね。

あのOK Goだって、最初は踊ってみただけなんです。でも、それを公開したことで、道が開けたということです。

ここから先のOK Goの活躍については、わざわざ私が書かなくてもいいことだと思うので、細かくは書きません。

でも、ダミアンが言ってたことで、いちばん印象的だったのは「このPVが大成功したのはよかったけど、そのおかげでルームランナーの人たちと認識されるのがすごく嫌だった」ということです。

OK Goがすごかったのは、実はここから先、これ以降のPVです。

ルームランナーの人たちという印象を払拭するためもあるでしょう。毎回、一発撮りで、それまで見たこともないようなPVを連発していくのです。

CIMG0247.jpg

イベントが終わったあと、イベントの主催者の1人である真鍋大度さんが、こんなことを言っていました。

「OK Goすごい。だって、ホームランしか狙ってない」

実際、新作の「I Won't Let You Down」も場外ホームラン級です。まさか、千葉でこんなPVを撮っていたとは、このイベントの最中には知る由もありません。

私、個人で言えば、けっこう状況証拠は持っていたので、公開されたPVを見て、なんだかとても悔しいと同時に、ものすごい感動しました。

ということで、日本で撮影された新作PVをもう1回みましょう。

[フレーム]

手抜きをせずに、やり続けたやつがやっぱ最強なんですよ。いやあ、ホントすばらしすぎる。

【追記】

あ、GIZMODOでも記事になってた。というかやっぱりホンダのしわざだったのか!

リンク: 世界初。日本が舞台のOK Go新MV、ついにギズモードにて独占で全編解禁! : ギズモード・ジャパン.

[引用]

そして今回、ニューアルバム「ハングリー・ゴースト」のリリースに合わせて撮られた最新MV「I WON'T LET YOU DOWN」の舞台はここ日本。コラボレーターはホンダです。

【追記2】

あ、Fab Cafeの前にOK Goがどこにいたのかわかった(笑)。

リンク: OK Go来日インタヴュー:ネット時代に音楽をマネタイズするには「走るのを楽しめ!」 : ギズモード・ジャパン.

[引用]

僕たちのファイナンシャルモデルはある意味危険だ。崖っぷちでルームランナーに乗っているようなもので、「後ろを見るな、下を見るな、とにかく走り続けろ、できるだけ速く走れ」の精神だから。ただ、10個リリースしたとして、そのすべてが黒字にならなくてもいい。1つでもマネタイズで成功すれば、残りの9個分も走り続けられる。まぁ、唯一ラッキーだと思えるのは、僕らは走るのが好きなんだよね。

(追記) (追記ここまで) (追記) (追記ここまで)

« Gmailの新サービス「Inbox」を早速テスト、きょうからもうInboxだけでいいです感が満載 | トップページ | OK Goの新作PVはホントにドローン&一発撮り撮影だったのかをしつこく確認してみました »

投稿:by 2014 10 28 02:54 AM [オタクが世界を救う] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:

この記事へのトラックバック一覧です: OK Goの日本で撮影された新作PVがすさましいので、おれが聞いたOK Goの話をするよ:

*これまでにプロデュースしたカバンなど

あたらしいひらくPCバッグ
IMG_2734.jpg

iPhoneも入る財布
IMG_2623.jpg

CamiAppSメモパッド専用 ブックマークホルダー
IMG_3175.jpg

たためる打ち合わせバッグ for CamiApp
IMG_3171.jpg

ブロガーズトート
IMGP0129.JPG

ひらくPCバッグ
P2182920.JPG

とれるカメラバッグ
IMG_2368_DxO

*みたいもん
Best記事

2014:OK Goの日本で撮影された新作PVがすさまじい
2013:セナの走行データとインターナビとログデータのすごさ
2012:EOS 5D Mark IIIの高感度手持ち撮影のすごみ
2011:Chromeの初音ミクCM
2010: グーグルマップ&押井監督
2009: Drobo
2008: Evernote
2007: iKnow
2006: 涼宮ハルヒ
2005: いい歯磨き
2004: コメント欄

*いしたにまさきの著作

・2014年の著作

できるポケット Evernote 基本&活用ワザ 完全ガイド
4844335774

・2013年の著作

Amazon Kindleダイレクト出版 完全ガイド 無料ではじめる電子書籍セルフパブリッシング
4844333976

・2012年の著作

都市と書斎のランドスケール
B00ASOBQJC

あたらしい書斎
4844332783

Evernoteオールインワンガイド
4844332430

・2011年の著作

できるポケット Google+ グーグルプラス スマートに使いこなす基本&活用ワザ 70
4844330993

楽しいみんなの写真 -とにかく撮る、flickrで見る。ソーシャルメディア時代の写真の撮り方・楽しみ方
4861007542

カラー版 机も頭もすっきり! デジタル化情報整理術 (COLOR新書y)
4862487297

できるポケット Twitterをスマートに使いこなす基本&活用ワザ100 [できる100ワザ ツイッター 改訂新版]
4844330063

できるポケット+ Evernote 改訂版 (できるポケット+)
4844329979

日本の若者は不幸じゃない (ソフトバンク新書)
4797362693

・2010年の著作

できる100ワザ iPhone 4 3週間でiPhone名人になれる本
4844329693

マキコミの技術
4844329588

ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である
4774144681

できるポケット+ Evernote 活用編
4844328816

できる100ワザ ツイッター Twitterパーフェクトテクニック (できる100ワザシリーズ)
4844328255

できるポケット+ Evernote
4844328271

・2009年の著作

ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)
4839933162

・2007年の著作

クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング
4822245772


Web
mitaimon

 

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /