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ABS(アンチロックブレーキシステム)はブレーキング時のタイヤの滑りを抑制する装置。静止摩擦係数>動摩擦係数だから、ブレーキを掛けた時、滑らないぎりぎりの制動圧にするのが最短で止まれるし、制動中のハンドルも効く。
アナログエンジニアはABS装着車に乗るようになって、一度だけABSが作動するようなブレーキングをしたことがある。器用なことはできないので、ガーンとブレーキペダルを押す。押し放し。ガガガという感触でハンドルを取られることなく停止。
一度だけ、自動車安全訓練センターのスリップバーンでスリップ体験をしたときには、判っていてもブレーキを踏めなかった。教官の一喝で初めてフルブレーキング。素人はこんなものだろう。
もっと頻繁にABSを作動させる方もいるかもしれないが、運転技量に自信がないので普段は余裕のある運転をしている。
ABSは必然的にタイヤのロックを検出する必要があるので、タイヤの回転計をはじめとするセンサからの信号を受けてブレーキ圧を適度に緩める動作を行う筈である。
タイヤロック時以外にブレーキを緩める動作が行われれば、ブレーキが効かない危険な状態になる。ABSが働く確率はかなり少ない。そしてABSの誤動作は動作する確率よりはるかに少なくなければならないはずだ。
昔は機械式のものもあったらしいが、今では電子制御。
その制御装置には極めて高い信頼性が要求される。必要時ABSが効く確率が100%で誤動作する確率0%が望ましい。そして、センサ故障時にはABSが動作しなくても、フルブレーキングに応答してもらいたいものだ。
そして、その機構は安全性を保つようにフェールセーフになっていることと、安全証明が可能な単純な論理/システムになっていることを強く願う。
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こんばんは入門者にゅーきちさん
リアルタイム制御などのデジタルシステムでは、割り込み特に複数の割り込みがあった後の分岐に穴が多く発生するようです。
バグは肥大化するソフトの流用により、思わぬところ(ソフト屋さんの言い分)発生しています。
投稿: 5513 | 2010年2月17日 (水) 20時50分
こんばんわ5513さん
回答ありがとうございます。
開発者が思わぬ所という言い訳を使用するのは悲しいことですね。
最近の状況をみると自動車企業は鉄やアルミ加工の品質、信頼性の追及には成功したが、電装部品の部門では???と思います。
消費者としては同じ品質を追求して欲しかったと思います。
投稿: 入門者にゅーきち | 2010年2月17日 (水) 21時29分
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こんばんわ5513さん
複雑化する制御に対して穴をすぐに発見できるような技術者になりたいです。
投稿: 入門者にゅーきち | 2010年2月16日 (火) 22時27分