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洋弓の弦は通常打ち終えた直後に切れる。通常弓(リカーブボウ)なら、弦(ストリング)は1本。
射の直後に切れる理由は、矢に伝達した弾性エネルギーの残りがリムの上下方向の運動量となって弦を引っ張るからである。
従って、弦が切れた時にも、矢は所定の方向に飛ぶ。そして、リカーブボウの場合は予備弦と簡単に交換できるので、弦が切れても競技は続けられる。
しかし、複合弓(コンパウンドボウ)の場合には簡単には交換できない。アナログエンジニアは複合弓の弦の破断には遭遇したことがない。
複合弓では、ストリング(矢を番える弦)、バスケーブル、コントロールケーブルの3本の弦がある。4本使用するタイプもある。どの弦が切れたらどういう状態になるのか私には未知である。最近、弦がささくれ立ってきたので、弦の交換をプロショップに依頼中。
したがって、今月は弓に触れていない。
コンパウンドボウの空打ちの場合には、カムのシャフトを傷めるが、どの弦が切れたらどうなるか経験していないので良くわからないが、弦で腕を激しくはじかれることもあるらしい。
いずれにしても、複合弓での弦の破断は通常弓より複雑な現象が生じるだろう。そこで、事前交換=予防保全をプロに依頼した訳である。
複合弓は合理的にできているが、複雑な分、トラブル時の挙動予測がしづらいのである。
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