単眼鏡は双眼鏡に比べ持ち運びやすい。
愛用しているのは、7倍、対物径15mmのダハプリズムを使い、対物と接眼レンズが一直線になっているタイプだ。見かけ視界は約45°と、この種のものとしては広い。ポケットに入れて持ち運べるので、観光旅行や近距離アーチェリーの着弾確認に良く使う。
倍率7倍は手持ちで見ることのできるちょうど良い倍率である。大きすぎる(10倍以上)倍率は手ぶれのため実用にならない。
見かけ視界が広いと、倍率の割に実視野が広いので目標を探しやすい。
ズーム式の単眼鏡を使ったこともあるが、迷光が多くコントラストが悪く本来期待する性能が出ていない。視野も狭い。高倍率側は手ぶれで使い物にならない。
アナログエンジニアは眼鏡をかけているので、接眼レンズから目の位置までの最大長さ:アイレリーフが適度に長いことも必要だ。アイレリーフが短いと接眼レンズに眼鏡が当たり、ますますぶれやすくなる。
愛用の単眼鏡は、きちんとした反射防止膜が付いているとともに、内部も迷光防止処理が行われているようで、逆光でもそこそこに見える。対物口径の理論分解能近くまで見えているのだろう。ただし、一般に出回っている単眼鏡の2倍以上の価格だが、それでも私の満足度は高い。
このような良質の小道具を手に入れ、しばしば使うとき、異業種のエンジニアの心意気を感じる。
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