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021 大きな温度係数を持つ材料の特定の物理的性質の温度係数は、基準となる温度点を明確にしなければ、その数値は見かけ上変わってくる。
0°CでA0、100°CでA100=×ばつ(1+αT)の形で表現される物性値Aの25°C付近での温度係数を計算してみよう。
A25=×ばつ(1+25α)であるから、25°Cの物性値A25を基準とした平均温度係数α’は次式で計算できる。
α’=(A100-A25)/(×ばつ75)=α/(1+25・α)
である。α=4400ppm/°Cなら(1+25α)=1.11であるから、25°Cを基準とした温度係数は4400ppm/°Cの1/1.11となり、3964ppm/°Cとなる。
高い温度係数をもつ材料は線形とは限らない。白金測温抵抗体などでは、表の形で各温度の相対抵抗値が規定されている。
温度係数はppm/°C単位とは限らない。例えば、熱電対ではμV/°C単位で表現される。
多くの材料の複数の物性値は温度や他の要因に支配されるので、正確な物性値の温度係数の測定は決して簡単な作業ではない。
しかも、温度の精密測定は簡単ではないのである。それなりの設備が必要だ。水晶では温度係数の小さい面方位が多く使われるが、温度依存性の大きいカットや2次の温度係数の小さい方位もよく知られている。
温度特性の測定は案外、複雑な要素を含む。そして、広いエリアの温度を均一に保つことは難しく、大型の恒温槽では数°Cの槽内温度の違いがあることすらふつうに生じる。
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