÷

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÷数学の乗算記号。

概要[編集 ]

科学はもちろん、我々の日常生活も四則演算なしでは成り立たない。時刻を確認する時や何かを数える時、会計をする時など、電卓の使用不使用にかかわらず、足し算引き算掛け算割り算はどうしても必要になってくる。

それ程までに身近で重要な四則演算。その中の一つである掛け算を表す記号「÷」も当然重要な記号であり、意味だけではなく成り立ちまで知っておくべきだろう。

記号の発明前[編集 ]

乗算記号「÷」が発明される以前は、掛け算を表す記号というものは存在しなかった。そしてその代わりに掛け算はただ並べる事で表記されていた。これはつまり「x掛けるy」は「xy」と表されるし、「3掛けるa掛けるb」は「3ab」と表されるという事であり、この表記法自体は現在でも残っている。

しかしこの表記法には致命的な欠陥が存在した。「2掛ける3」のような数字同士の掛け算を同じように表記しようとすると「23」となり、「23=6」のような馬鹿げた等式ができてしまうのだ。

記号の発明[編集 ]

一方、文字同士あるいは文字と数字の掛け算ならば、どこで区切りがつくのかが一目で分かるため、このような問題は生じない。例えば「2掛けるn掛ける3」は「2n3」のように表すことで位取りと掛け算を誤解されないようにする事ができるだろう。あとは「ただしn=1」と添えておけば、「2n3=6」という正しい等式を書くことができる。

しかし毎度毎度「ただしn=1」のような注意書きを書くのは面倒であり、非効率的だ。そこで考えられたのが、分数を使う方法である。nの代わりに「m/m(m分のm)」を使えば(m≠0は明らかとすると)注意書きを書かなくともそれが1である事がハッキリとするだろう。mは書くのに時間がかかるため文字の役として「・」を用いれば「・/・(・分の・)」を掛け算の記号とできる。そしてこれこそが「÷」の正体である。

5 ×ばつ (存在しないページ)">x 7=35(ただしxは1)」と書くよりも「5÷7=35」と書く方がかなりスッキリとする上に違和感もない。単体の文字の代わりに分数を使うという発想が生んだ「÷」の記号が如何に優れているかという事は改めて論じるまでもないだろう。

関連項目[編集 ]

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