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ページID:90718更新日:2024年8月23日
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2024年5月10日
富士山レンジャーは山梨県が設置した自然保護レンジャーです。主な業務は富士山と富士北麓の環境保全のためのパトロール及び登山者や観光客への富士登山安全指導で、国立公園におけるルールやマナーに基づいた啓発活動を行っています。富士山の自然に対する興味を持っていただき、環境保全に対する意識を高めていただくための環境学習会にも力を入れています。
富士山レンジャーは山梨県立富士山世界遺産センター勤務。現在7名です。
2024年5月10日
富士山吉田口登山道の激混み状況は報道などを通じてご存じの方も多いと思います。令和5年度の登山シーズンにもレンジャーはその真っ只中に入って、巡回、指導などを行いました。
レンジャーは登山口である五合目での軽装登山者や弾丸登山者に対する指導や、登山道の危険な場所、周りの迷惑となる場所で寝ている登山者に対しての声掛けなどのほか、ときには登山初心者のザック調整のお手伝いも行うことがあります。皆さんに気持ちよく安全に登山を楽しんでいただきたいというのがレンジャー全員の願いです。
レンジャーは富士山が閉山している時期も富士五湖周辺の山々や東海自然歩道などを歩いて巡回しています。歩道上や周囲の自然に異状がないか、利用者の皆さんがルール・マナーを守って楽しんでいるかを見守っています。
2024年5月10日
レンジャーは富士山北麓、富士箱根伊豆国立公園の山梨県側を巡回し、不法投棄を発見した場合は関係自治体等に連絡しています。レンジャーによる不法投棄発見数の推移と令和5年度に発見した不法投棄物の内訳は以下の通りです。
ゴミ集積場と見紛うばかりの光景や青木ヶ原樹海のキャンプ残骸などを実際に目の当たりにすると唖然とします。上記のグラフにカウントされているのは、大きかったり、まとまって投棄されているものだけです。これにカウントされない道路、歩道沿いや空き地に投げ捨てられている小さな投棄物は数知れません。地元の有志の方やボランティア団体の皆さんの清掃活動によって、なんとか今の状態を維持しているというのが実情です。
観光客数や人の動きがコロナ前に戻ってきた令和6年。ゴミが激増しないか今から戦々恐々です。ここをお読みになっている皆さんは、捨てる側の人にならないようにお願いします。
2024年5月10日
麓でのレンジャーの活動の中で巡回と並んで大事なのが、環境学習会です。地元の学校や社会人など、時には世界遺産センターで、時には学校等に出向き、富士北麓の自然の成り立ちや環境問題などについて分かりやすくお話しています。令和5年度は50回以上の学習会を行い、受講者数は延べ1640人でした。
[画像:学習会]
令和5年度のトピックスの一つは出張学習会の対象を幼稚園や保育園に広げたことです。ゆるキャラ「カルチャくん」の力も借り、学習会はいつも大盛況。これからもこの取り組みは続けていきますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。
もうひとつのトピックスは静岡県富士山世界遺産センター(富士宮市)や富士山樹空の森(御殿場市)など静岡県へも活動の枠を広げたことです。今後も県の枠にとらわれない活動をしていきたいと考えています。
2024年6月4日
富士山レンジャーの情報発信として年間を通じて行っているのが、「富士山レンジャー写真展」の巡回展示です。令和5年度は富士山世界遺産センターをはじめとして県内外の様々な場所で展示し、多くの方々に見ていただきました。富士山の自然や環境問題の現状など伝わればと思っています。
終了したものも含みます。
6月1日(土曜日)〜6月16日(日曜日)
モンベル御徒町店
6月21日(金曜日)〜7月21日(日曜日)
河口湖ショッピングセンター・ベル
7月27日(土曜日)〜8月22日(木曜日)
富士吉田市立図書館
8月29日(木曜日)〜9月11日(水曜日)
山梨県立図書館
9月13日(金曜日)〜9月26日(木曜日)
静岡県富士山世界遺産センター
10月10日(木曜日)〜10月30日(水曜日)
富士河口湖町役場
11月7日(木曜日)〜11月27日(水曜日)
道の駅なるさわ
12月10日(火曜日)〜12月22日(日曜日)
甲府市立図書館
1月16日(木曜日)〜1月29日(水曜日)
身延町総合文化会館
2月3日(月曜日)〜2月28日(金曜日)
富士山世界遺産センター(北館)
3月3日(月曜日)〜3月26日(水曜日)
富士山世界遺産センター(南館)
2月3日(月曜日)〜3月28日(金曜日)
山梨中央銀行吉田支店(2023年度版)
