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理系を目指す小中学生の関心は、宇宙・ロボット・アニメが多いらしい。
要するにマスコミに取り上げられ目に触れる分野が多いのだ。
最近では、表情を作る女性型ロボットも話題になった。
しかし、必要なのは人の姿とは全く異なる産業用ロボットや、極限環境下で動作するロボットだ。愛玩用ロボットは玩具メーカーに任せればよい。国費を投じて開発すべき意味合いは薄いだろう。
ロボットは一例に過ぎない。
アナログエンジニアは国の科学予算をすべての大学の教師に分配する必要はないと考えている。基礎研究や要素研究ならいざ知らず、他の研究者がやっていないニッチ研究テーマで補助金をかき集める方も少なからず存在する。
その一方で、最先端の製造現場では、自動化された設備で大量生産しているので、試作段階以外では人減らしが進行している。機械を作れ操作する方は必要だが、手仕事は少なくなる一方である。当然、中途半端な技術者、技能者は不要になる。雇用をサービス業に回さなければ、あぶれる人が多く出てくる。
大学全入時代、現代の工学についていける人材をすべての大学は輩出しているのだろうか。
大学卒と名がつけば、会社の方も組み立て職人にするわけにいかないから、雇用のアンマッチが生じるのは当然である。難しい時代である。
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