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デジカメの分解3(アクチュエータ編)
一番の大きなな場所をとっているのは、DCサーボモータ。ウォーム減速機のあと、平歯車数段で減速している。歯車、軸ともにプラスチック製であるが実にスムーズに動く。減速機部分にはフォトインタラプタが2個装着されているので回転方向の弁別を行っている。
左側上段には超小型の2相パルスモータのような構造のモーターが見える。
パルスモータ?の下と右側に回転ソレノイドらしきものが見える。目ざまし時計の1相パルスモータに似た形であるが、もっと小さい。各ユニットはFPCを介しそれぞれの場所にはめ込まれている。精密な樹脂モールドによる成形で見事に組み立てられている。シャッター関係のアクチュエータらしい。
他のユニットとともに、はんだ付けによる最終組み立てはしておらず、コネクタ接続が基本になっている。この構造ならユニット交換による修理は可能だろう。なお、各ユニットには点検マークなどが記入されているので、ユニット単位でチェックし最終組み立て工程に入るのだろう。
アナログエンジニアは自分の持つ精密時計ドライバーで殆ど無傷のまま、光学系以外は取り外すことが出来た。
見事な設計である。ここでもきちんと性能が出るべきして出るような構造になっている。
感心することしきり。しかし、こんな内部構造を一般の若者に見せても興味をひかないだろうな・・・・。今や使う側に立って、種々評論する人はいるが、高性能でかつ安価に入手できる時代に、理系の興味を引く展示、デモ、実験はとても難しい。まして、手作りで物を作り感動を取るには、周囲にあふれているハイテク製品の中では、その原理をきちんと理解できるレベルでないと難しいと感じる。
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