2011年01月26日
「水域」を読んでみた。
「蟲師」のころから漆原友紀っていう漫画家は気になってて、現実とファンタジーが奇妙に交錯するあの世界観はすげえなと思っていたんだけれど、表紙買いしてしまったこの「水域」上下巻はまた凄かった。
まず、表紙買いしたぐらいに惹かれた表紙のカラーイラスト。
上巻は頭首工か堰と思われる河川構造物。。
下巻は吊橋。
これがあーた、漆原氏のあのタッチで描かれてるわけで。
これだけでもステキ過ぎる。
内容については、あえて詳細を語る野暮は致しますまい。
現代日本を舞台にしてるのにこれだけのファンタジーを描けるのかーという驚き。
このテーマを扱ったら、凡人は結末で白黒つけたがると思うんですよ。
そういうテーマを選択しながら、はっきりとした色をつけずに(つまり余り政治性を帯びずに)エンディングに着地させる力量というかバランス感覚というか、これはもう神だなとか思ったり...
だからもしかしたら、一部の白黒つけたい人には物足りなさを感じさせるかもしれないと思ったり。
理論武装して読んだら面白くありません。
表紙に興味を持たれましたら、ぜひ手に取って読んでみてください。
水域(上) (アフタヌーンKC) [コミック] / 漆原 友紀 (著); 講談社 (刊) 水域(下) (アフタヌーンKC) [コミック] / 漆原 友紀 (著); 講談社 (刊)
まず、表紙買いしたぐらいに惹かれた表紙のカラーイラスト。
上巻は頭首工か堰と思われる河川構造物。。
下巻は吊橋。
これがあーた、漆原氏のあのタッチで描かれてるわけで。
これだけでもステキ過ぎる。
内容については、あえて詳細を語る野暮は致しますまい。
現代日本を舞台にしてるのにこれだけのファンタジーを描けるのかーという驚き。
このテーマを扱ったら、凡人は結末で白黒つけたがると思うんですよ。
そういうテーマを選択しながら、はっきりとした色をつけずに(つまり余り政治性を帯びずに)エンディングに着地させる力量というかバランス感覚というか、これはもう神だなとか思ったり...
だからもしかしたら、一部の白黒つけたい人には物足りなさを感じさせるかもしれないと思ったり。
理論武装して読んだら面白くありません。
表紙に興味を持たれましたら、ぜひ手に取って読んでみてください。
水域(上) (アフタヌーンKC) [コミック] / 漆原 友紀 (著); 講談社 (刊) 水域(下) (アフタヌーンKC) [コミック] / 漆原 友紀 (著); 講談社 (刊)
【関連する記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック