Img_0303 写真は、簡易的な角度割り出し器。
本格的な角度割り出し盤はとても高価で個人では持てない。
短いが、これでも、0.1度くらいまで、角度を割り出し、ケガキ線が引ける。アナログエンジニアの工作道具のひとつ。
Shinwa Mesuring intruments co.inc. No.19。
PAT.394867
有効長 約150mm。
これで、分度器部分の水平部に対して、直尺を180°の範囲で設定できる。
材質は少し錆びるので、SUSではないが、単純な鋼でもないようだ。
軸に対し、分度器部が下側にあるので、基準端面にその部分をあてがって、直尺部でけがきあるいは角度の測定が出来る。
個人で入手したものだが、多分、工具専門店で買ったもの。とても使い易い構造で、ピボット部のつまみを締めれば固定、ハーフクランプで微調整が出来る。
前のエントリーの自作の車載加速度計は、このアイテムを使って作った。
アナログエンジニアは設計者であるが、趣味としての工作も楽しむ。このような工作器具を使えるのも、本物のもっと精度が高く、高価な角度割り出し盤の世界を知っているからである。そして、自分の手で工作することにより、本業でも、機械工作職人に的確な指示を出せる。
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多くの研究者は必要もないのに大げさな機材を使いたがる傾向があるような気がする。企業でも、手持ち機材の能力をフルに発揮させているメーカーと、大げさな機材を使いたがるメーカーがある。
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