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近年、アイドリングストップを行う車が増えてきた。アナログエンジニアの車にはその機能はないが、平均燃費が表示されるので、渋滞などの場合には平均燃費がアイドリング中にどんどん下がる。
市中を走行していると、巡航速度の半分程度の平均速度しかでない。このことは、私の走行環境では、加減速と停止時のガソリン消費が結構大きな割合を占めることを意味する。
そこで出てきたのが、短時間でもアイドリングを停止することで、燃費を改善する動きだ。
アイドリングストップによる燃費改善効果は顕著であることに異論を唱える気はない。しかし、多くのアイドリングストップ車は、同時に車の空調を停止する模様だ。
今年の夏は暑かった。渋滞のなか、車の空調が停止すれば居住性の悪化は免れない。頻繁なエンジンの起動・停止を行えば、電池やスターターなどの負担が増加する。この点は十二分に信頼性試験がなされているのだろうか。
新車から10年で10万km走るとして、車の償却分は15-30\/kmにつくだろう。ガソリン代は10\/km前後であり、車の償却費の方が多くの場合高価になる。エンジン制御が複雑になった分整備費も若干増加することであろう。
素朴な疑問として、車の本体価格が高い→資源の消費量が多い→本当にエコか? の疑問が残る。
電池自動車になれば、もっと、この素朴な疑問は高まってくる。
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